「SRマンスリー」をチェックしていて、「あら、こんなところに××のショートショートが」。
××のリストを作っておられるTさんにお知らせしたところ、
「知りませんでした。ありがとうございます。そういえば『SRマンスリー』には星新一もショートショートを寄稿していますね。『地獄案内』昭和36年1月。もちろん高井さんには常識でしょうけど」
え? 「地獄案内」? 「SRマンスリー」に掲載? 何それ? 知らないぞ。
Tさんにお願いし、当該ページのスキャン画像を送ってもらいました。
確かに、全く読んだ記憶のない作品。断定することはできませんけれど、単行本未収録と考えて、ほぼ間違いないでしょう。
瓢箪から駒というか、なんとも驚きの展開。Tさんもまさか単行本未収録とは思っておられなかったとのことで、「あわわわ」でした。
『つぎはぎプラネット』新潮文庫(13)の解説で――
>私たちの知らない作品がどこかに埋もれている可能性もあります。何か気がつかれましたら、ぜひ編集部までお知らせいただきますよう、お願いいたします。
と書きましたけれど、未知の作品が発見される可能性は低いだろうと思っていたんですよね。
いやあ、ありましたねえ(嬉)。
なるべく早く、ファンが容易に読める状況になればいいな、と思います。
2016年09月30日
『真夜中の講義室』ほか
名古屋古書会館の即売会、および鶴舞の古書店を3軒。めちゃ嬉しい収穫がありました。
◎小牧近江『小さな町 フィリップの本』アルス日本児童文庫(58)
ふう。ようやく見つけました。めちゃ嬉しい! フィリップについてはこの記事を。
◎マルセル・エイメ『壁抜け男』早川書房・異色作家短篇集(07)
全20巻、ようやく完集です。ささやかに嬉しい。
◎原作・新井素子、絵・亜藤潤子『扉を開けて』白泉社・花とゆめCOMICS(86)
ちょっと前にアニメ映画を観ました(→この記事)。マンガも読んでみようかな、と。


帰り、新刊書店を覗きました。月末発売予定で欲しい本が何冊かあり、入荷しているかな、と。残念ながらいずれも未入荷でしたが――
◎壱岐賢也『こんなショートな物語 真夜中の講義室』日本図書刊行会(99)
ずいぶん前からの探求書です。古本屋に行く際には留意しているんですが、まるっきり見かけず。ひょんなことから版元在庫があるらしいと知り、取り寄せ依頼をしたのでした。こんなサブタイトルを付けられたら、チェックしないわけにはいかないでしょう。
◎小牧近江『小さな町 フィリップの本』アルス日本児童文庫(58)
ふう。ようやく見つけました。めちゃ嬉しい! フィリップについてはこの記事を。
◎マルセル・エイメ『壁抜け男』早川書房・異色作家短篇集(07)
全20巻、ようやく完集です。ささやかに嬉しい。
◎原作・新井素子、絵・亜藤潤子『扉を開けて』白泉社・花とゆめCOMICS(86)
ちょっと前にアニメ映画を観ました(→この記事)。マンガも読んでみようかな、と。



帰り、新刊書店を覗きました。月末発売予定で欲しい本が何冊かあり、入荷しているかな、と。残念ながらいずれも未入荷でしたが――
◎壱岐賢也『こんなショートな物語 真夜中の講義室』日本図書刊行会(99)
ずいぶん前からの探求書です。古本屋に行く際には留意しているんですが、まるっきり見かけず。ひょんなことから版元在庫があるらしいと知り、取り寄せ依頼をしたのでした。こんなサブタイトルを付けられたら、チェックしないわけにはいかないでしょう。

2016年09月29日
クライマックスシリーズ
セ・パ両リーグの優勝が決まりました。面白かったのは圧倒的にパ・リーグ――大逆転の日本ハムですが、独走の広島も見事だったと思います。
で、クライマックスシリーズが始まります。
何かと問題の多いクライマックスシリーズですが、今年はそれが特に顕著。
今日現在――
セ・リーグ:優勝の広島と2位巨人は15ゲーム差、3位横浜は2位から3ゲーム差。
パ・リーグ:優勝の日本ハムと2位ソフトバンクは2ゲーム差。3位ロッテは2位から13ゲーム差。
この6チームすべてに日本一のチャンスがあるというのは、どう考えても納得できません。毎年のことですけれども、特に今年は。
とはいえ、私はクライマックスシリーズ自体に反対というわけではありません。シーズン終盤の消化試合が減るし、短期決戦も面白い。ただ、その先に待っているのが日本シリーズで、その勝者が日本一の称号を得ることが受け入れられないだけです。
ということで、提案します。
◆クライマックスシリーズ
第1ステージ:各リーグ、2位と3位が戦う。3試合制。
第2ステージ:各リーグ、第1ステージの勝者と優勝チームが戦う。5試合制。
ファイナル・ステージ:第2ステージの勝者同士が戦う。7試合制。勝者はクライマックスシリーズの優勝チーム。日本一ではない。
◆日本シリーズ
クライマックスシリーズ第1ステージの間に両リーグの優勝チームが戦う。クライマックスシリーズの日程に合わせ、3試合制。勝ったほうが日本一。
あるいは、クライマックスシリーズをもっと大胆に。
第1ステージ:各リーグ、5位と6位が戦う。1試合制。
第2ステージ:各リーグ、第1ステージの勝者と4位が戦う。1試合制。
第3ステージ:各リーグ、第2ステージの勝者と3位が戦う。1試合制。
第4ステージ:各リーグ、第3ステージの勝者と2位が戦う。1試合制、あるいは3試合制。
第5ステージ:各リーグ、第4ステージの勝者と優勝チームが戦う。3試合制、あるいは5試合制。
ファイナル・ステージ:両リーグを勝ち抜いたチーム同士が戦う。5試合制、あるいは7試合制。勝ったチームがクライマックスシリーズ優勝。
第1ステージから第4ステージの間、両リーグの優勝チームは日本シリーズ(7試合制)を行なう。勝ったチームが日本一。
で、クライマックスシリーズが始まります。
何かと問題の多いクライマックスシリーズですが、今年はそれが特に顕著。
今日現在――
セ・リーグ:優勝の広島と2位巨人は15ゲーム差、3位横浜は2位から3ゲーム差。
パ・リーグ:優勝の日本ハムと2位ソフトバンクは2ゲーム差。3位ロッテは2位から13ゲーム差。
この6チームすべてに日本一のチャンスがあるというのは、どう考えても納得できません。毎年のことですけれども、特に今年は。
とはいえ、私はクライマックスシリーズ自体に反対というわけではありません。シーズン終盤の消化試合が減るし、短期決戦も面白い。ただ、その先に待っているのが日本シリーズで、その勝者が日本一の称号を得ることが受け入れられないだけです。
ということで、提案します。
◆クライマックスシリーズ
第1ステージ:各リーグ、2位と3位が戦う。3試合制。
第2ステージ:各リーグ、第1ステージの勝者と優勝チームが戦う。5試合制。
ファイナル・ステージ:第2ステージの勝者同士が戦う。7試合制。勝者はクライマックスシリーズの優勝チーム。日本一ではない。
◆日本シリーズ
クライマックスシリーズ第1ステージの間に両リーグの優勝チームが戦う。クライマックスシリーズの日程に合わせ、3試合制。勝ったほうが日本一。
あるいは、クライマックスシリーズをもっと大胆に。
第1ステージ:各リーグ、5位と6位が戦う。1試合制。
第2ステージ:各リーグ、第1ステージの勝者と4位が戦う。1試合制。
第3ステージ:各リーグ、第2ステージの勝者と3位が戦う。1試合制。
第4ステージ:各リーグ、第3ステージの勝者と2位が戦う。1試合制、あるいは3試合制。
第5ステージ:各リーグ、第4ステージの勝者と優勝チームが戦う。3試合制、あるいは5試合制。
ファイナル・ステージ:両リーグを勝ち抜いたチーム同士が戦う。5試合制、あるいは7試合制。勝ったチームがクライマックスシリーズ優勝。
第1ステージから第4ステージの間、両リーグの優勝チームは日本シリーズ(7試合制)を行なう。勝ったチームが日本一。
2016年09月28日
『兵馬地獄旅』

横山光輝『兵馬地獄旅(全2巻)』集英社HOME REMIX(06)を読みました。
主人公の兵馬は復讐に燃える抜け忍です。刺客の襲撃をしのぎ、そして……。横山光輝お得意の忍者マンガなんですが、(影丸や赤影とは違って)本作品ではくノ一が活躍し、当然の結果として、お色気シーンがふんだんに登場します。
私は横山光輝の忍者マンガが大好き。抜け忍も大好き。復讐ものも大好き。くノ一も大好き。となれば、それらがミックスされた『兵馬地獄旅』がつまらないわけがありません。
ちょっと読み始めたら止まらず、一気に読み終えました。横山光輝の忍者マンガ、おもだったところはこれで制覇したような気がするのですが……。
2016年09月27日
魔窟
行きつけの書店(ちくさ正文館書店・本店)へ。
まずは西秋生『ハイカラ神戸幻視行 紀行篇 夢の名残り』神戸新聞総合出版センター(16)をチェックしました。
おお、あるある。かなり目立つところに面陳されています。お店の許可を得て、パチリ。(確認するのを忘れたけど、確か正編も店頭在庫があるはず)

この店にはこんな本も売っています。

店内ぐるっと回ったあと、何かと話題の「本の雑誌」10月号を立ち読みしました。>北原尚彦「魔窟のベスト10 分け入っても分け入っても本の山」
自分の処理能力を超えた本を所有されている方々の書庫だか書斎だかわかりませんが、ともかく本だらけの空間が紹介されています。いやはや、すごいなあ。私もそこそこ本は持っていますけれど、ここで紹介されている方々と比べると、大人と子ども。ほんと、桁が違います。
さらにすごかったのは巻頭カラーページで紹介されている鏡明さんの書庫。いやいや、これ、ベスト1か2、確実にベスト3にはいるでしょう。
お店の方々と一緒に写真を見ながら、ひとしきり盛り上がったのでした。
おっと。今日は本は買わず。何冊か取り寄せ&取り置きをお願いして、帰宅しました。
まずは西秋生『ハイカラ神戸幻視行 紀行篇 夢の名残り』神戸新聞総合出版センター(16)をチェックしました。
おお、あるある。かなり目立つところに面陳されています。お店の許可を得て、パチリ。(確認するのを忘れたけど、確か正編も店頭在庫があるはず)
この店にはこんな本も売っています。
店内ぐるっと回ったあと、何かと話題の「本の雑誌」10月号を立ち読みしました。>北原尚彦「魔窟のベスト10 分け入っても分け入っても本の山」
自分の処理能力を超えた本を所有されている方々の書庫だか書斎だかわかりませんが、ともかく本だらけの空間が紹介されています。いやはや、すごいなあ。私もそこそこ本は持っていますけれど、ここで紹介されている方々と比べると、大人と子ども。ほんと、桁が違います。
さらにすごかったのは巻頭カラーページで紹介されている鏡明さんの書庫。いやいや、これ、ベスト1か2、確実にベスト3にはいるでしょう。
お店の方々と一緒に写真を見ながら、ひとしきり盛り上がったのでした。
おっと。今日は本は買わず。何冊か取り寄せ&取り置きをお願いして、帰宅しました。
2016年09月26日
『コメットさん』
横山光輝『コメットさん』講談社漫画文庫(06)を読みました。子どものころ、実写ドラマ(主演:九重佑三子)は楽しく観ていましたが、マンガを読むのは初めてです。
調べてみましたら、実写ドラマの放送は1967年~1968年。私が小学校4年~5年のときですね。マンガは「週刊マーガレット」連載とのこと。当時、マンガの存在は知りませんでした。
2度目の実写ドラマ(主演:大場久美子/1978年~79年)もたまに観ていましたが、やはり私にとってのコメットさんは九重佑三子です。アニメ(2001年~2002年)にもなったようですが、一度も観たことなし。というか、そんな番組があったことすら知りませんでした。
そんなわけで、マンガのコメットさんです。
ドラマの原作ではなく、ドラマのコミカライズとのことですが、私の印象に残っているコメットさん(九重佑三子版)とはいささか趣が違っているような気がします。
解説(平塚利光)には――
>横山氏が、TVドラマ版「コメットさん」のストーリーを単に焼き直したような作品にすることは決して望まなかったと思います。
と書かれています。そういうことでしょう。
とても楽しく読み終わりました。
九重佑三子版『コメットさん』のオープニング。懐かしい~~~。
ん? いかん。『怪人アッカーマン』を思い出してしまった(笑)。
調べてみましたら、実写ドラマの放送は1967年~1968年。私が小学校4年~5年のときですね。マンガは「週刊マーガレット」連載とのこと。当時、マンガの存在は知りませんでした。

そんなわけで、マンガのコメットさんです。
ドラマの原作ではなく、ドラマのコミカライズとのことですが、私の印象に残っているコメットさん(九重佑三子版)とはいささか趣が違っているような気がします。
解説(平塚利光)には――
>横山氏が、TVドラマ版「コメットさん」のストーリーを単に焼き直したような作品にすることは決して望まなかったと思います。
と書かれています。そういうことでしょう。
とても楽しく読み終わりました。
九重佑三子版『コメットさん』のオープニング。懐かしい~~~。
ん? いかん。『怪人アッカーマン』を思い出してしまった(笑)。
2016年09月24日
『夢都傳説』
西秋生さんには『夢都傳説』という長編があり、ネットに公開されています(→ここ。妹尾俊之名義)。
気にはなっていたものの、私はパソコンモニターで小説を読むのが苦手なんですよね。それが長編ともなれば、なかなか手を出すことができず。
一念発起し、全文コピペの上、自分の読みやすいようにレイアウト&印刷。本日、一気に読み終えました。
西さんの乱歩趣味が大爆発。めちゃ楽しかったです。よろしければ、皆さんもぜひお読みください。
西さんの追悼作品集『神樂坂隧道』、以前にも紹介しました(→ここ)が、もう一度。
製本直送(販売ページはここ)、盛林堂書房(東京・西荻窪/通販サイトはここ)、ちくさ正文館書店・本店(名古屋・千種)にて購入できます。
盛林堂書房、ちくさ正文館書店・本店では西さんのエッセイ集『ハイカラ神戸幻視行 紀行篇 夢の名残り』も取り扱っています。(ちくさ正文館書店・本店には入荷しているか未確認ですが、確実に入荷します)
両書とも、どうぞよろしくお願いいたします。
気にはなっていたものの、私はパソコンモニターで小説を読むのが苦手なんですよね。それが長編ともなれば、なかなか手を出すことができず。
一念発起し、全文コピペの上、自分の読みやすいようにレイアウト&印刷。本日、一気に読み終えました。
西さんの乱歩趣味が大爆発。めちゃ楽しかったです。よろしければ、皆さんもぜひお読みください。
西さんの追悼作品集『神樂坂隧道』、以前にも紹介しました(→ここ)が、もう一度。
製本直送(販売ページはここ)、盛林堂書房(東京・西荻窪/通販サイトはここ)、ちくさ正文館書店・本店(名古屋・千種)にて購入できます。
盛林堂書房、ちくさ正文館書店・本店では西さんのエッセイ集『ハイカラ神戸幻視行 紀行篇 夢の名残り』も取り扱っています。(ちくさ正文館書店・本店には入荷しているか未確認ですが、確実に入荷します)
両書とも、どうぞよろしくお願いいたします。
2016年09月23日
『30の神品 ショートショート傑作選』

サブタイトルにもある通り、ショートショートの傑作選です。全30編収録。
これねえ、いいっすよ~。「ショートショート好きなら、最低でもこれくらいは読んでおけ」ってな超傑作、それに江坂さんが愛する逸品が絶妙にブレンドされているのです。
前者については、すれっからしの読者は「なんだ、こんな有名どころばかり並べやがって。ほとんど読んでるわい」となるかもしれません(いや、なるでしょう)。しかし後者は、すれっからしの読者も満足するはず。
ああ! 私が10代のころ、まだショートショートをそんなに読んでいないころにこんな本があったら……と思うと、いまの若い方々が羨ましい。
これを読んで、ショートショートの面白さ・奥深さを再認識・新発見していただきたいと思います。ことに若い方々に、超お勧め!
『きまぐれ星からの伝言』
星マリナさんより、星新一『きまぐれ星からの伝言』徳間書店(16)を送っていただきました。ありがとうございます。
星さんの生誕90周年を祝うバラエティブックです。小説、エッセイ、インタビュー、対談、座談会、講演録、はてはファンジンに寄せたメッセージまで、これまで単行本に未収録だったものを中心に収められています。
私みたいな人間はほとんどが既読だったりするわけですが、考えるまでもなく、そんな人間は少数派。星新一ファン感涙の内容と言えるのではないでしょうか。
個人的には、第8章・第9章(ファンジンに寄せられたコメントやお便り)に――おおっ。『つぎはぎプラネット』収録作品を渉猟しているとき、多くのファンジンをチェックしたんですよね。本書に収録されているファンジンで、そのときにチェックしなかったのは、たぶん2種のみ。あのときのあれこれを思い出し、懐かしくなりました。
懐かしいといえば、第6章に収録されている講演録「原稿になる話」(於:星コン'78)です。星コン'78には私も参加。この講演も、もちろん生で聴いています。
あ、そうそう。星コンⅡ(1979年)でも星さんに講演をしていただき、レポートに掲載されています。もし『きまぐれ星からの伝言2』が出るようでしたら、ぜひ。
それと、バラエティブックもいいけれど、1冊まるまるの未収録エッセイ集、未収録対談集、未収録座談会集なんかも読みたいなあ。
ご一考をお願いいたします。>出版社の方々
【追記】9月25日
あ、書くのを忘れてた。
第6章には、ファンジン等に寄せたアンケートも収録されています。「海外SFアンケート」「SFのベスト5」「わたしの選んだ海外SFベスト・テン」「幻想文学についてのアンケート」の4つ。
「Sealed Room Monthly」49号(1962年)にはアンケート「私の好きな怪奇小説」があり、星さんも回答されています。『きまぐれ星からの伝言』に再録されているのはSFと幻想文学についてのアンケート。怪奇小説のアンケートも再録したら楽しかっただろうなあと思います。
もし『きまぐれ星からの伝言2』が出るようでしたら、ぜひ。←しつこいですな(笑)。

私みたいな人間はほとんどが既読だったりするわけですが、考えるまでもなく、そんな人間は少数派。星新一ファン感涙の内容と言えるのではないでしょうか。
個人的には、第8章・第9章(ファンジンに寄せられたコメントやお便り)に――おおっ。『つぎはぎプラネット』収録作品を渉猟しているとき、多くのファンジンをチェックしたんですよね。本書に収録されているファンジンで、そのときにチェックしなかったのは、たぶん2種のみ。あのときのあれこれを思い出し、懐かしくなりました。
懐かしいといえば、第6章に収録されている講演録「原稿になる話」(於:星コン'78)です。星コン'78には私も参加。この講演も、もちろん生で聴いています。
あ、そうそう。星コンⅡ(1979年)でも星さんに講演をしていただき、レポートに掲載されています。もし『きまぐれ星からの伝言2』が出るようでしたら、ぜひ。
それと、バラエティブックもいいけれど、1冊まるまるの未収録エッセイ集、未収録対談集、未収録座談会集なんかも読みたいなあ。
ご一考をお願いいたします。>出版社の方々
【追記】9月25日
あ、書くのを忘れてた。
第6章には、ファンジン等に寄せたアンケートも収録されています。「海外SFアンケート」「SFのベスト5」「わたしの選んだ海外SFベスト・テン」「幻想文学についてのアンケート」の4つ。
「Sealed Room Monthly」49号(1962年)にはアンケート「私の好きな怪奇小説」があり、星さんも回答されています。『きまぐれ星からの伝言』に再録されているのはSFと幻想文学についてのアンケート。怪奇小説のアンケートも再録したら楽しかっただろうなあと思います。
もし『きまぐれ星からの伝言2』が出るようでしたら、ぜひ。←しつこいですな(笑)。
「創元SF文庫の歴史」
こんな面白い連載記事に気がつきました。
渡辺英樹「創元SF文庫の歴史」――全5回(予定)のうち第2回までがアップされています。
「創元SF文庫の歴史(その1)始まりはブラウンから」
「創元SF文庫の歴史(その2)ドラキュラはなぜSFだったのか?」
漠然と感じてはいたものの、あくまでも感覚でしかなかった創元推理文庫(→創元SF文庫)の歴史が明確な資料によって、くっきりと目の前に提示されます。
これは素晴らしい。&楽しい。
第3回以降も楽しみです。

現在のうちの創元推理文庫棚。あと2段あり、もちろん後列にも並べていますので、全体量はこの3倍くらいです。必要上、短編集を前列に並べています。結果、SFの多くは後列へ。
【追記】
ついでなので、後列もパチリ。

ほとんどがSFです。こいつら(そして、こいつら)が私をSFファンにしやがったのです。感謝。
渡辺英樹「創元SF文庫の歴史」――全5回(予定)のうち第2回までがアップされています。
「創元SF文庫の歴史(その1)始まりはブラウンから」
「創元SF文庫の歴史(その2)ドラキュラはなぜSFだったのか?」
漠然と感じてはいたものの、あくまでも感覚でしかなかった創元推理文庫(→創元SF文庫)の歴史が明確な資料によって、くっきりと目の前に提示されます。
これは素晴らしい。&楽しい。
第3回以降も楽しみです。
現在のうちの創元推理文庫棚。あと2段あり、もちろん後列にも並べていますので、全体量はこの3倍くらいです。必要上、短編集を前列に並べています。結果、SFの多くは後列へ。
【追記】
ついでなので、後列もパチリ。
ほとんどがSFです。こいつら(そして、こいつら)が私をSFファンにしやがったのです。感謝。
2016年09月22日
『キングロボ』
マンガショップシリーズって、昭和30年代~40年代に少年時代を過ごした人にとって、ものすごくありがたい叢書なのではないでしょうか。私個人に関して言えば、桑田次郎をどんどん出してくれることが特に嬉しい。子どものころに『8マン』『エリート』『デスハンター』『超犬リープ』などなど読みふけり、大好きなマンガ家なんですけれど、私の知らない作品がこんなにあるとは……。
うちの本棚、マンガショップシリーズを収めてあるあたりをご覧に入れましょう。桑田次郎率、めちゃ高いです。

買っただけで読んでない本も何冊かあり、そのなかから今日は桑田次郎『キングロボ(全2巻)』(2004年)を読みました。先日の記事で「10冊や20冊、一気に読めてしまうマンガもあれば、少しずつ読み進めないと咀嚼できないマンガもあります」と書きましたが、これは前者です。いや、このマンガに限らず桑田次郎は基本的に一気ですね。
『8マン』と同タイプのスーパー・ロボットもの。登場人物たちの顔が『8マン』そっくりで、びっくり。連載が『8マン』と同じ1963年と知り、またびっくり。ストーリーも面白く、桑田次郎を満喫しました。
そんなこんなでノスタルジジイ化が止まりません(笑)。楽しい楽しい。
うちの本棚、マンガショップシリーズを収めてあるあたりをご覧に入れましょう。桑田次郎率、めちゃ高いです。
買っただけで読んでない本も何冊かあり、そのなかから今日は桑田次郎『キングロボ(全2巻)』(2004年)を読みました。先日の記事で「10冊や20冊、一気に読めてしまうマンガもあれば、少しずつ読み進めないと咀嚼できないマンガもあります」と書きましたが、これは前者です。いや、このマンガに限らず桑田次郎は基本的に一気ですね。
『8マン』と同タイプのスーパー・ロボットもの。登場人物たちの顔が『8マン』そっくりで、びっくり。連載が『8マン』と同じ1963年と知り、またびっくり。ストーリーも面白く、桑田次郎を満喫しました。
そんなこんなでノスタルジジイ化が止まりません(笑)。楽しい楽しい。

「SFハガジン」PDF化
「SFハガジン」創刊号から第44号までをPDF化しました。ご希望の方(もちろん会員限定)にはお送りしますので、お申し出ください。
9メガ近くあります。メールの受信容量を超えるという方は、その旨をお知らせください。分割送付します。あるいは、ご希望の号のみお送りすることも可能です。
あ、そうだ。
「SFハガジン」の購読規定、一部を変更しましたので、ここに書いておきます。
会費は1号(というか1回の発送)あたり52円切手1枚としていましたが、複数号を同時発行(封筒にて発送。82円あるいは92円切手使用)する場合には2号分(52円切手2枚分)と換算させていただきます。ご了承いただきますよう。
基本的に「SFハガジン」は必要な分(そのときの会員数)しか作りませんので、私の手元にもほとんどの号は1部しかありません。例外は第22号。これだけは在庫あります。
9メガ近くあります。メールの受信容量を超えるという方は、その旨をお知らせください。分割送付します。あるいは、ご希望の号のみお送りすることも可能です。
あ、そうだ。
「SFハガジン」の購読規定、一部を変更しましたので、ここに書いておきます。
会費は1号(というか1回の発送)あたり52円切手1枚としていましたが、複数号を同時発行(封筒にて発送。82円あるいは92円切手使用)する場合には2号分(52円切手2枚分)と換算させていただきます。ご了承いただきますよう。
基本的に「SFハガジン」は必要な分(そのときの会員数)しか作りませんので、私の手元にもほとんどの号は1部しかありません。例外は第22号。これだけは在庫あります。
2016年09月21日
「SFハガジン」第44号
プロ野球中継(ソフトバンク×日本ハム)を横目で見ながら「SFハガジン」第44号を作りました。今回は深田亨さんです。
明日発送の予定ですが、天候次第では明後日以降になるかも。
いやあ、それにしても今年のパ・リーグは面白いですね。まさかこんな展開になるとは……。
ゲーム差なしで迎えた最後の2連戦。今日と明日の試合は見逃せません。明日はテレビ中継あるのかしらん。
明日発送の予定ですが、天候次第では明後日以降になるかも。
いやあ、それにしても今年のパ・リーグは面白いですね。まさかこんな展開になるとは……。
ゲーム差なしで迎えた最後の2連戦。今日と明日の試合は見逃せません。明日はテレビ中継あるのかしらん。
マンガ『JIN―仁―』
10冊や20冊、一気に読めてしまうマンガもあれば、少しずつ読み進めないと咀嚼できないマンガもあります。
村上もとか『JIN―仁―(全10巻)』ジャンプREMIX(11)は後者でした。10日以上かけて、ようやく先ほど読了。
ドラマも抜群に面白かったけれど、マンガも面白かったですねえ。もう満腹&大満足。

で、ふと思い出したのが韓国のリメイクドラマ『Dr.JIN』です。今年の初めに録画はしたものの、まだ全然観てないのです。ちょっと調べてみましたら、今月27日から、また再放送スタートとか(→ここ)。あらら……であります。
村上もとか『JIN―仁―(全10巻)』ジャンプREMIX(11)は後者でした。10日以上かけて、ようやく先ほど読了。
ドラマも抜群に面白かったけれど、マンガも面白かったですねえ。もう満腹&大満足。

で、ふと思い出したのが韓国のリメイクドラマ『Dr.JIN』です。今年の初めに録画はしたものの、まだ全然観てないのです。ちょっと調べてみましたら、今月27日から、また再放送スタートとか(→ここ)。あらら……であります。
2016年09月20日
映画『機械人間 感覚の喪失』
映画『機械人間 感覚の喪失』を観ました。1935年のソビエト映画です。
ちょっと前に映画の存在を知り、観ようか迷っていました。映画通の友人に話したら、「SFファンなら観ておかないと」。で、DVDを購入した次第です。
ロボットに職を奪われた人間たちが反旗を翻し、そして始まるロボット対人間の戦い。

一点、ジャケットに「世界中に使われている『ロボット』という語源になった」と書かれていることには首を傾げました。
ロボットの語源がチャペックの『R・U・R』(1920年)であることはSFファンの常識(ですよね?)。にもかかわらず、これは……? 何か特殊な条件を加えた上で、「ロボットの語源」と書いているのでしょうか。
う~~~~~む。
『明日は別の世界』ほか
北原尚彦さんに代理購入をお願いしてあった本が届きました。いつもありがとうございます。
◎ダリオ・トナーニ『明日は別の世界』イタリアSF友の会(16)
◎エミリオ・サルガーリ『月をめざして エミリオ・サルガーリ短篇集』イタリアSF友の会(16)
以上2冊は、イタリアSF作家の短編集。
◎山本弘『『ミステリー・ゾーン』徹底解説』心はいつも15才(16)
今回、これを一番楽しみにしていました。

◎島久平『忍法フ棒一』復刻叢書(16)
◎島久平『H・H・H』復刻叢書(16)
島久平作品集の刊行は、これで小休止? 全22冊、お疲れさまでした。そして、ありがとうございます。
◎編・訳 荒川水路『黄金期未訳SF テーマ・アンソロジー 猫の巻』タイロス出版(16)
50年代SFの短編アンソロジー!
◎ダリオ・トナーニ『明日は別の世界』イタリアSF友の会(16)
◎エミリオ・サルガーリ『月をめざして エミリオ・サルガーリ短篇集』イタリアSF友の会(16)
以上2冊は、イタリアSF作家の短編集。
◎山本弘『『ミステリー・ゾーン』徹底解説』心はいつも15才(16)
今回、これを一番楽しみにしていました。



◎島久平『忍法フ棒一』復刻叢書(16)
◎島久平『H・H・H』復刻叢書(16)
島久平作品集の刊行は、これで小休止? 全22冊、お疲れさまでした。そして、ありがとうございます。
◎編・訳 荒川水路『黄金期未訳SF テーマ・アンソロジー 猫の巻』タイロス出版(16)
50年代SFの短編アンソロジー!



2016年09月19日
日本SFノヴェルズ版『エスパイ』?
これまでにも何度か書いたと思いますが、私は小松左京『エスパイ』が大好きです。見かけると適当に買っちゃったりしますので、うちには何種類もの『エスパイ』があります。

本日、別件でネット検索していまして、日本SFノヴェルズ版『エスパイ』の存在に気がつきました。――そんな本、知らんぞ。愕然。
1974年刊とのこと。私は高校生で、わが生涯で最もSFの新刊情報を欲していた時期です。「SFマガジン」は毎月、隅から隅まで読んでいましたから、早川書房の本を見逃すわけがない。しかも、大好きな『エスパイ』となれば、買わなくても忘れるわけがない。
私の記憶にはない。うちにある資料をいくつか確認してみましたが、そこにもない。
しかし、ネットには頑として存在しています。アマゾンでは古本が何冊も売られているし、国会図書館のデータベースにも掲載されてます。
今さら『エスパイ』の別バージョンを入手したいとも思いませんけれど、実在するのか気になります。そして、実在するのならば、ぜひ書影を見たい!
アマゾンで注文してみようかな。いやいや、日本SFシリーズ版が届くような気がする(笑)。
ということで――
日本SFノヴェルズ版『エスパイ』(ハードカバー)をご覧になったことのある方、おられますか?
【追記】
さっそく尾川健くんがメールで画像を送ってくれました。ご自身が本を持っているわけではなく、どこかで探してくれた様子。1975年ごろの改訂3版とのこと。
この表紙、記憶にないですねえ。画像からハードカバーと確定することはできませんが、おそらくハードカバーなのでしょう。
日本SFノヴェルズ版が実在しているのは確かなようで、なんだか悔しいなあ(笑)。
ともあれ、表紙を見られたのは嬉しいです。ありがとうございました。
【追記2】
さらに、尾川くんから続報。
・ハードカバーに間違いない。
・昭和49年11月30日 改訂第一版発行 定価1000円
・奥付には日本SFノヴェルズと記されていない。
う~~~む。これは日本SFノヴェルズ版ではなく、日本SFシリーズをハードカバーで出し直しただけかもしれませんね(ページ数も同じだし)。あの時代、そういったことはさほど珍しくはありませんでした。
【追記3】9月20日
最初に日本SFシリーズで出て、日本SFノヴェルズで再刊されたのは『復活の日』(書影はここ)と『48億の妄想』(書影はここ)だけと思っていましたが、『エスパイ』もそうらしいとなると、ほかにもあるのかも……。




本日、別件でネット検索していまして、日本SFノヴェルズ版『エスパイ』の存在に気がつきました。――そんな本、知らんぞ。愕然。
1974年刊とのこと。私は高校生で、わが生涯で最もSFの新刊情報を欲していた時期です。「SFマガジン」は毎月、隅から隅まで読んでいましたから、早川書房の本を見逃すわけがない。しかも、大好きな『エスパイ』となれば、買わなくても忘れるわけがない。
私の記憶にはない。うちにある資料をいくつか確認してみましたが、そこにもない。
しかし、ネットには頑として存在しています。アマゾンでは古本が何冊も売られているし、国会図書館のデータベースにも掲載されてます。
今さら『エスパイ』の別バージョンを入手したいとも思いませんけれど、実在するのか気になります。そして、実在するのならば、ぜひ書影を見たい!
アマゾンで注文してみようかな。いやいや、日本SFシリーズ版が届くような気がする(笑)。
ということで――
日本SFノヴェルズ版『エスパイ』(ハードカバー)をご覧になったことのある方、おられますか?

さっそく尾川健くんがメールで画像を送ってくれました。ご自身が本を持っているわけではなく、どこかで探してくれた様子。1975年ごろの改訂3版とのこと。
この表紙、記憶にないですねえ。画像からハードカバーと確定することはできませんが、おそらくハードカバーなのでしょう。
日本SFノヴェルズ版が実在しているのは確かなようで、なんだか悔しいなあ(笑)。
ともあれ、表紙を見られたのは嬉しいです。ありがとうございました。
【追記2】
さらに、尾川くんから続報。
・ハードカバーに間違いない。
・昭和49年11月30日 改訂第一版発行 定価1000円
・奥付には日本SFノヴェルズと記されていない。
う~~~む。これは日本SFノヴェルズ版ではなく、日本SFシリーズをハードカバーで出し直しただけかもしれませんね(ページ数も同じだし)。あの時代、そういったことはさほど珍しくはありませんでした。
【追記3】9月20日
最初に日本SFシリーズで出て、日本SFノヴェルズで再刊されたのは『復活の日』(書影はここ)と『48億の妄想』(書影はここ)だけと思っていましたが、『エスパイ』もそうらしいとなると、ほかにもあるのかも……。
2016年09月16日
『ほりだし砂絵』
盛林堂書房さまより都筑道夫『ほりだし砂絵 なめくじ長屋捕物おさめ』盛林堂ミステリアス文庫(16)を送っていただきました。ありがとうございます。
通販サイトの販売ページ(→ここです)には――
>昭和63年に小説NONに掲載されていたが、何故か単行本未収録となっていた『化物かるた』。単行本未収録の最後の〈なめくじ長屋〉を皆様のお手元にお届けします。
>しかし、『化物かるた』だけではちょっと少なすぎるということで、上記の17名の豪華執筆陣にエッセーを御寄稿頂きました。
とあります。
気になってはいたのですが、残念なことに私は「なめくじ長屋」シリーズの読者ではなく、手を出すのを控えていました。
エッセイを読んでいますと、このシリーズを読んでこなかった自分が恥ずかしくなってきます。何はともあれ、「天狗起し」「小梅富士」(シリーズのベスト2だそうな)は読まなければ。
通販サイトの販売ページ(→ここです)には――

>しかし、『化物かるた』だけではちょっと少なすぎるということで、上記の17名の豪華執筆陣にエッセーを御寄稿頂きました。
とあります。
気になってはいたのですが、残念なことに私は「なめくじ長屋」シリーズの読者ではなく、手を出すのを控えていました。
エッセイを読んでいますと、このシリーズを読んでこなかった自分が恥ずかしくなってきます。何はともあれ、「天狗起し」「小梅富士」(シリーズのベスト2だそうな)は読まなければ。
2016年09月15日
『あの星の下で』販売のお知らせ
そもそもは今年6月に上京した際、北原尚彦さんに盛林堂書房に連れていってもらったことでした。店主の小野純一さんにご挨拶&歓談。もちろんお名前は存じ上げていましたが、お会いするのは初めてです(→この記事参照)。
しばらくして、西秋生『神樂坂隧道』の刊行メンバーが販売委託先を求めていると聞きました。
小野さんに頼んでみようか。
お願いしたら快諾。ついでに、「よかったらネオ・ベム本3種も置いていただけます?」と話したら、これまた快諾。さらに、「むか~しのファンジン2種、まだ在庫があるんですよね。これも置いてもらえます?」、これも快諾。
で、お送りしましたところ、いずれも予想を上回る売れ行き。古いファンジン2種――『《世界大ロマン全集》解説総目録』(1979年発行)と『DOUBLE DECADE』(1999年発行)なんですが、どちらも完全に在庫一掃できました。お買い上げ、ありがとうございます。
古いファンジンの在庫処分はともかく、ネオ・ベム本が好評なのは嬉しい限りです。要するに岡田正也さんの著作なのですから。
そんなに岡田さんの読者がいるのなら……と、岡田さんの小説集『あの星の下で』――これはこの記事にも書きましたように一般販売する気はなかったのですが、盛林堂書房にて販売させていただこうかな、と思いました。
小野さんに相談しましたら、「いいですよ」。
ということで、本日より『あの星の下で』販売開始です。岡田さんの小説8編収録。解説は北原尚彦さん。
もともと販売する気はない本ですから、限定部数での販売――今回の納品分が売り切れたらそれで終わり、とさせていただきます。
盛林堂書房の通販サイト・書肆盛林堂での販売ページはここです。委託販売としてはかなり多い数を納品したつもりですが、もし売り切れてしまいましたら、ごめんなさい。ご希望の方はお早めに。
しばらくして、西秋生『神樂坂隧道』の刊行メンバーが販売委託先を求めていると聞きました。
小野さんに頼んでみようか。
お願いしたら快諾。ついでに、「よかったらネオ・ベム本3種も置いていただけます?」と話したら、これまた快諾。さらに、「むか~しのファンジン2種、まだ在庫があるんですよね。これも置いてもらえます?」、これも快諾。
で、お送りしましたところ、いずれも予想を上回る売れ行き。古いファンジン2種――『《世界大ロマン全集》解説総目録』(1979年発行)と『DOUBLE DECADE』(1999年発行)なんですが、どちらも完全に在庫一掃できました。お買い上げ、ありがとうございます。
古いファンジンの在庫処分はともかく、ネオ・ベム本が好評なのは嬉しい限りです。要するに岡田正也さんの著作なのですから。
そんなに岡田さんの読者がいるのなら……と、岡田さんの小説集『あの星の下で』――これはこの記事にも書きましたように一般販売する気はなかったのですが、盛林堂書房にて販売させていただこうかな、と思いました。

ということで、本日より『あの星の下で』販売開始です。岡田さんの小説8編収録。解説は北原尚彦さん。
もともと販売する気はない本ですから、限定部数での販売――今回の納品分が売り切れたらそれで終わり、とさせていただきます。
盛林堂書房の通販サイト・書肆盛林堂での販売ページはここです。委託販売としてはかなり多い数を納品したつもりですが、もし売り切れてしまいましたら、ごめんなさい。ご希望の方はお早めに。