
『欠陥大百科』も『発作的作品群』も私が筒井さんのファンになって間もないころ、おそらく1972年ごろに読みました。両書ともまだ新刊書店に売っていたのですよ。あれよあれよと読了。面白かったですねえ。
ご存じのように『欠陥大百科』や『発作的作品群』にはショートショートが多数収録されています。「NULL」掲載作品も基本的にはショートショート。単行本未収録ショートショートはもちろんショートショート。
つまり本書は、ショートショート集ではないけれど、それに限りなく近い1冊なのですね。単行本未収録の4編以外は、全部わが家で読めます。しかし、そんなことは関係なく――嬉しい!
で、そんなに詰めこむと、こんなことになるわけですな。



この厚さを見よ!