2013年12月17日

テレビ『相葉マナブ』

 このブログでも何度も書いていますように、私は日本語が大好きで、特に誤用には高い関心を抱いています。新聞のテレビ欄を見て、それっぽい番組に気がつくと、すかさず録画予約。
 ついさっき、そんな番組の一つ――『相葉マナブ』を観ました。
 12月15日午後6時~6時半、メ~テレにて放送。新聞のテレビ欄に「ホント!?間違いだらけの日本語」と紹介されていた番組です。
 へえ、今年10月、国語事典『大辞泉』で「間違った意味で使われる言葉ランキング」が発表されたのですか。
大辞泉.JPG
ランキング.JPG
 ベスト10の前に圏外から――
・27位 爆笑:大勢の人がどっと笑うこと。1人で爆笑はできない。
・20位 割愛する:惜しいと思うものを捨てる。いらないものを捨てるのではない。
・19位 役不足:本人の力量に比べて役目が軽すぎること。
 と軽く助走をつけたところで、ベスト10(上の画像で「?」になっている言葉)の発表&解説です。
・6位 失笑:思わず笑い出す。
・2位 確信犯:信念に基づいて「正しいことだ」と思い込んでする犯罪。
・7位 敷居が高い:相手に不義理などがあって、その人の家に行きにくい。
・1位 ハッカー:コンピューターやインターネットに詳しい人。
 以上。
 あまりに定番すぎて、笑ってしまいます。まあ、これらの誤用が当たり前のように使われている現実を考えると、笑ってもいられませんが(苦笑)。
 この手の番組の常として、出演していた面々(相葉雅紀、カンニング竹山、澤部佑(ハライチ))は「知らなかった」「間違っていた」を連発していました。さて彼らは今後、たとえば「爆笑」をどのように使うのでしょうか。
 そして、番組を観た人たちは……?
posted by 高井 信 at 08:58| Comment(3) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「ハッカー」は新しい言葉ですから、誤用というより、最初から日本語では本来とは違った意味で使われていると考えたほうがいいのではないかと思っています。「マンション」「ハイウェイ」などと同じですね。
Posted by 高井 信 at 2013年12月17日 11:52
このエントリーの「なしくずし」を見て「死」を連想しました。そうだった、長年読みそびれていた『なしくずしの死』。年末年始に読もうかなぁ……と、セリーヌを思いました。so it goes.
Posted by YOUCHAN at 2013年12月18日 16:16
な、なんという連想ですか(笑)。
 実は私、セリーヌ作品を読んだことがありません。で、ちょっとネット検索してみました。
 面白そうですけれど、う~~ん、いま、これに手を伸ばす根性はないかも。
Posted by 高井 信 at 2013年12月18日 18:53
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