海外版ゴジラって、観たっけ? どうだっけ? よくわかりませんが、覚えていないのでしたら、観てないのと同じです。ソフトを持っていないのは確か。買うことにしました。
◎小前亮『姜維伝 諸葛孔明の遺志を継ぐ者』朝日新聞出版(10)
『三国志』登場人物のなかで姜維はかなり好きな武将です。『三国志』で一番好きなのは趙雲、2番目は孔明なんですが、姜維はそのふたりを足して2で割ったような武将という印象です。孔明の知力と趙雲の武力を併せ持った……と言うと、言いすぎかも(笑)。
ただ残念なことに、山ほど観てきた&読んできた『三国志』のなかで、姜維の活躍が描かれるシーンはさほど多くはありません。おもな活躍が孔明の歿後ということが大きな理由でしょう。『三国志』ストーリー全体のなかで、最高に面白いのは関羽の歿する寸前までで、それ以後はだいぶトーンダウン。で、孔明の歿後はさらにトーンダウン。見るべきは姜維だけになってしまいます(←個人的な感想)。多くの『三国志』で端折られてしまうのは仕方がないかもしれません。
この本を手にした瞬間――
おおっ。まるごと姜維!!
買うのに一瞬の躊躇もありませんでした。