2011年09月16日

文化庁の国語世論調査

 本日の「中日新聞」朝刊に、文化庁の国語世論調査の記事が掲載されていました。
新聞記事.jpg
 今さら言うまでもないでしょうが、私は日本語が大好きです。とりわけ誤用には目がなく、毎年、この調査を楽しみにしています。
 なるほど~。このような状況になっていますか。ふむふむ。
 私的に注目するのは「雨模様」「姑息」「荒らげる」ですね。間違って使っている人が圧倒的に多いのではないでしょうか。(ちなみに、「雨模様」は「あまもよう」と読みます。「あめもよう」ではありません)
 また、「号泣」を調査するなら「爆笑」も調査してほしかったと思います。「大笑い」の意味で使われることが多いのですが、本来の意味は違うのですよ。
 いやあ、楽しいなあ。
posted by 高井 信 at 14:45| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ホント、楽しいです。
「姑息」と「荒らげる」は私も間違えて使ってました。
私はこういった誤用にはあんまり気にならないのですが、うちの子供らが『全然おいしい』という言い方は気にさわります。「全然」って英語で言うと not at all いう否定形でしょう。
慣用句では誤用というより、間違えて覚えている人がいますなぁ。
プロレス解説の○藤○吉さんは「今日はメスオスを決する戦いです」とか「夢の泡と消えました」「自ら洞穴を掘りましたね」などとブチかまして我々を楽しませてくれました。
Posted by 山本孝一 at 2011年09月16日 19:25
私が日本語の誤用や乱れに興味を持ったのは10数年前です。目から鱗&赤面の連続でした。
>うちの子供らが『全然おいしい』という言い方は気にさわります。
 私も同感ですが、歴史的に見ると、「全然+肯定形」が主流だった時代もあったそうで……。日本語は奥深いです。
Posted by 高井 信 at 2011年09月17日 08:40
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