ネット検索によると、『アバンチュール21』としてリメイクされているとか。――そういえば、そんな作品を読んだことがあるような気がするなあ。でも、よく覚えてないなあ。どうだっけなあ。
書棚を見回しても見当たらず。心当たりのダンボールをごそごそしても見当たりません。うちにないのか見つからないだけなのか。現物を見れば、読んだことがあるかどうか、はっきりするんですが……。まあ、仕方がありません。
しかしダンボールを開けたことで、副産物的収穫がありました。手塚治虫『漫画生物学』講談社・手塚治虫漫画全集(84)を見つけたのです。アポリネール「オノレ・シュブラックの失踪」のマンガ化作品も収録。この作品を目当てに『手塚治虫マンガ文学館』ちくま文庫(01)を買ったんですが、持っていたんですねえ。んで、たぶん30年近く前に読んでいたんですねえ。いやあ、さっぱり覚えておりませんでした。


さらに副産物。手塚治虫ではないのですが、山上たつひこの本が何冊も目に飛び込んできました。たとえばこんな本です。
『たつひこスーパー・フィクション① にぎり寿司三億年』少年チャンピオン・コミックス(80)
『たつひこスーパー・フィクション② 能登の白クマうらみのはり手』少年チャンピオン・コミックス(82)
『恥ずかし探険隊』アクションコミックス(79)
『イボグリくん』アクションコミックス(82)
『鉄筋トミー』アクションコミックス(85)
『山上たつひこ傑作選1 冒険ピータン』マンサンコミックス(86)
『山上たつひこ傑作選2 お薬ちょうだい』マンサンコミックス(86)
どれも懐かしいですが、とりあえず再読したくなった3冊をダンボールから取り出しました。



さっそく読み始め――
うひゃあ、面白い。面白すぎる! 特に『恥ずかし探険隊』!
こういうマンガを手当たり次第に読んでいた学生時代を思い出しました。山上たつひこだけではなく、あのころ夢中になっていたマンガ(新田たつおとか)も目の届くところにあり……。
うわあ、どうしましょう。こんなのを読み始めたら、きりがありません。
ふたたびダンボールに入れたほうがよさそうです。