A5判、200ページ弱。先ほど届いたばかりで、まだざっと目を通しただけの段階ですが、密度が濃く、読みごたえがありそうです。中心となっているのは過去のファンジンからの復刻。これはネオ・ベムの活動と重なりますね。同好の士の出現は頼もしい限り。こういった活動がどんどん広がっていけば……と思います。
廣島さん、お疲れさまでした。(下の書影、右は別冊付録「日本SF研究会小史」です)


なお、私は「イスカーチェリ」の会員ではありませんが、まるっきりの無関係でもなく、一度だけ寄稿させていただいています(→この記事参照)。
まさに日本SFファンダム史の貴重な資料と言えると思います。すべてのファンダム・ファンにお勧めします。
BNFやMNFは知っていたけど、LNF(リトル・ネーム・ファン=駆け出しのファン)というのは知らなかったなあ(笑)。
ファンジンの歴史を一冊にしたもので真っ先に思い出すのは『塵も積もれば』ですが、「宇宙塵」とはまた違った経過をたどったファンジンの記録として、そして当時の北海道ファンダムの様子を伝えるものとして、貴重な一冊になったのでは、と思っています。
これも著者の方々はもちろん、高井さんほか、みなさんのご協力あってのことと感謝しております。
本当にありがとうございました。