『ジンテン1★図録』軽装版を差し上げようと思っていた方、もうひとりいたのです。次回に会う際に手渡ししようと思っていて、しかしつい失念して、その分もほかの方に発送。すでに在庫はありません。
別に進呈すると言ったわけでもないし、いいかな。いやいや、やっぱり差し上げたいな。
でまあ、増刷することにしましたが、そのときふと、ついでだから改訂しようと思い立ちました。
軽装版の発行にあたっては、本文自体は文庫版とほぼ同じですが、カバーに載せていた書影30枚は掲載されていませんし、割付け上、本文に添えられていた書影2枚もカットしました。その点、いささか気になっていたのです。
軽装版にはけっこう空きスペースがあります。――カバーに使った書影ほか、そのへんに埋め込んでしまおう。
そんなわけで、簡単に改訂。印刷・製本しました。
下の画像、左が初刷、右が2刷(改訂版)です。表紙の紙を使い切っていたため、色が違っています。現物はオレンジとピンクなんですが、スキャンすると、そうは見えませんね。うちのモニターだけかな?


右の画像が本文ページ――改訂前(上)、改訂後(下)です。もちろんこれは一例で、ほかのページにもどっさりと書影を追加しています。なお、文庫版カバーの全面画像(ファンジンの書影30枚)は石原藤夫さんの掲示板(→ここ)にアップされていますので、興味のある方はご覧ください。
ともあれ。
これで文庫版10冊、軽装版30冊(初刷+改訂版)、計40冊を作ったことになります。
手作りでこれだけ発行すれば――希望された方々全員の手に渡ったわけですし、もう充分でしょう。ふう……。
【追記】
重刷にあたって表紙の色が変わるのは今回に限ったことではありません。これまでに作った軽装版2種、どちらも色違いが存在します(以下の画像)。ただし、これまでは誤字の修正程度で、改訂したのは今回が初めてです。


【追記】9月9日
ちなみに、『SF雑誌99の謎』は総計36部、『エスペラントSF入門』は総計25部発行。総計40部の『ジンテン1★図録』はネオ・ベム手作り本史上、最大の発行部数です。