【第Ⅰ章】日本ミステリーの現在
【第Ⅱ章】日本ミステリーの歴史
【第Ⅲ章】日本の代表的作家たち
という3部構成になっていて、【第Ⅲ章】が3分の2近くを占めます。
当然と言いましょうか、私は【第Ⅱ章】から読み始めました。明治時代から昭和40年代までの日本ミステリーの歴史が簡潔かつ詳細に(矛盾した表現ですが、実感です)まとめられています。いやあ、面白いですね。日本ショートショートの歴史と重なる部分もあり、その点でも興味深く読みました。
続いて【第Ⅰ章】を読み、現在は【第Ⅲ章】をつまみ読み(苦笑)している最中です。
この著者の本を読むのは、『探偵小説談林』六興出版(88)、『欧米推理小説翻訳史』本の雑誌社・活字倶楽部(92)に続いて、本書が3冊目です。いずれの本にも数多くの書影(稀覯本多数)が掲載されていて、それが大きな魅力ですね。今回も書影を大いに楽しませていただいています。
ほんと、書影フェチであります。


