
どれも面白く読みましたが、私的ベストは『手塚治虫スペースアドベンチャーショートストーリーズ(全2巻)』講談社・KCDX(12)です。ことに、1960年前後に描かれた作品には驚きました。日本の第一世代SF作家がデビューする前(あるいは、ようやく活躍を始めたころ)、すでに手塚治虫はこんな傑作SFを描いていたんですねえ。
桑田次郎『人外魔境』東京三世社・マイコミックス(81)も楽しいSF短編集でした。同じく桑田次郎の『ガロロQ(全3巻)』マンガショップ(08)は『鉄人18号』と『バビル二世』(のロデム)を合わせたような話。――って、ほんとか。
中城健『ウルトラQ 全』朝日ソノラマ(00)には懐かしさ爆発。TVドラマを観たくなりましたが、いまは控えましょう。
里中満智子は、4冊読んだくらいでは焼け石に水。まだまだ積ん読どっさりです。読みます!
田中圭一は……わはははは。好き。