私の身内もパーキンソン病に罹り、20年ほどの闘病ののち、1996年に他界しました。当人はもちろんのこと、私たちも大変でした。
この本の著者がパーキンソン病の兆候に気がついたのは2001年とのこと。そして、このエッセイを描き始めたのは2013年。
パーキンソン病が発症して12年も経った人がマンガを描いている! しかも、それを全く感じさせない絵柄で!
驚きました。身内がこの世を去ったあと、ずいぶん治療法が進歩しているのだろうとは思いますが、それにしても……。。
やむにやまれぬ衝動に駆られて購入。読んでいる間、身内とのあれこれがオーバーラップし、なんとも言えない気持ちに陥りました。
島津さん、手術が功を奏して、よかったですね。心から、そう思います。

マンガで描かれている女性はどう見ても20代。主人公の容貌と内容に違和感があったのですが、その理由がわかりました。
年齢相応の容貌にしてくれればよかったのにな、と思います。