私が子どものころ(1970年前後)に読んだ里中満智子で、最も印象に残っているのは『ナナとリリ』『ララ・ハート』『ピアの肖像』ですが、『絵里子』もそれに近いくらい印象に残っているのです。先の3作は私が子どものころに読んだものとは別の再刊本(→この記事ほか参照)を買い直しましたが、この『絵里子』は、当時読んだバージョン(初刊になるのかな)です。

一気に読み終え――
うわあ。面白かった。思い出の里中満智子の4番手にしてしまい、申しわけない。いま、あえて順位をつけるなら、『ナナとリリ』『絵里子』『ララ・ハート』『ピアの肖像』の順番となりましょうか。(ついでに書いておくと、第2巻の巻末に収録されている短編「いとしのジュリエット」「花よめのうた」もよかった)
私のなかの里中満智子ブーム、まだまだ続きます。