そして、ついに!
自分ひとりで遊んでいればいいものの、友人知人(先輩後輩)を巻き込んでしまいました。
「これこれこういうファンジンを出そうと思っている。『若書きゆえ恥ずかしいけれど、一生懸命書いてたなあ。楽しかったなあ、あのころ』と思う作品、もしよければ提供してくれませんか?」と声をかけたところ、あっという間に作品が集まり、とんとん拍子に発行へ。――それがこの「字宙塵」です。

なるほど~。私の手作り冊子を読んだ方々は、こういうことを言っていたのかもしれませんね。なんだかわかったような気がします。
作品をご提供いただいた皆さま、ありがとうございました。お陰で、すっごく楽しいファンジンができあがりました。数日中にお手元に届くと思います。楽しみにお待ちください。
ちなみに、私は高校2年のときに書いたショートショートとエッセイをチョイスしました。ちょうど40年前に書いたものであります。
おっと。いちおう創刊号としましたが、2号以降はたぶん出ないと思います(笑)。
あ、そうそう。
なぜ誌名を「字宙塵」にしたかというと――
・「宇宙塵」追悼を込めて。
・私は一度も「宇宙塵」に寄稿したことがなく、それが心残り。せめて……。
「字宙塵」に掲載されているのはショートショート5本、エッセイ2本、コラム1本。ショートショートのファンジンと言ってもいいのでした(嬉)。
ショートショートあり、翻訳あり、評論にエッセイと、まさにSFファンジン華やかなりし頃のようにな楽しさです。
私も本家の「宇宙塵」に入会してましたが、お便り欄にすら載ったことはありませんでした。それが「字宙塵」にショートショート載せていただけたとは。はずかしいけど、うれしいです。
柴野さんにこの「字宙塵」を見ていただきたかったなぁ。
『また、なんというファンジンを…』などとおっしゃりながらも、あの柴野スマイルできっとにこにこされたことでしょうなぁ。
>柴野さんにこの「字宙塵」を見ていただきたかったなぁ。
>『また、なんというファンジンを…』などとおっしゃりながらも、あの柴野スマイルできっとにこにこされたことでしょうなぁ。
森東作さんに、ご遺族にお渡しくださいと託しました。いずれ柴野さんに届くと思います。喜んでくれると確信しています。
さっそく読みました。……うん、自分の16歳の原稿は16歳なりですが、みなさん、若い頃からしっかりしたもの書いてらしたんですねえ。感服。
特に高井さんの「大衆小説を読む」と中村融さんの「剣と魔法とSF」。いま読んでも、紹介されてる作品を読みたくなります。後者、『パステル都市』が原題表記されてますが、まだサンリオSFで訳されてない時期だったんですねえ。しみじみ。
山本さんもお書きになってますが、創作・評論&エッセイ・翻訳と、バラエティ豊かで楽しい内容でした。
なんと申しますか、SFがただひたすら楽しかった時代を、ちょっと思い出すことができました。ありがとうございました。
>SFがただひたすら楽しかった時代
まさに! とにかく、何もかも楽しかったです。
「宇宙塵」と近しければ近しいほど、そう見えてしまうのでしょうね。
内容に関しても、全体的に評判は悪くなく、企画&編者としては嬉しい限りです。第2号を作りたくなってきましたが、「若書きの恥ずかしい作品」を提供してくれる方、いるかなあ(笑)。