
子どものころ以来の再読になると思いますが、やはり傑作ですね。面白かったです。
『おそ松くん』からはもう1編「イヤミはひとり風のなか」も収録されています。これまた私の心に深く刻み込まれている傑作です。
この作品はチャップリンの映画『街の灯』を基にしていると書かれています。へえ、そうなんですか。『街の灯』は観たことがなく、知りませんでした。レンタルビデオショップで探してみることにしましょう。
ほかにも感動作が目白押しで、赤塚不二夫のヒューマニズムが存分に味わえる名アンソロジーでした。満足。
【追記】6月1日
『街の灯』をレンタルし、さっそく鑑賞しました。
いやあ、いい映画ですねえ。心が洗われます。特に最後のシーンですね。ほんと、胸がジーンとしました。
残念なのは、コメディ・タッチのシーンがいささか長く、しつこく感じられてしまうこと。チャップリンの映画ゆえ仕方がないのかもしれませんが、こういう映画にコミカルな動きや演出は不要と思います。
改めて――
「イヤミはひとり風のなか」、お見事! と思いました。