2011年05月09日

『PLUTO』

 浦沢直樹×手塚治虫『PLUTO 04』小学館・BIG COMICS SPECIAL(07)には「まんがノート2」なる付録が付いています。星新一のショートショート「来訪者」を浦沢直樹が(高校2年のときに!)マンガ化した作品です。高校2年でこの画力とは、感服するしかないのですが、それはともかく……。
 本編『PLUTO』は『鉄腕アトム』のエピソード「地上最大のロボット」のリメイクです。
 いやあ、「地上最大のロボット」、好きでしたねえ。「ロボイド」や「青騎士」などと並んで、『鉄腕アトム』のなかでも屈指の名エピソードと思います。
PLUTO 04.jpg まんがノート2.jpg 地上最大のロボット.jpg
PLUTO.JPG ということで――
 遅まきながら『PLUTO(全8巻)』小学館・BIG COMICS(04~09)を読むことにしました。
 うひゃあ。これはもはやリメイクの領域を大きくはみ出していますね。予想とは全く違っていましたが、面白ければ問題ありません。別の作品として、楽しく読んでいます。
 現在、第5巻まで読了。あと3冊で終わってしまうのか……。残念。
posted by 高井 信 at 08:10| Comment(4) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も読みました。傑作ですね。
ある意味、故伊藤計劃の「虐殺器官」と、地下の水脈でつながっている作品だと思うのですが。
Posted by 雫石鉄也 at 2011年05月09日 15:54
『PLUTO』ってそんなに傑作なのですか。
『鉄腕アトム』のエピソード「地上最大のロボット」は、去年の暮れに読みなおして、こんなに面白かったのかと驚いたのですが。
『PLUTO』は持ってませんが、「地上最大のロボット」を立川談志師が朗読したというけったいなCDならあります。
Posted by 山本孝一 at 2011年05月09日 20:04
ほんと、面白いです。どんな結末が待っているのか、楽しみ~。
 あ、伊藤計劃は読んでいないので、比較はできないです(苦笑)。
Posted by 高井 信 at 2011年05月09日 20:14
山本さん。
「地上最大のロボット」とはまるっきり別の作品と思ったほうがいいです。で、まるっきり違う楽しみ方ができます。
 どっちも面白いですねえ。
Posted by 高井 信 at 2011年05月09日 20:21
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