北宋社からも幽霊小説のアンソロジーが出ていたなあ。
と思いました。いろいろと良くない噂を聞いている出版社ですが、アンソロジーには私の好きな作家や作品がてんこ盛り。当然のことながら既読作品が多く、今さら読み返す気もないんですけれど、見かけると――正確には、古本で安く売っていると(笑)――買ってしまいます。
けっこう買ったよなあ。持ってないのは、あと何冊だろう。
こういうときに便利なのがネット検索です。サイト「全アンソロジーリスト」で北宋社のアンソロジーをチェックしました。
河童物語<幻獣小説集> 1988年
スネークドリーム<蛇精の肖像> 渡辺誠・編 1989年
魔術師物語 渡辺誠・編 1989年
バージンラブ 渡辺誠・編 1989年
ファニー・キャッツ 1990年
人形倶楽部 渡辺誠・編 1990年




幽霊の森 渡辺誠・編 1990年
怖い食卓<The Terrible Table> 1990年
幻獣の遺産 渡辺誠・編 1994年
釣魚の迷宮 渡辺誠・編 1994年




夢見る妖虫たち 川端邦由・編 1994年
花と風の変奏曲 渡辺誠・編 1994年
ポシェット童話 渡辺誠・編 1995年
ポシェット童話2 渡辺誠・編 1995年
幻想小説大全<鳥獣虫魚> 渡辺誠・編 2002年




以上。書影は私の所有本です。
なるほど、うちには『河童物語』『バージンラブ』『花と風の変奏曲』の3冊がないんですね。そうとわかると、なんだか全冊を揃えておきたい気分(笑)。
【註】
冒頭に「良くない噂」と書きました。こういうことです。
久しぶりに『巨船ベラス・レトラス』文藝春秋(07)を手に取り、当該箇所(175~191ページ)を再読。作り話みたいですが、ノンフィクションなんですよね。呆れるしかありません。


【追記】2024年9月6日
ふとしたきっかけで、その後の進展をチェックしました。
いつ買ったのか定かではありませんが、『花と風の変奏曲』を入手。現在は以下のようになっています。残るは『河童物語』『バージンラブ』の2冊ということで間違いないのかな?