2022年08月31日

映画『若草物語』

 映画『若草物語』(1949年)を観ました。
 小説アニメでは、4姉妹は上からメグ、ジョー、ベス、エイミーだったのに、この映画ではベスとエイミーの年齢が逆転しています。その違和感に慣れるのに時間がかかりました。脚本上、特に必要とは思えないのですが、どうしてこんな変更をしたのでしょう。予備知識なしで観たら、もっとすんなりと物語にはいりこめただろうと思うと、ちょっぴり残念です。
 それはそれとして。
 私が読んだ小説は第一部のみです。その映画化と思っていたのですが、そうではありませんでした。この映画で第一部に相当するのは全体の3分の2ほど。残り3分の1は私の知らない『若草物語』だったのです。
 その3分の1たるや驚きの連続。ベスが死んでしまうわ、ローリーとエイミーが結婚するわ。まさかこんな展開が待っていたとは……。ベスが死んでしまったのはショックでしたねえ。私、この4姉妹のなかでベスが一番好きだったんですよ。
 ジョーに恋人ができたところでエンディング。ベスさえ生きていたら、まさにハッピーエンドなんですけれど……。う~~む。
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『100万回死んだねこ』ほか

◎福井県立図書館『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』講談社(21)
 読んでみたいと思っていました。
◎唐沢俊一『カルトな本棚』同文書院(97)
 人の本棚を見るのは楽しい。特殊な本が並んでいればいるほど。
100万回死んだねこ.jpg カルトな本棚.jpg
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『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』

 手塚治虫『アラバスター』を読み終え、次はこれです。
◎原作:ホークマン/作画:メルカーツ『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット①』マッグガーデン・BLADE COMICS(21)
◎原作:ホークマン/作画:メルカーツ『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット②』マッグガーデン・BLADE COMICS(22)
ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット1.jpg ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット2.jpg
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2022年08月29日

アニメ『世界名作劇場〔完結版〕 愛の若草物語』

 アニメ『世界名作劇場〔完結版〕 愛の若草物語』を観ました。一昨日読み終わった『若草物語』を原作とする連続TVアニメ『愛の若草物語』の総集編です。
 ストーリーはおおむね原作小説に忠実でした。心に残るエピソードはほとんど取り入れられているのではないでしょうか。
 それとは関係ないのですが、ベス(三女)とローレンス(隣家の老人)の関係が『ペリーヌ物語』のペリーヌとビルフランを思い起こさせたりして、なんだか嬉しかったです。
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『実話怪談 幽霊百話』

◎左右田秋満編/志村有弘訳『実話怪談 幽霊百話』河出書房新社(21)
 私は実話怪談には――正確に言えば「実話」にはあまり興味がないのですが、帯に惹かれて……。
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実話怪談 幽霊百話(帯).jpg
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『トリフィド時代』

 2013年1月24日の記事で、以下のように書きました。

 物語とは関係ないのですが、「めくら」という言葉が頻出するのは気になりましたねえ。人類のほとんどが盲目となった世界での話ですから、いわば当然なのですけれど……。創元推理文庫の『トリフィド時代』を確認してみたら、やはり「めくら」が使われています。
『トリフィド時代』は現在も増刷され、流通しているんですよね。うちの本で「めくら」と書かれている箇所はどうなっているのかしらん。どこかで新しく発行された『トリフィド時代』を目にしたら、確認したいと思います。

 10年近く経って、本日――
◎ジョン・ウィンダム『トリフィド時代』創元SF文庫(1963年12月20日初版/2010年1月22日27版)
 確認しますと、「盲目」あるいは「盲人」になっていました。まあ、当然でしょう。で、気になるのは、いつから修正されたのか、ですが、これを始めると地獄を見ること必定なので、考えないことにします。
 右の書影は私が読んだ『トリフィド時代』創元推理文庫(1963年12月20日初版/1971年2月5日11版)です。
トリフィド時代(創元SF文庫).jpg トリフィド時代(創元推理文庫).jpg
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2022年08月28日

『アラバスター』

 今朝、『あなたが選ぶブラック・ジャックBest40』を読み終わりました。次は……と未読マンガを見渡し、手塚治虫『アラバスター』三栄書房・サンエイムック(16)を手に取りました。先日読んだ『きりひと讃歌』と同じく、サンエイムック・黒の手塚治虫シリーズの1冊です。
 読んだことのない作品で、楽しみです。
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2022年08月26日

『5分で読書 未知におどろく銀河旅行』

◎ますだじゅん『5分で読書 未知におどろく銀河旅行』KADOKAWA・カドカワ読書タイム(21)
 18編収録。宇宙を舞台にしたショートショート集のようで、となると、横田順彌『宇宙船[スロッピイ]号の冒険』(→この記事参照)を想起しますが、さて?
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2022年08月25日

『いやいやえん』

 先日買った中川李枝子『いやいやえん』福音館書店(62)を読みました。
 覚えているのはタイトルと、面白かったという印象だけで、長編なのか短編集なのか、それすら忘れています。目次を見て短編集かと思いましたが、読んだらそうではなく、連作集(各編の主人公は同じ)とわかりました。
 全7編。SFありファンタジーあり。これは楽しいですね。60年前の子どもにも、いまの子どもにも読まれているのも納得できます。なんだか温かい気持ちになったのでした。
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2022年08月24日

『もう一度読みたい 少女小説の世界』

◎『もう一度読みたい 少女小説の世界』双葉社(18)
 子どものころ、いわゆる「少年少女世界の名作」を読みまくりましたが、その多くは少年向け。少女向けがすこーんと抜けていることに気がつき、ちょっと読んでみようかなと思いました。
 で、参考書として本書を購入。
 今年の初めに読みまくり観まくりした『小公女』『家なき娘(ペリーヌ物語)』『家なき子』が大きく取り上げられているのは嬉しいです。また、ユーゴー『ああ無情』、オー・ヘンリー『最後のひと葉』、モーパッサン『首かざり』まで紹介されていることに驚きました。
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『あなたが選ぶブラック・ジャックBest40』

 手塚治虫『きりひと讃歌』を読みました(→この記事のコメント欄参照)。「もうひとりの『ブラック・ジャック』の物語」を堪能。で、無性に『ブラック・ジャック』を読み返したくなり、『あなたが選ぶブラック・ジャックBest40』秋田書店・少年チャンピオン・コミックス・エクストラ(13)を手に取りました。すべて既読ですが、それを承知の上で買った本です(→この記事参照)。
 読みます!
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2022年08月23日

『空白小説』ほか

◎氏田雄介・小狐裕介・水谷健吾『空白小説』ワニブックス(22)
 書き出しと結びが決まっているショートショート集。7パターン、各7編、計49編収録。
◎NHK「へんてこ生物アカデミー」制作班/監修『すごい! へんてこ生物』祥伝社新書(20)
 変な生き物、大好きです。
空白小説.jpg すごい!へんてこ生物.jpg
◎卯月啓子・原案/うだひろえ・漫画『意外に知らない けっこう間違いやすい漢字』アスコム(13)
 ワープロを使い始めて、漢字力がどんどん落ちていくのを感じています。読むほうはともかく、書くほうは恥ずかしい限りです。
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『新版 三国志新聞』

◎三国志新聞編纂委員会編『新版 三国志新聞』日本文芸社(03)
 旧版は持っています(→この記事)。どう変わっているのか知りたくて買ってみました。
 帰宅して確認。新版では巻頭にカラー8ページを増補。細かい違いもあるのかもしれませんが、確認できません。
 今日は諸葛孔明の命日とのこと。もちろん『新版 三国志新聞』にも大きく孔明死亡の記事が掲載されています。偶然ではありますが、不思議な気分です。
新版 三国志新聞.jpg 三国志新聞.jpg
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2022年08月21日

『若草物語』

 ルイーザ・メイ・オルコット『若草物語』を読むことにしました。
 子どものころ、いわゆる「少年少女世界の名作」を読みまくりましたが、少年向け中心で、少女向けはあまり読んでいません。少女向けの児童文学、ちょっと読んでみようかな、と。
 この有名な『若草物語』も未読です。65歳になっての『若草物語』。楽しく読むことができるでしょうか。
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【追記】8月28日
 昨日、Kindle版『若草物語』を読み終わりました。コメント欄にも書きましたように、予想外に楽しめました。で――
◎オルコット『若草物語』講談社・青い鳥文庫(09)
 目にはいったので、ひょいと買ってしまったのですが、帰宅してカバー袖を見て、びっくり。
 なんと、全4巻となっているのです。続編が3冊もあるとは……。
 どうしようかな。まあ、気が向いたら……。
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2022年08月20日

『絵巻水滸伝』

『水滸伝 丸わかり』で、正子公也・森下翠『絵巻水滸伝』が絶賛されています。全10巻という長大なシリーズ。手を出すのは躊躇しますけれど、気になります。電子書籍(Kindle)になっていて、第1巻は「刊行記念特別価格99円!」。
 とりあえず読んでみようと、購入しました。
 いやこれ、面白い。王進に始まり、史進、魯智深と好漢数珠つなぎ。もうすぐ林冲が登場するようです。
 現在、ちょうど半分を読み終わったところ。第2巻以降を読むか、第1巻を読み終わってから考えます。
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『セカンド・ショット』ほか

◎川島誠『セカンド・ショット』角川文庫(03)
 9編収録の短編集。この本に収録されている「電話がなっている」はディストピアSFの傑作にして、長さから言えばショートショートです。先日、映画『ガタカ』を観て思い出し、ちょっと調べたら『セカンド・ショット』に収録されていると判明。見かけたら買おうと思っていました。
◎手塚治虫『ナスビ女王』講談社・手塚治虫漫画全集(83)
 知らない作品ですが、あとがきを読むと――
>これは、「リボンの騎士」につづくぼくの少女ものです。と同時に、いまの少女向けストーリー漫画のルーツとなった作品です。
 へえ。『リボンの騎士』大好きです。読んでみたくなりました。
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◎斉藤洋『モノクロームの不思議』静山社(19)
 斉藤洋の本は気が向くと買います。表紙デザインが気に入り、購入決定。
◎中川李枝子『いやいやえん』福音館書店(62)
 一昨日買った『昭和こども図書館』に取り上げられていて、懐かしく思いました。著者は1970年代の子どもで、私は1960年代。70年代には子どもの本を卒業して、大人の本を読んでいました。しかしながら何冊かは私が子どものころに読んだ本とダブっていて、『いやいやえん』はその1冊なのでした。
 奥付を見ますと、発行は1962年12月。私は5歳です。『いやいやえん』の読者として、最初の世代であろうと思います。タイトルと、面白かった印象は残っていますが、内容はさっぱり覚えていません。読むのが楽しみです。
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2022年08月19日

『アニキのショートショート』

◎『アニキのショートショート』
 著者名なし、発行所名なし、奥付なし。
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2022年08月18日

『昭和こども図書館』

◎初見健一『昭和こども図書館 今でも読める思い出の児童書ガイド』大空出版(17)
 著者にはこれまで昭和ちびっこ 未来画報 ぼくらの21世紀『ぼくらの昭和オカルト大百科 70年代オカルトブーム再考『昭和ちびっこ怪奇画報 ぼくらの知らない世界1960s-70sといった本で楽しませてもらいました。
 本書には著者が子どものころに楽しんだ児童書が紹介されています。著者は1967年生まれで、ちょうど私の10歳年下。子どものころの10年差は大きいですが、それでも共通する本はありますし、それに何より、気持ちは共通です。
 楽しく読んでいます。
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吉川英治『鳴門秘帖』

 昨夜、吉川英治『新・水滸伝』を読み終えました。昔から『水滸伝』は大好きで、あれこれ読みまくり観まくりしていて、ストーリーは頭に叩きこまれているのですが、それでも楽しかったです。
 吉川英治『三国志』『新・水滸伝』と読んできて、もう少し吉川英治を楽しみたい気持ちになっています。
 次は何を読もう。――考えて、『鳴門秘帖』を読むことにしました。以前から気になっていたのです。
 今夜から。
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2022年08月16日

『キリンと暮らす クジラと眠る』

◎アクセル・ハッケ『キリンと暮らす クジラと眠る』講談社(98)
 先日、図書館で『冷蔵庫との対話』三修社(04)を借りたアクセル・ハッケの本です。
 帯に――
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 面白そう。(小説じゃないけど)
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