2021年01月25日

映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』


 とあるきっかけで、 映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』が気になりました。2017年のアメリカ映画で、原作はスティーヴン・キング。もちろん知ってはいましたが、ここのところホラー映画に食指が動かない周期にはいっていまして、観ないで過ごしてきたのです。
 にもかかわらず観ようと思った、そのきっかけとは……。
 これです。ペニーワイズ(『IT』に出てくる殺人ピエロ)のガチャ。
ペニーワイズ(IT)ガチャ.jpg
 いやあ、実にそそられる造形ではないですか。これは映画を観なくては! です。
 レンタルしようかな? いや待てよ。テレビ放送を録画してあったような気がする。――とチェックしてみたところ、ありましたありました。ノーカット放送ではないようですが、細かいことは気にしないことにして……。
 ということで、いま、観終わりました。
 あー、これはよくできていますね。びっくり箱的要素満載。特にクライマックスシーンはすさまじい! 次から次へと、よくもまあ。
 20代から30代にかけての、ホラー映画三昧だったころの私が観たら超興奮したと思います。いまはこういうタイプはあまり観なくなっていますが、それでも充分に面白かったのですから。
 う~~む。続編『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』はどうしようかな。DVDをレンタルするか、テレビ放送を待つか。
 おっと。スティーヴン・キングといえば、まだ『ドクター・スリープ』を観てないや。ホラー映画、ほんとに観なくなってしまいました。
 別にホラー映画に限りませんが、私は観始めたら観まくる、観なくなったら観ないと、けっこう極端なんですよね。あれこれ、「観る」と「観ない」は周期的に回ってきます。
 ホラー映画の「観る」が回ってくるのはいつでしょうか。
posted by 高井 信 at 21:28| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

角川文庫の「半村良短編集」

 ふと、角川文庫の「半村良短編集」をチェックしておこうと思い立ちました。
 角川文庫で半村良の短編集は数多く出ていますが、「半村良短編集」と銘打たれているのは――
1『およね平吉時穴道行』1976年8月15日発行
2『わがふるさとは黄泉の国』1976年9月20日発行
3『となりの宇宙人』1978年6月10日発行
4『魔女街』1979年8月30日発行
5『都市の仮面』1979年8月30日発行
6『夢の底から来た男』1979年11月15日発行
 この6冊だけと思います。とはいえ、発行当時から「半村良短編集」と銘打たれていたわけではなく、いつの間にかカバーだけ「半村良短編集」と記されたものになっていたと記憶しています(6冊とも「半村良短編集」ではないカバーがあったような気がしますが、定かではありません。このあたり、記憶と印象のみで書いていますので、もしかすると間違っているかもしれません。ご指摘、大歓迎です)。
 私は「半村良短編集」カバーで揃えたのですが、いま思うと、両方のバージョンを揃えておけば面白かったかも。ちょっと前なら簡単に買えましたから。
01およね平吉時穴道行.jpg 02わがふるさとは黄泉の国.jpg 03となりの宇宙人.jpg
04魔女街.jpg 05都市の仮面.jpg 06夢の底から来た男.jpg
 角川文庫の半村良短編集、うちにはほかに――
『セルーナの女神』1979年12月10日発行
『幻視街』1980年12月30日発行
『回転扉』1982年1月30日発行
 以上の3冊がありますが、これらは「半村良短編集」カバー版はないと思います。
セルーナの女神.jpg 幻視街.jpg 回転扉.jpg
 ラインナップを眺めておりますと、ほとんど(もしかすると、全部)の本は初刊本を持っていますね。角川文庫以外の再刊本もかなり持っています。
『都市の仮面』角川書店(74)はサイン入り!
都市の仮面(初刊本).jpg サイン(都市の仮面).jpg
 ことに1970年代。半村良を読みまくりました。『石の血脈』をはじめとする長編はもちろん素晴らしいのですが、短編やショートショートもいいんですよね。「夢の底から来た男」なんて超傑作! 「H氏のSF」「夢中犯」「ボール箱」「赤い斜線」といった短い作品も好き!
 せっかく取り出してきたので、少し読み返してみます。
posted by 高井 信 at 12:55| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ニッポン遺跡』

 承前
 大下宇陀児といえば私にとって「星新一を見出した人」です。当然、気になる存在ではあるのですが、著作はほとんど読んだことがありません。うちにあるのは……と記憶をまさぐっても、思い浮かぶのは『おかしな小説 ニッポン遺跡』養神書院(67)くらいです。(カバー袖に星新一の推薦文)
 この本、再刊されているのかしらん、と調べてみましたら、あら、『ニッポン遺跡: 大下宇陀児SF傑作選』TAPIRUS(18)なんて本がKindleで!
「ニッポン遺跡」に加え、「宇宙線の情熱」「紅座の庖厨」「空中国の大犯罪」を収録。300円。
 気になるので、買うことにしました。(詳細は版元サイトを)
ニッポン遺跡.jpg ニッポン遺跡(Kindle).jpg

【追記】
 ふと思いました。『ニッポン遺跡』って、『世界SF全集34 日本のSF(短篇集)』早川書房(71)に収録されている「ニッポン遺跡(抄)」しか読んだことがなかったのではないかと……。
 Kindle版を買った機会に、ちゃんと読みたいと思います。
世界SF全集34.jpg
posted by 高井 信 at 10:22| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『悪の華』『幽霊紳士』

 クラーク・アシュトン・スミス『悪の華』綺想社(21)、大下宇陀児『探偵小説 幽霊紳士 或いは、恐怖の歯型 室蘭版』東都我刊我書房(21)を版元よりお送りいただきました。ありがとうございます。
『悪の華』はスミス短編集の4冊目。本書の刊行によって、ゾシークものの大半が日本語で読めることになったそうです。素晴らしい! 興味のある方はこちらを。
『幽霊紳士』は大下宇陀児の幻の長編、初の単行本化とのことです。私は詳しくないのですが、巻末の解説「大下宇陀児の新聞連載」を読むと、そそられまくります。興味のある方はこちらを。
悪の華.jpg 幽霊紳士.jpg
posted by 高井 信 at 07:54| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする