帯に――
>47都道府県の名所名産から紡がれたふしぎなお話
とあります。


『ショートショート診療所』が刊行された際、それを記念して「ご当地ショートショート」なるフリーペーパーが作られました。広島、愛媛、福岡、兵庫、愛知、大阪、京都、奈良、和歌山、滋賀、東京、神奈川、埼玉、静岡をテーマに田丸くんが書き下ろしたショートショートが掲載されている冊子、全14種です。それぞれ、その地域の書店で配布されました。(アップした画像は、わが地元・愛知編)
『ショートショート列車』にはフリーペーパーでは書かれなかった都道府県のショートショートを書き下ろし、47都道府県をテーマにしたショートショートが揃ったわけですね。
私はフリーペーパーの「兵庫編」だけ入手できませんでした。この本にはそれも収録されているわけで、ささやかに喜んでおります。
もうしばらくお待ちくださいね。
こういった企画をもとにした場合って、初出とかの扱いが難しそうですが、ショートショートって、ただでさえ初出を後で辿りにくいものなので、明記して欲しいなあ――と書誌マニアは思ってしまうのでした。
(たとえば、江坂さんなんて、どれだけ初出が明かされているのだろう? 今となっては、書き下ろしと殆ど区別できなくなっている気がします(汗))
特異な出版社のせい――とは思いたくないところですが。
江坂さんは、ご自身はきっちりと記録されているはずです。いずれ、ちゃんとした形でどこかに発表してもらいたいです。
>特異な出版社のせい――とは思いたくないところですが。
出版社というより、担当編集者でしょうね。