『筒井康隆コレクションⅢ 欠陥大百科』出版芸術社(15)に続き、『筒井康隆コレクションⅠ 48億の妄想』出版芸術社(14)、『筒井康隆コレクションⅡ 霊長類南へ』出版芸術社(15)も送っていただきました。
日下さん、ありがとうございます。いやもう、感謝を通り越して、びっくり! です。



Ⅰには『48億の妄想』『幻想の未来』『SF教室』ほか、Ⅱには『霊長類南へ』『脱走と追跡のサンバ』ほかが収録されています。このあたりはもちろん初刊本を(初刊本も、のほうが正確かも)所有。収録作品で、うちに原本がないのは、Ⅰでは「NULL」創刊号と「血と肉の愛情(異稿)」「イラストストーリー 幻想の未来」、Ⅱでは単行本未収録作品(「マッド社員」シリーズと短編「扉」「長屋の戦争」)でしょうか。
(「NULL」や単行本未収録作品を除くと)私が中学から高校にかけて、夢中になって読んだタイトルばかりです。いやあ、どれも懐かしい。
すっごく鮮明に覚えているのは『霊長類南へ』の「あとがき」です。――「以前から、最終戦争ものをライフワークにするなどと口走っていたのだが、こんなに早くライフワークをやってしまったのでは、いくら何でもはずかしい。だから前言は取り消す」
めちゃ面白かった。――こんなことばかり覚えていて、申しわけない限りです。
さて。
まずは未読の「マッド社員」シリーズを読みましょうか。古屋兎丸も気になりますが、あと回し。
【追記】11月1日
わが家の筒井康隆コーナー、少しだけ。
こうして見ると、実にいいかげんに並べていますね。いつか整理しようと思いつつ、なかなか……。まあ、この本棚は1本まるまる筒井さん(B6判より大きい本)なので、必要な本を探すのに苦労はしません。

【追記2】11月3日
コメント欄参照。
上の2段にはおもに新書サイズのハードカバーを収納してあります。最下段には正方形に近い判型の本。
で、右下を拡大しますと――
『あるいは酒でいっぱいの海』はここにあります。
こういった本の棚を公開するのは初めてかも。
あ、三一書房版の『にぎやかな未来』、背表紙タイトルの黄色が綺麗なのが素晴しいです。
うちの本棚、だいたいはそういう並べ方になっています(笑)。
はい。ご推察の通りです。記事本文に棚の写真を追加アップしておきますね。