
いずれのマーク・トウェインも好きなのですが、『王子と乞食』は格別なんですよね。小学生のときには子ども向けの翻訳を読み、中学にはいってからは大人向けの訳書を読みました。何回読んでも面白いんです。
ということで、映画『放浪の王子』です。
飽きることなく楽しく観ましたけれど、原作のファンからしたら今ひとつですね。多くの魅力的なエピソードの大部分がカットされ、粗筋に過ぎません。これでは『王子と乞食』本来の魅力の2割か3割しか表現できていないと思います。う~~~ん、残念。
以下の書影は、私が初めて読んだ大人向け訳書『王子と乞食』角川文庫(52)と、トウェインの作品集2冊です。
『マーク・トウヱーン名作集』改造社・世界大衆文学全集(29)
共函入りで、カップリングされているのはデュマ『三銃士』です。
『貴族病患者 マーク・トウヱーン名作選』東西出版社(46)



