永井豪『オモライくん』の最終回も収録されています。『オモライくん』は子どものころにも読んだし、何年か前には竹書房文庫版(全2巻/1996年)も買いました。好きなマンガのひとつですが、ま、それは今回どうでもいい話で――
あ、おこもちゃんだ!
そう。このマンガには「おこもちゃん」というキャラクターが登場するのです。「おこもちゃん」が問題ないならば、「おこもさん」も問題ないですね(→この記事のコメント欄参照)。ちょっぴり嬉しい。


ということで、本題です。収録作で最も気になったのは古屋兎丸『ショートカッツ』です。マンガ家の名も作品名も全く知りませんが、その解説文に――
>シチュエーションギャグからパロディ、ラブコメタッチのものからシリアスなものまで、作者の幅広さはもちろん、女子高生の幅広さもうかがい知れる(!?)ショート・ショートです。
おお! ショートショート! 選ばれたエピソードも面白く、これはもう、単行本を読まなければ、です。
ということで、近所のブックオフ散歩。――あは、あった!(嬉)
しかしこの背には驚きましたね。真っ白な背を見て、最初は探している本だなんて思わず、「なんじゃこりゃ。背ヤケにしても見事すぎる」と目を凝らしたんですよ。そしたらなんと、下のほうに「ショートカッツ 古屋兎丸」と。
そういうデザインだったのですね。参った!
◎古屋兎丸『ショートカッツ』ビッグコミックス(03)

もう1冊――
◎Boichi『スペースシェフシーザー』ヤングキングコミックス(10)
以前に『Boichi作品集 HOTEL』モーニングKC(08)を読み、めちゃ面白かったことを思い出して購入。『HOTEL』はショートショートやSFのアイデア・ストーリーが好きな方々に思い切りお勧めできる作品集です。


全99話、このあと何が飛び出すか、楽しみです。
で、はっと気がつきました。この本は2部構成になっていて、part1には95話、part2には99話を収録。つまり全194話です。上のコメントに「全99話、このあと何が飛び出すか、楽しみです」と書きましたが、これは間違い。申しわけありませんでした。
ということで、まだ120話が残っています。
ちなみに、75話目は、いきなり楳図かずおタッチ! この先、どうなっていくのやら。
あ~~~~~~、面白かった。大満足です。
主人公のシーザー(宇宙一の料理人)は美少女3人組に「しんちゃん」と呼ばれ、おもちゃにされます。
なんだか複雑な気分の「しんちゃん」(笑)。
作品自体は面白いです。3分の2ほど読み進んだところ。
一気に最後まで読んでしまいます。
美少女3人組は宇宙を駆けるモンスター・ハンターです。ゲリー・カーライルを思い出したりして、う~~~む、懐かしい。
楽しかったです。
創元のアンソロジー、新しいSF事情にうとい私にはありがたいです。末永く続きますように。