10年の冷凍睡眠(というか冷凍状態で死んでいるという設定)を経て甦った息子の人格は大きく変わっていた。非情に残忍に冷血に。そんな息子を盲目的に愛する愚かな母親。物語は比較的静かに進んでいきますが、ラストの盛り上がりはさすが。で、終わったかと思いきや、エンドロール寸前には意外な……これはちょっと蛇足っぽかったですが(笑)。
派手さはないものの、じわじわくるタイプのホラーでした。こういうのもいいですね。
ウェス・クレイヴンのマイベスト1は『エルム街の悪夢』(1984年)で、ベスト2は『デッドリー・フレンド』(1986年)です。その間に、こんな佳作を撮っておりましたか。このころのウェス・クレイヴン、最高でありますな(嬉)。


最後に、『エルム街の悪夢』と『デッドリー・フレンド』のVHS版を。どちらも大好きな映画です。

