2021年02月09日

映画『新モンテ・クリスト』


 DVDボックス『無敵の剣士たち』より、映画『新モンテ・クリスト』を観ました。1946年のアメリカ映画。
 物語は1868年、初代モンテ・クリスト伯(エドモン・ダンテス)が歿して20年後から始まります。主人公は同姓同名のエドモン・ダンテス。初代モンテ・クリスト伯の甥の息子です。
 偉大な大伯父モンテ・クリスト伯の莫大な遺産を受け継ごうとした矢先、3悪人の奸計(遺産乗っ取り)によって脱獄囚に仕立て上げられ、流刑地(デビルズ島)に送られます。しかし(ペストに罹ったふりをして)脱獄に成功。デビルズ島で出会った仲間(役者で、変装は、するのもさせるのもお手のもの)の協力を得て復讐が始まるという――まさに本家を彷彿させるストーリーです。初登場時のダンテスは軽薄かつ軟派な若者にしか見えませんでしたが、幾多の試練が彼を大きく成長させます。
 86分という短さゆえ物足りなさはありますが、『モンテ・クリスト伯』の魅力がぎゅっと凝縮されています。悪人に自らの正体を明かして復讐を遂げるシーン、そしてエンディングの爽快感は、これぞ『モンテ・クリスト伯』!
 充分に楽しませてもらいました。
posted by 高井 信 at 20:22| Comment(1) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
映画のデータをチェックしてみましたら――
 原作はカート・シオドマク、アーノルド・フィリップス。
 どうやら『ドノヴァンの脳髄』のシオドマクのようです。興奮!
Posted by 高井 信 at 2021年02月09日 20:28
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