2021年08月10日

『溺れる男』

 ヘンリー・カットナー『溺れる男』綺想社(21)を版元よりお送りいただきました。いつもありがとうございます。
 ヘンリー・カットナーですよ、カットナー。
 私にとってカットナーはSF作家であり、SF短編の名手です。本作はSFではなく、ノワール小説とのこと。
 私の知らないカットナー。どんな顔を見せてくれるのでしょうか。楽しみです。
溺れる男.jpg
 ご注文はこちらへ。
 カットナーの邦訳短編集については、この記事に。
posted by 高井 信 at 15:00| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

角川文庫のオー・ヘンリー

 角川文庫のオー・ヘンリーは何かとややこしいです。気になったまま放置していたのですが、一念発起、手持ちの本を確認してみました。

『オー・ヘンリイ短篇集Ⅰ』角川文庫(58)※11編
『オー・ヘンリイ短篇集Ⅱ』角川文庫(58)※11編
『オー・ヘンリイ短篇集Ⅲ』角川文庫(59)※6編
オー・ヘンリイ短篇集Ⅰ.jpg オー・ヘンリイ短篇集Ⅱ.jpg オー・ヘンリイ短篇集Ⅲ.jpg
『オー・ヘンリー傑作集』角川文庫(69)※28編
 上の全3巻を1冊にまとめたもの。以下はこれを2分冊したもの。全バージョンとも収録作品は同じ(全28編を収録)。
オー・ヘンリー傑作集①最後の一葉』角川文庫(89)※16編
オー・ヘンリー傑作集②二十年後』角川文庫(89)※12編
オー・ヘンリー傑作集.jpg オー・ヘンリー傑作集①最後の一葉.jpg オー・ヘンリー傑作集②二十年後.jpg
 以上。ここまでは飯島淳秀訳。以下は越前敏弥訳。2冊計28編収録。2冊の間で若干の入れ替えはあるものの、収録作品は飯島淳秀訳と同一。(2冊とも未所有)
オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物』角川文庫(20)※16編
オー・ヘンリー傑作集2 最後のひと葉』角川文庫(21)※12編

 飯島淳秀訳の2分冊バージョンはしばしばカバーが変更されています。以下、手持ちの本の情報だけですが、
オー・ヘンリー傑作集①最後の一葉』――本体はこの本そのままながら、カバーだけ『オー・ヘンリー傑作集 最後の一葉』、あるいは「角川文庫クラシックス」となっている本もある。表紙画を新しくしたものも。
 下の画像は上から、『オー・ヘンリー傑作集①最後の一葉』(1989年初版)、『オー・ヘンリー傑作集 最後の一葉』(1996年8版)、角川文庫クラシックス(1998年10版)、新装版(2010年12版)。
オー・ヘンリー傑作集②二十年後』――こちらも『オー・ヘンリー傑作集①最後の一葉』同様の異装版が出ていると思われるが、見たことがなく詳細不明。
最後の一葉(初版).jpg
最後の一葉(8版).jpg
最後の一葉(10版).jpg
最後の一葉(12版).jpg
 新潮文庫のオー・ヘンリーは全冊が手許にあると思います。作品異同など、こちらもチェックしないといけないですね。ここにはリストのみ掲載し、精査はまたいずれ。
『O・ヘンリー短篇集Ⅰ』新潮文庫(53)
『O・ヘンリー短篇集Ⅱ』新潮文庫(53)
『O・ヘンリー短篇集Ⅲ』新潮文庫(53)
『O・ヘンリ短編集(一)』新潮文庫(69)
『O・ヘンリ短編集(二)』新潮文庫(69)
『O・ヘンリ短編集(三)』新潮文庫(69)
O・ヘンリー傑作選Ⅰ 賢者の贈りもの』新潮文庫(14)
O・ヘンリー傑作選Ⅱ 最後のひと葉』新潮文庫(15)
O・ヘンリー傑作選Ⅲ 魔が差したパン』新潮文庫(15)
posted by 高井 信 at 10:54| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする