ホラーマンガの映像化というと、すぐに思い出すのが楳図かずお、伊藤潤二です。どちらもマンガは大好きですが、映像化作品は(一部の例外を除いて)今ひとつという印象が残っています。彼らのマンガを好きすぎるということがマイナスに作用しているのかもしれません。
で、映画『惨劇館』です。幸いなことに、と言いましょうか、御茶漬海苔のマンガは、ほどほどに好きという程度です。はたして映画は……?
特撮の安っぽさは否めませんが、けっこう楽しめました。私の好みで言えば、原作マンガよりも映画のほうが好きです。特に3話目の「日記」(原作は「肉玉」)は面白かったですね。
というわけで、『掌の小説』のお陰で清らかになった私の心は、あっという間に元通り、でろでろぐちゃぐちゃになってしまったのでした(笑)。


