2011年01月27日

『壊れやすいもの』

 昨日からニール・ゲイマン『壊れやすいもの』角川書店(09)を読んでいます。詩を含む作品集で、全31編収録(+著者あとがき「本書について」のなかに1編)。ほとんどの短編は短いですし、「ストレンジ・リトル・ガールズ」は12編、「ヴァンパイア・タロットの十五枚の絵入りカード」は22編の小品から成るオムニバス・ストーリーです。ショートショート集と言ってもいいでしょう。
壊れやすいもの.jpg 献辞――
>短編小説の名手、
>レイ・ブラッドベリ、ハーラン・エリスン、
>いまは亡きロバート・シェクリイに捧ぐ
 くわー。泣かせますね。
 短いものを適当にピックアップして、つまみ読みをしている最中ですから、全体的な評価はできませんが、少なくとも今のところは非常に楽しんでいます。
 そんな段階なのに記事を書こうと思ったのは――
「ヴァンパイア・タロットの十五枚の絵入りカード」中の1編「魔術師」を読んだからです。
 あはっ。これは私のショートショート「不老不死を信じますか」(『夢中の人生』講談社(88)に収録)と同じオチではないですか。たった4行で書かれては、たまりませんねえ(笑)。
posted by 高井 信 at 06:25| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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