映画『デビル・ナイト』を観ました。1972年のイギリス映画です。原作はジョン・ブラックバーン。うわ、懐かしい名前ですねえ。
私が初めてブラックバーンの名前に触れたのは、『小人たちがこわいので』創元推理文庫(73)です。その後、『薔薇の環』創元推理文庫(73)、『リマから来た男』創元推理文庫(74)と矢継ぎ早に翻訳されました。遙か40年以上も前のことゆえ記憶は曖昧になっていますが、けっこう楽しく読んだ印象が残っています。
以下、3冊の書影です。同じデザインの色違い。当時の創元推理文庫ではよくあることでした(笑)。



閑話休題。
映画『デビル・ナイト』です。

がちがちのホラー映画みたいなタイトルだけど、スリラー映画、サスペンス映画といったところだなあ。ちょっと退屈だなあ、なんて思いながら観ていると、オカルト映画ぽくなってきて、このあたりから物語は走り始めます。そして明らかになる驚愕の事実! いやあ、これには驚きましたねえ。東野圭吾『変身』かよ、なんちゃって(笑)。さらにラストには衝撃的なシーンが待っていて、これにもびっくり。
うん。終わりよければすべてよし、でありますな。楽しかったです。