2021年04月16日

『大聖神』

◎日下三蔵編/横田順彌『大聖神』竹書房文庫(21)
 編者よりお送りいただきました。ありがとうございます。
 何はともあれ、カバーですよね。パラフィン紙が破れているわけではなく、こういう装幀なのです。帯を外した画像も隣に載せておきます。
 カバーだけではなく、本文ページにも古い本に見える仕掛けがあります。これはまあ、現物をご覧になってください。
大聖神.jpg 大聖神(帯なし).jpg
 前作『幻綺行 完全版の装幀もすさまじかったですが、それを超えましたね。これ、古本屋の棚に並んでいたら、すっごく古い本にしか見えませんよ。いやもう、お見事!
大聖神(カバー).jpg
 竹書房文庫から目が離せません!
posted by 高井 信 at 11:08| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も竹書房文庫版『大聖神』を読みました。凝った装丁にはびっくりしました。目次の頁には紙のシワまで再現されていました。印刷かどうか、思わず指で確認したほどです。
 作品も本当に面白い。読者を喜ばせる場面がいくつもあります。雨宮志保がとっさの機転で剣舞を舞うあたりなど思わず拍手をしたくなりました。
 ただいくつかの謎が解き明かされないままなのは作者の計算なのか、あるいは紙数が尽きてしまったからなのかなぁ。ともかく面白いお話でありました。
おっしゃるとおり、竹書房からは目が離せませんなぁ。
 もっと横田さんの明治物が読みたくなり柏書房の<横田順彌明治小説コレクション>全3巻を買おうと思っています。
Posted by 山本孝一 at 2021年05月03日 08:52
面白いですよねえ。私はリアルタイムで読んでいました。こうして再評価されるのはものすごく嬉しいです。
>もっと横田さんの明治物が読みたくなり柏書房の<横田順彌明治小説コレクション>全3巻を買おうと思っています。
 おおっ。面白いですよ~~。
Posted by 高井 信 at 2021年05月03日 09:33
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