以前から古典SFの研究や資料に多くのページを割いていましたが、ここ数号、その割合が明らかに増えています。古典SFファンにとって嬉しい限りです。
石原さんを中心とする海野十三研究、あるいはパルプ雑誌紹介は以前から掲載されていますが、それに加えて――
前々号から、昭和初期に翻訳されたレイ・カミングスのSF長編の連載がスタート。
前号から、森田裕「コレクターの本棚から」連載開始。私は森田さんにお目にかかったことはありませんが、英米圏SFの超絶コレクターとして、お名前だけはよく聞いています。そんな森田さんの蔵出しSF本の大紹介! 知らないことのオンパレードで、感心を通り越して、呆然の世界に放り込まれます。まさに異次元のコレクターですね。

いやもう楽しくて、ずーっと読み耽っておりました。
あ、そうそう。
今号では、 岡田正也『ベム AGAIN』にも触れていただきました。これも嬉しかったです。
拙文を読んで下さり、恐縮です。私は決して「超絶」でも「異次元」でもありません。永年好きなことをやり続けてきただけの人間です。今後ともよろしくお願い致します。
森田さん、いらっしゃいませ。お越しいただき、感激しております。
好きなことをやり続けるって、素晴らしいです。結果、このような素晴らしい成果を上げられて!
これからも連載を楽しみにしています。