2016年03月16日

『現代若者コトバ事典2016』

 先週金曜日(11日)、「中日新聞」にこんな記事(下に掲載。画像クリックで拡大表示)が載っていました。
 わ。面白そう。こんなの大好物。
 300部発行の非売品で、希望者は発行者(加藤主税教授)にメールを、と書かれています。さっそくメール発信。すぐにご返信をいただき、本日、本が届いたというわけです。
◎加藤主税編著『椙女大生が集めた現代若者コトバ事典2016』椙山女学園大学人間関係学部(16)
 まだざっと眺めただけですが、見たことも聞いたこともない言葉がてんこ盛り。これは楽しいですね。加藤さま、ありがとうございました。じっくりと楽しませていただきます。
中日新聞2016・3・11.jpg 現代若者コトバ事典2016.jpg
 うちの書棚を見回すと、こんな本が目に飛びこんできます。
◎塩田勝編著『流行語・隠語辞典』三一新書(81)
◎中野収『新人類語』ごま書房・ゴマセレクト(86)
◎ヤング隠語調査委員会『ギャルの隠語おもしろ大辞典』二見文庫(94)
◎北原保雄監修『みんなで国語辞典!』大修館書店(06)
◎北原保雄監修『みんなで国語辞典②あふれる新語』大修館書店(09)
 若者言葉の変遷が見渡せますね。『新人類語』は確か新刊発行時に買いました。このころから私は若者言葉に興味を持っていたのです。
◎加藤主税編著/中根英登著『日本語発掘―和語の世界―』晃学出版(02)
 若者言葉ではないですが、加藤教授の本もありましたので、ご紹介。
流行語・隠語辞典.jpg 新人類語.jpg ギャルの隠語おもしろ大辞典.jpg
みんなで国語辞典!.jpg あふれる新語.jpg 日本語発掘.jpg
posted by 高井 信 at 11:13| Comment(5) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
へえ。「KY」は「空気が読めない」という意味ではなくなっているのですか。いやはや。
 まあ、私はこんな言葉を使う気はありませんから、どうでもいいんですけど、KYユーザーはどう対処しているのでしょう。
「きもい」なんかも、たとえば「肝が据わっている」という意味に変わってくれないかなあ。「きも」が据わって「い」る。
 聞くたびに嫌な気持ちになる言葉なのです。
Posted by 高井 信 at 2016年03月16日 14:08
誤解されているかもしれないので、書いておきます。
 私は若者言葉肯定派です。私も若いときは大いに使いました。ただし、使うのは仲間内限定。公の場では使いませんでした。
 インターネット(もちろん公の場です)の書き込みを見ていると、現代の若者はそういった意識が希薄のように思えます。時代の違いと言えばそれまでですが……。
 自らの犯罪行為を平気で書いたりするのは、公の場という意識が薄いからなのかもしれませんね。
Posted by 高井 信 at 2016年03月16日 14:23
あ、そういえば。
「SFハガジン」次回の拙作は、こういった若者言葉の危うさをテーマにしています。特に新規原稿が届かなければ、来月中旬発行予定の第11号に掲載します。
Posted by 高井 信 at 2016年03月16日 15:10
「ワロタ(原級)」→「クソワロタ(比較級)」→「クソワロタンバリンシャンシャンシャン(最上級)」だそうです。
Posted by 高井 信 at 2016年03月16日 18:39
平成25(2013)年の特色
5)年配者は、ハイテク社会の影響で、経験主義の価値が低下した。若者に対して自信がなくなり、若者コトバに対しても、態度が軟化した。進んで使おうとする人間も増加した。
6)若者に媚びる傾向が加速、若者言葉が市民権を得る傾向も増大した。
7)ただし、正しい日本語を知らない者ほど若者言葉を使う。

 なのだそうです。なるほど、私が若者言葉を使わない理由がわかりました(笑)。
Posted by 高井 信 at 2016年03月16日 22:03
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