2016年03月09日

近刊予告

遊星フロリナの悲劇.jpg 火星の砂.jpg
 ゆえあって、室町書房〈世界空想科学小説全集〉を手に取りました。いわゆる室町書房SFシリーズ。昭和30年(1955年)にたった2冊だけ刊行してポシャったSF叢書です。
 何気なく巻末の近刊予告を見て、思わず声が出ました。なんとも魅惑的なラインナップなのですよ。
 この気持ちを共有してもらいたくて、当該ページをスキャンしました。感動を分かち合うことができれば嬉しいです。
近刊予告1.jpg 近刊予行2.jpg
 何度も見ているはずなのに、すっかり忘れていました(笑)。
posted by 高井 信 at 21:55| Comment(6) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「トリフィーヅ」、都筑さんの翻訳で読みたかったです。
名前も掲載されていたのだから、少しは進んでいたかも知れないと思うと余計ですね。
Posted by 尾川 健 at 2016年03月09日 23:47
ここで実現していたら、「トリフィド」ではなく「トリフィーヅ」がスタンダードになっていたかもしれませんね。
 メリットが2冊あることにも注目。どちらも実際に翻訳が出るまで、ずいぶん先になってしまいました。
 そして何より、7冊のアンソロジーにそそられまくります。
Posted by 高井 信 at 2016年03月10日 07:10
私も昔にSF大会の即売で手にして(買いませんでしたが)巻末のラインナップを見て驚いた覚えがあります。
 室町書房は刊行の順番を間違えたのじゃないかなぁ、アシモフとかクラークといった渋めの作品じゃなく、ブラウンとかウィンダム「トリフィーヅ」あたりから出していたらまた売れ行きとか評価が違っていたかもしれないなぁと思ったのでした。
 それにしても都筑さんの訳の「トリフィド」は魅力的。実現していたらなぁ。それと1954年の傑作集も読みたかった。いや、今からでもいいから出してほしいものです。
Posted by 山本孝一 at 2016年03月10日 09:54
>室町書房は刊行の順番を間違えたのじゃないかなぁ、
 同感。『トリフィーヅ』『パペット・マスターズ』『スラン』に1票!
Posted by 高井 信 at 2016年03月10日 10:14
この時代からSFを読み始めた人なら誰でもこのラインナップを見たら興奮しますよね。ヴァン・ヴォークトもこの時出ていたら良かったのに。ポールの2冊とハインラインの短編集もアンソロジーですね。ハインラインは確か名前貸しで実際はポールとメリルじゃなかったかな?
Posted by 森田 裕 at 2016年03月10日 11:39
いま見ても興奮します。
 アシモフとクラークを最初に持ってきたのは、間違ってはいないのですけれど、時代を考えると、別の選択肢もあったかな、と。
>ヴァン・ヴォークトもこの時出ていたら良かったのに。
 最も多く予定されていたんですよね。残念。
Posted by 高井 信 at 2016年03月10日 11:47
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