すぐに脳裡に浮かぶのは以下の4冊です。
◎深見弾訳『ロシア・ソビエトSF傑作集 上』創元推理文庫(79)
◎深見弾訳『ロシア・ソビエトSF傑作集 下』創元推理文庫(79)
◎深見弾他訳『東欧SF傑作集 上』創元推理文庫(80)
◎深見弾他訳『東欧SF傑作集 下』創元推理文庫(80)




いずれも素晴らしいアンソロジーでしたね。
ほかにも、ざっと書棚を見回すと――
◎飯田規和編『世界のSF(短編集)ソ連東欧篇』早川書房・世界SF全集(71)
◎川端香男里編『現代ロシア幻想小説』白水社(71)
◎吉上昭三・直野敦・栗原成郎・田中一生・千野栄一・徳永康元編訳『現代東欧幻想小説』白水社(71)*この本、未入手です。
◎沼野充義編『ロシア怪談集』河出文庫(90)
◎沼野充義編『東欧怪談集』河出文庫(95)




私の読書範囲のメインではありませんが、けっこう好きなんですよね。
久しぶりに手にした本をつまみ読みしながら、悦に入っています。【追記】
ちょっと範囲を広げると、こんな本もあります。
◎尾崎義・木村彰一編『北欧・東欧文学』集英社・世界短篇文学全集(63)
◎草鹿外吉・高橋勝之・山房房次編『世界短編名作選 ロシア編』新日本出版社(76)
◎草鹿外吉・高橋勝之・山房房次編『世界短編名作選 ソビエト編』新日本出版社(78)
◎高橋勝之・直野敦・吉上昭三編『世界短編名作選 東欧編』新日本出版社(79)




いつか必要になるかも、と買ってあるだけで、ほとんどノーチェックです。反省。
【追記2】
SFからどんどん離れていきますが……(苦笑)。
こんなのも好きです。
◎アファナーシエフ編『ロシア滑稽譚』筑摩書房(77)
◎宮川やすえ訳編『ソビエトの昔ばなし』旺文社文庫(77)
◎中村喜和編訳『アファナーシエフ ロシア民話集(上)』岩波文庫(87)
◎中村喜和編訳『アファナーシエフ ロシア民話集(下)』岩波文庫(87)




『ソビエトの昔ばなし』に収録されている「客と帽子屋」は江坂遊お気に入りの1編です。詳しくは、江坂遊「星さんの指あと」をお読みください。最相葉月監修『星新一 空想工房へようこそ』新潮社(07)に収録されています。

【追記3】
この分野の第一人者といえば、誰が何と言おうと、深見弾です。
深見さんとは生前、何度もお目にかかる機会がありました。とにかく優しい方でしたね。作家デビューしたばかりの私にも、とても丁寧に接してくださいました。ご著書もご恵贈いただき……。
ということで、はっと思い出しました。
◎深見弾編訳『大笑い! ソ連激烈ジョーク集』大陸ブックス(92)
おお! 帯に大きく「星新一氏激笑!」の文字が! 袖には「“ロシアの笑い”星新一」なる推薦文!