◎キム・ドンシク『世界でいちばん弱い妖怪』小学館(21)
韓国作家のショートショート集、全18編。
◎ジャンニ・ロダーリ『クジオのさかな会計士』講談社文庫(21)
講談社文庫では、『パパの電話を待ちながら』(14)、『緑の髪のパオリーノ』(20)に続くロダーリ3冊目の童話集です。60編収録。これは買います!
◎福井健太編『SFマンガ傑作選』創元SF文庫(21)
傑作SF短編14編を収録。ほとんどは読んだことがあり、うちのどこかにあると思います。買うか迷っていたのですが、現物を見たら――欲しいっ。



もう1冊買ったのですが、一緒に紹介したい本がありますので、明日にでも。(いまは探すのが面倒臭いのです)→この記事
70年代、80年代のマンガ家さんはほとんど知っていますし、けっこう作品も読んでいますが、90年代以降は知らないマンガ家さん、知らない作品が多いです。
本の表4には――
>SFマンガの黄金期ともいうべき1970年代
と書かれています。この時代を体験できたのは幸せなのかもしれません。
私も「SFマンガ傑作選」入手いたしました、大変スタンダードなセレクトの優れたアンソロジーだと思います
ただ山上たつひこと永井豪の作品が収録されていないことが残念でした、なんらかの「事情」によるのだろうとはおもうのですが・・・ただ永井豪の場合は分かりませんが山上たつひこは「もしかして・・・」という事実にごく最近に偶然遭遇しました、山上たつひこがネットで発表している、「自伝」(?)で私が今回の傑作選に収録すればよいのにと思っていた作品群に低い評価しか与えていないのでした、これは一読者としてショックでした・・・
おっしゃる通り、山上たつひこや永井豪の作品がないのは残念ですね。藤子・F・不二雄同様、著作権関連のハードルがあるのではないかと思いますが。吾妻ひでおや高橋留美子がないのも淋しい。
贅沢を言い始めたらきりがありませんね。これだけの作品を1冊にまとめてくれたのですから、満足しています。
ちなみに、収録作品中、最も思い出深いのは「生物都市」です。最初に読んだのは『日本SFベスト集成』。こんなマンガ家がいるのか、と驚きました。