◎山口雅也編著『奇想天外 復刻版アンソロジー』南雲堂(17)
◎山口雅也編著『奇想天外 21世紀版アンソロジー』南雲堂(17)



何度でも書いてしまいますが、私はSF専門誌「奇想天外」でデビューさせていただきました。このロゴを見るだけで感涙感涙、また感涙。(→この記事参照)
復刻版のほうは、もう懐かしさの極みです。あれから40年くらい経っているわけですが、けっこう覚えているタイトルがありますね。いまと違って、買った本は隅から隅まで読んでいましたからねえ(笑)。あのころ、まさにわが青春でした。
21世紀版は、ちょっと違います。私にとって「奇想天外」誌はSF専門誌なんです。SF専門誌を謳っていた第2期はもちろん、第1期も(ホラーもファンタジーもSFの一種と思っている私にとっては)ほぼSF専門誌でした。そういう意味では、21世紀版はミステリ色が濃く、その点が個人的にはちょっぴり残念な気がしないでもありません。
いやまあ、些細なことですね。嬉しいです!
あ、そうそう。
光文社文庫『異形コレクション』の新刊も買おうと思っていたのですが、店頭在庫なし。(ショートショートの資料2冊とともに)取り寄せを頼んできました。次回行くときまでに入荷しているといいな。
あはは。実は昔、書かなかったんですけれど、「ふーん現象」というのを思いついたんですよね。どんな驚くようなことを聞いても、見ても、「ふーん」で済ませてしまう現象が蔓延する。
「驚かない女」は1923年の作品。書かなくて、よかったのかな。いや逆に、書いておけば面白かったかも(笑)。