2017年06月30日

実店舗販売開始

日本ショートショート出版史.jpg 東京は西荻窪の古書店・盛林堂書房にて『日本ショートショート出版史~星新一と、その時代~』を取り扱っていただくことになりました。本日より販売開始です。お店にお立ち寄りの際には、ぜひぜひお手に取ってみてください。通販サイト・書肆盛林堂でも購入可能ですから、どうぞご利用くださいませ。
 私の行きつけの書店・ちくさ正文館書店本店(名古屋・千種)でも近日中に販売開始予定です。こちらもよろしくお願いいたします。
posted by 高井 信 at 19:46| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月29日

映画『サソリ 女囚701号』『サソリ 殺す天使』

 映画『サソリ 女囚701号』『サソリ 殺す天使』を観ました。1998年公開の2部作(前後編)。主演は小松千春です。
 この映画を観るのは、だいぶ前にテレビで放映されていたのを観て以来ですから、15年ぶりくらいかな。例のごとく、すっかり忘れていましたが、観ているうちに徐々に記憶が甦り……。
 大団円(後編のラスト)では、そうだそうだ、最初に観たとき「やられた~」と思ったんだっけな、と。ええ、このサソリ、けっこう私好みです。
 それにしてもこの手の映画、大昔は真夜中やお昼の定番でしたし、つい最近まではちょくちょくテレビ放映されていたような気がするんですが、めっきり見なくなりましたねえ。淋しく思っています。
サソリ女囚701号.jpg サソリ殺す天使.jpg
posted by 高井 信 at 21:39| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「SFハガジン」第71号

 ふと思いついたことがあり、予定を思い切り前倒しして「SFハガジン」第71号を発行しちゃいました。会員さんに向けて伝言があり、これは少しでも早いほうがよかろうと。
 どうぞよろしくお願いいたします。
 おっと。順序が逆になりましたが、今号は海野久実さんです。いいペースで原稿を送ってくださるので、ほんと、ありがたいです。

 さて、シール切手を貼りましょうか(嬉)。
 今日か明日には投函したいと思っていますが、天気次第です。
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2017年06月28日

映画『ウィークエンド・シャッフル』

 久しぶりに映画『ウィークエンド・シャッフル』を観ました。原作は筒井康隆。1982年の作品です。
 この映画を観るのは5~6回目と思いますけど、いやこれ、何回観ても面白いですね。この映画はビデオが発売されただけで、DVD化はされていないはず。もったいないなあ。
ウィークエンド・シャッフル(VHS).jpg ウィークエンド・シャッフル(文庫).jpg
 右の画像は帯付きのようなデザインのカバーが付いた講談社文庫。だいぶ前にブックオフで見かけ、うほほ~~いと買ったものです。え~と、4年前ですか(→この記事)。こういうとき、ブログに書いておくと便利です。
posted by 高井 信 at 18:01| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「少年サンデー」の「1000字コント」

「ボーイズライフ」誌の「1000字コント」については、この記事に書きました。『日本ショートショート出版史』では52ページに書いています。
 先日。「ボーイズライフ」にて入選経験のある藤原龍一郎さんが、ふと昔話を漏らしました。――「1000字コント」は「ボーイズライフ」ののち「少年サンデー」に引き継がれ、そこでも入選したことがある。選者は筒井康隆……。
 えー? 「少年サンデー」で!?
 詳細を尋ねましたが、何しろ昔のことゆえ、記憶は忘却の彼方。掲載誌も残っていないとのこと。
 こういうときに頼りになるのが筒井さんのことならお任せの尾川健くんです。問い合わせてみましたら、すぐに調べてくれました。
「少年サンデー」1970年8月30日号(№36)に募集告知。
「少年サンデー」1970年10月18日号(№43)に第1回入選発表。(藤原さん入選)
「少年サンデー」1971年3月21日号(№12)に第2回入選発表。
 第3回以降は不明ですが、おそらく第2回で終了したと思われます。
 もうちょっと早くわかっていれば『日本ショートショート出版史』に書くことができたのですが、実は藤原さんの昔話は『日本ショートショート出版史』を読んだことで出てきたものでして……(笑)。
 ともあれ、新たな発見ができました。藤原さん、尾川くん、ありがとうございました。
 尾川くんは「少年サンデー」当該ページのコピーも送ってくれました。感謝!
posted by 高井 信 at 13:42| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『幽霊横行』

 盛林堂書房さまより『魔子鬼一作品集成 第2巻 幽霊横行』盛林堂ミステリアス文庫(17)をお送りいただきました。ありがとうございます。
魔子鬼一作品集成 第1巻 屍島のイブ』に続く第2弾です。今回も第1巻に負けない厚さ。――いや、少し負けてるけど、やはり厚い。
 ふと気づけば、2冊の表紙絵はつながっているのですね。せっかくなので、2冊並べてスキャンすることにしました。
 興味のある方は書肆盛林堂サイトへ。また、ちくさ正文館書店本店(名古屋)にも入荷していると聞いています。お近くの方はこちらでも。
魔子鬼一作品集成.jpg
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2017年06月27日

映画『82(ワニ)分署 Rebirth』

 2日前の記事の続きです。
 映画〈女囚さそり〉シリーズは篠原とおるのマンガが原作です。同じく篠原とおるのマンガを原作とした映画は〈Zero WOMAN〉シリーズ、〈82(ワニ)分署〉シリーズもあり、前者はだいぶ前に全作制覇しました。後者は――
・劇場映画
『スーパーGUNレディ ワニ分署』1979年/主演:横山エミー
82分署Rebirth.jpg『82(ワニ)分署』1995年/主演:井上晴美
・Vシネマ
『82(ワニ)分署 Rebirth』1996年/主演:原久美子
『新82(ワニ)分署』1998年/主演:白鳥智恵子
 最初の横山エミー版って、学生のころに劇場で観たような気がするなあ。この手の映画、昔から好きだったようです。
 井上晴美版、白鳥智恵子版も観たことがあり、残るは原久美子版――『82(ワニ)分署 Rebirth』だけです。〈女囚さそり〉シリーズ制覇の勢いに任せ、観ちゃいました。
 う~~ん、どうなんだろ。こういう映画って主演女優の持つ雰囲気が映画の魅力を大きく左右するわけで、原久美子は……ちょっぴりひ弱に感じられてしまうかな。横山エミーは抜群に強そうだったぞ(笑)。←ストーリーなんて忘れているけど、印象は残っています。
 ということで、〈女囚さそり〉〈Zero WOMAN〉〈82(ワニ)分署〉シリーズ、全制覇であります。とはいえ、ほとんど何も覚えてないなあ(苦笑)。
posted by 高井 信 at 18:59| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月26日

ショートショートな午後

 今日は井上雅彦さんが来宅。お昼から夕方まで、ショートショートの濃密な時間を過ごしました。いやあ、ほんとに濃かったですよ~~。
 井上さんとの付き合いは長いけれど、こんなにじっくりと話したのは初めてですね。
 楽しかったです。ありがとうございました。
posted by 高井 信 at 20:07| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月25日

映画『SASORI IN U.S.A.』


 映画『SASORI IN U.S.A.』を観ました。1997年の作品。女囚さそりシリーズの1作で、主演は斎藤陽子。
 私はさそりシリーズが好きで、けっこう観ていますが、これはDVDになっていなくて、なかなか観る機会がありませんでした。
 で、感想。――う~~~む、悪くはないけれど、DVDになってないのもわからないことはないかな(笑)。
SASORI IN USA.jpg
 ウィキペディアでシリーズをチェックしてみました。
・オリジナル版(いずれも主演は梶芽衣子)
女囚701号/さそり(1972年8月25日公開)
女囚さそり 第41雑居房(1972年12月30日公開)
女囚さそり けもの部屋(1973年7月29日公開)
女囚さそり 701号怨み節(1973年12月29日公開)
・リメイク版
新・女囚さそり 701号(1976年11月17日公開)主演:多岐川裕美
新・女囚さそり 特殊房X(1977年6月18日公開)主演:夏樹陽子
SASORI IN U.S.A.(1997年4月5日公開)主演:斎藤陽子
サソリ 女囚701号(1998年10月31日公開)主演:小松千春
サソリ 殺す天使(1998年10月31日公開)主演:小松千春
さそり(2009年8月8日公開)主演:水野美紀
女囚701号 さそり外伝(2011年10月7日公開)主演:明日花キララ
女囚701号 さそり外伝 第41雑居房(2012年8月8日公開)主演:葵つかさ
・Vシネマ版
女囚さそり 殺人予告/主演:岡本夏生
 今回の『SASORI IN U.S.A..』で、全作品制覇と思います。ただし、梶芽衣子の第1作以外は内容ごちゃごちゃ。どれがどれやら状態です(苦笑)。
posted by 高井 信 at 20:04| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『踊るコンピュータ』

踊るコンピュータ.jpg あ、こんな本があったのか。知らなかった。――と購入。
◎東野司『踊るコンピュータ』ジャストシステム(92)
 コンピュータ・テーマのショートショートと、コンピュータに関する「一行あるある」をぐちゃっと詰めこんだ本です。ほぼショートショート集と言っていいでしょう。
 う~~~む、この本は『日本ショートショート出版史』(225ページ)で触れておくべきだったなあ。残念&失敗であります。
posted by 高井 信 at 14:17| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月22日

「SFハガジン」第70号

>これがたぶん、今年の上半期、最後の発行になります。
 と書いたのは、わずか3日前です。→この記事

 舌の根の乾かぬうちに第70号を発行してしまいました。拙作掲載です。
 事情(というか、言いわけ)は宛名面に書いてありますので、どうぞ笑ってやってくださいませ。
 編集兼発行人、やりたい放題であります(笑)。
posted by 高井 信 at 10:10| Comment(8) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月21日

そろそろ9日。

『日本ショートショート出版史~星新一と、その時代~の販売を開始して、そろそろ9日が経とうとしています。オンデマンドで3000円というのは決して低くはないハードルかと思うのですが、予想以上に多くの方々にお買い求めいただき、驚き、かつ感謝しています。
 ご購入いただいた方々の反応が知りたくて、ネット検索する毎日です。残念ながら、まだツイッターで数人の反応しか見当たらないのですが、そのなかに拙ブログの読者のツイートがありました。
ツイッター.jpg
 おお、山名さん。お買い上げ、ありがとうございます。
 ツイッターにてコメントを返したいところですが、残念ながら私、ツイッター登録しておりません。
 いやあ、こういう読まれ方というのは、まさに、わが意を得たり、なんですよね。
 読みながら、自分の読書人生を反芻できるのではないかと思います。私は執筆している間、自分の人生と重ね合わせていました。
 最後までお楽しみいただければ。

 ほかの方々のツイートも読ませていただいています。お楽しみくださいね。
posted by 高井 信 at 11:17| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月19日

「SFハガジン」第69号

「SFハガジン」第69号を発行しました。今回は深田亨さんの作品です。
 これがたぶん、今年の上半期、最後の発行になります。今年の最初が第52号で、半年で第69号まで来ました。18冊発行。ありゃ、月に3冊のペースになっちゃってますね(笑)。第64号(冊子)は48ページもあるし。
 まあ、細かいことは考えず、今後も適当かつ気楽に発行していこうと思っています。
 ご寄稿、お待ちしております。
posted by 高井 信 at 11:06| Comment(3) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月18日

映画『狼の紋章』『ウルフガイ 燃えろ狼男』

狼の紋章.jpg 映画『狼の紋章』のDVDを購入。言わずと知れた、平井和正の原作です。
 さっそく観ました。大昔に観たときには不満たらたらでしたが、いまは楽しく観られて、ちょっとびっくり。前に観たときには原作から受けた興奮や感動が色濃く残っていて、それゆえの不満だったのかもしれませんね。いまはもう、ほのぼのしみじみと、好きだったなあという感じですから。
 ん? もう一本のウルフガイ映画『ウルフガイ 燃えろ狼男』はどうなのかしらん。これも大昔に観たときには不満たらたらでしたが、いまだったら?
 これは国内ではDVD化されていませんが、幸い、だいぶ前にテレビ放送されたもの(ビデオ録画)をDVDに焼いてあります。観ることにしました。
 あ、これ、面白い。DVD化すればいいのにね。もったいないなあ。
posted by 高井 信 at 14:04| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月17日

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』

 ばたばたしていたのがようやく落ち着き、ふと、そういえば『スター・ウォーズ』シリーズの新作観てないや、と思い当たりました。ひょいっと最寄りのレンタルショップへ。

 あ、なるほど。第1作の前日譚ですか。前にも書いたかもしれませんが、第1作、私は封切り初日の第1回目の上映を新宿コマ劇場で観ております。あれから40年近く経って、その前日譚(しかも新作)を観るというのは不思議な感覚です。
 で、当然のように第1作を観たくなったのでした(笑)。
posted by 高井 信 at 22:01| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『平和の玩具』ほか

 新刊書店に行ってきました。目的はこれ――
◎サキ『平和の玩具』白水uブックス(17)
 これは買うよね。それにしても、帯の惹句「ショートショートの神様」はすごいなあ。確かにサキはショートショートの優れた先駆者だけど、神様とは少し違うような……(苦笑)。ま、いっか。
平和の玩具.jpg ゾンビの世界.jpg
 店内を物色していたら、な、なんじゃ、これは!
◎DVD10枚組『ゾンビの世界 リビング・デッド』コスミック出版(17)
 古~いゾンビ映画まとめて10本はいって1800円。こんなもん、買うしかないではありませんか。
 10作中3作はDVDを持っていますが、誤差のうちですね。
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド(最終版).jpg 私はゾンビと歩いた!.jpg ホワイト・ゾンビ(恐怖城).jpg

【追記】
 並べてみました。(コメント欄参照)
ターザン.jpgコスミック出版.jpg
posted by 高井 信 at 17:35| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

書影ページの誤植

『日本ショートショート出版史』書影ページをチェックしました。いくつもミスが見つかり、蒼くなっています。販売ページのコメント欄に記したものも含め、ここにまとめておきます。

29ページ 『夜のドン・キホーテ』→『東京のドン・キホーテ』
105ページ 『筒井康隆漫画讀本』→『筒井漫画瀆本』
105ページ 『筒井康隆漫画讀本ふたたび』→『筒井漫画瀆本ふたたび』
160ページ 『くるしまぎれにーパッサン』→『くるしまぎれにモーパッサン』
161ページ 『誰かの関係』→『だれかの関係』
209ページ 『ドライブ・デイト・マニュアル』→『ドライヴ・デイト・マニュアル』
235ページ 『そうはいってもとぶのはやさしい』→『そうはいっても飛ぶのはやさしい』
245ページ 『プラトニック・チェーン』→『プラトニック・チェーン01』

 本当に申しわけありません。
 もし第3刷を作ることになりましたら、修正いたします。
posted by 高井 信 at 06:00| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月15日

発送が始まりました。

『日本ショートショート出版史』をご注文いただきました皆さま、お待たせして、申しわけありません。ようやく第1弾の発送がありました(対象は12日午後3時までの注文分)。これから順次、発送されていくものと思います(発送完了しましたら、それぞれにメール連絡が行きます)。
 ヤマトのDM便を使用。私の場合、発送から到着まで4日くらいかかりました。
 いましばらくお待ちくださいますよう、お願いいたします。
posted by 高井 信 at 18:14| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月14日

書影ページ、ご紹介

『日本ショートショート出版史~星新一と、その時代~』のオンデマンド販売を開始して、そろそろ2日が経とうとしています。お陰さまで、数多くの方々にご注文いただき、嬉しく思っています。また、献本させていただいた方々にはブログ、ツイッター、フェイスブックなどでご紹介をいただき、感謝感謝感謝です。
 何かと書影が話題になっていますので、書影ページを少しだけお見せします。
 まずは最初の書影ページ、1957年。
1957年.jpg
 続いて、1958年。
1958年.jpg
 続いて、1959年。
1959年.jpg
 とまあ、こんな感じ。その年に発行された本に限るわけではなく、そこから派生してさまざまな本を紹介しています。しばらく前からブログで「七面倒臭い作業」云々と書いていましたが、その正体(第一段階)はこれでした。いやほんと、面倒臭かった。
 しかし、その甲斐はあったようです。よかった~。

 ご注文はこちらから。
 よろしくお願いいたします。
posted by 高井 信 at 08:37| Comment(1) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月12日

『日本ショートショート出版史~星新一と、その時代~』

 いろいろありまして、『日本ショートショート出版史~星新一と、その時代~』という本を自費出版(オンデマンド出版)しました。
日本ショートショート出版史.jpg 背.jpg
 拙ブログの読者には説明不要かもしれませんね。2015年2月に初稿を脱稿(→この記事)。現在、〈ハードSF研究所〉の会誌「Hard SF Laboratory」に連載している「日本ショートショート出版史・覚え書き」に加筆修正したものです。連載はまだ終わってなくて、次号(8月発行予定)が最終回なんですけどね(苦笑)。
 ともあれ、「はじめに」を読んでいただきましょう。

 わが国におけるショートショートの歴史は星新一に始まる。もちろん、それまでにもショートショートと言ってもいい小説は書かれ、そういった作品を書く作家はいた。しかしそれらはショートショートとして認識されていなかった。
 本稿は星新一がデビューした1957年を起点に、日本ショートショートの歴史を編年体で――その年の出来事と出版物を中心にして綴ったものである(それ以前の出版物についても、必要に応じて取り上げている)。詳細な記述は星新一が歿した1997年までとし、以降は簡略に記すにとどめたが、基本的な流れは押さえたつもりだ。―中略―
 今年は2017年。星新一のデビューを日本におけるショートショートの誕生と考えるならば、今年で60年――すなわちショートショートは還暦を迎えることになる。この機会に、星新一とともに生まれ成長したショートショートとその時代を眺めることは、決して無駄ではないだろう。

 いざ、60年前にタイムスリップ!

 とまあ、このような内容です。15年ほど前から、こういう本を作りたいなあと思って、準備してきました。陽の目を見せるなら、今年をおいてはない、と。
 古くからのファンには懐かしさ爆発、若いファンには目から鱗の連続。書影をふんだんに掲載しましたので、それを眺めているだけでも楽しめると思います。よろしければ、ぜひ。
 B6判/300ページ/オールカラー/頒価:3000円

 私はいま、心地よい満足感に浸っています。本書が好評をもって迎えられたら、幸せ感に包まれることでしょう。
 そんなこんなで、私も来月、還暦を迎えます。自分自身への最高のプレゼントができました(嬉)。

【追記】2019年10月28日
 販売を終了しました。→この記事参照
posted by 高井 信 at 12:09| Comment(22) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする