2015年07月31日

『ニュー・アトランティス1658』軽装版

ニュー・アトランティス1658.jpg『誰も書かなかった筒井康隆入門』の増刷に続き、『ニュー・アトランティス1658』の軽装版を作りました。岡田さんの本は、やはり軽装版も作らないと落ち着きませんね。
 文庫サイズ、中綴じ。この判型で中綴じだと、1冊作るのに5分もかかりません。
 豆本(A7判)と比べると図版が大きく、見やすくなりました。う~~~ん、最初からこのサイズで作るべきだったかも。

【追記】8月6日
 ゆえあって、少しだけ増刷しました。黄色い画用紙は使い切っていたので、増刷分の表紙は黄緑色です。ふと思いつき、図版をカラー印刷してみました。
初版.jpg 2刷.jpg
posted by 高井 信 at 20:26| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『誰も書かなかった筒井康隆入門』増刷

 今月26日、『誰も書かなかった筒井康隆入門』を作りました。その記事のコメント欄にも書いたように目次に誤植があり、うむむむむ……であります。
 あれから5日が経過しましたが、どうにも気分がよろしくない。幸いなことにこの本は中綴じで、製作にはさほど手間がかかりません。誤植を修正し、増刷(3刷!)することにしました。
 ついでに、裏表紙(表4)をちょこっと変更。下の画像で、真ん中が初版&2刷、右端が3刷です。
誰も書かなかった筒井康隆入門.jpg
 しょーもない遊びですねえ(笑)。
posted by 高井 信 at 18:35| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『短話ガチャンポン』

短話ガチャンポン.jpg あっちーよ~、ひいひい、ぜいぜい。――とテレビの気象情報番組(NHK)を見たら、今日の名古屋、38度まで上がる予想とか。ぎええええ。
 閑話休題。
 眉村卓さんから新著『短話ガチャンポン』双葉文庫(15)を送っていただきました。ありがとうございます。
 全26編収録のショートショート集。なんと、書き下ろし! ただただ脱帽するしかないですね。こういう素晴らしい先輩と同時代に生きていられるのは、本当に幸せなことだと思います。
 何度でも書いちゃいますが、私の書いたショートショートを最初に読み、評価してくださったプロ作家は眉村さんです。それが「NULL」第2号(1974年)に掲載され、私のショートショート人生の出発点となりました。41年前のことですが、あのとき眉村さんにいただいた寸評は心に残っています。
 ほんと、お世話になっております。これからもよろしくお願いいたします。
posted by 高井 信 at 12:22| Comment(1) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月29日

岡田正也さんの作品

 2012年、岡田正也さんの追悼ファンジンを出そうとして、以下のような作品をリストアップしました。全リストではなく、復刻の候補リスト。で、赤字は現在までに復刻の終わったものです。
 
【ベム関連】
「BEMライブラリイ」
  1――「ベム」第1号
  2――「ベム」第2号
  3――「ベム」第3号
  4――「ベム」第4号
  5――「ベム」第5号
  6――「ベム」第8号
「系統宇宙生物分類学」
  その1――「ベム」2号
「宇宙生物命名規約・案」――「ベム」第5号
「雑感 怪物からBEMへ」――「ベム」第6号
「愛しのベムは今何処」――「Far Sight」第9号
「僕はベムが好き?」――「ひゅーまんるねっさんす」第9号
「一寸一言しゃべらせてネ」――「フライディ」

【パルプ雑誌関連】
「SF雑誌99の謎」
  第1回――「アルデバラン」第7号
  第2回――「アルデバラン」第8号
  第3回――「アルデバラン」第10号
  第4回――「アルデバラン」第11号
  最終回――「アルデバラン」第15号
「異聞外伝 SF雑誌」
  第1回――「アルデバラン monthly」第16号
  第2回――「アルデバラン monthly」第17号
  第3回――「アルデバラン monthly」第19号
  第4回――「アルデバラン」第20号

【その他】
「大空の秘境」――「ベム」第9号
「エスペラント語界のSF」――「ミュータンツ」第10号
「影を求めて」
  一 オラン・ペンデク――「ミュータンツ」第18号
  二 シー・サーペント――「ミュータンツ」第21号
「“New Atlantis”」――「アルデバラン」第12号
「わたしのアンソロジイ」――「ルーナティック」第6号
「風留本余釈」第1章 自己分析――「メビウス」第3号
「日本SFファングループの現状」――「ごるごだ」
「A.Hyatt Verrillと「失われた種族」」――「アルデバラン」第4号
「ハガードとの出会い」――「世界大ロマン全集解説総目録」

【フィクション】
「新世界」――「ミュータンツ」第1号
「あの星の下で」――「ミュータンツ」第2号
「おかしいな」――「ミュータンツ」第3号
「イチたす二はサン」――「ミュータンツ」第19号
「正也君再び近鉄特急に乗る」――「フライディ」27号
「トウメイニンゲン」――「宇宙船」第8号
「マキゾエ」――「宇宙船」第9号
「『     』」――「宇宙船」第10号
「『     』」――「ひゅーまんるねっさんす」第2号

 昆虫やファンジン関係、あるいは翻訳など、当初はリストアップしてなくても復刻したものもありますが、まあ、それはこの際、措いておいて――
 リストを眺めますと、ベム関連以外はすべて復刻したことがおわかりと思います。すなわち残るは、『宇宙生物分類学・完全版』だけなんですよね。ずいぶんゴールに近づいたのは間違いないですけれど、これを作るにはかなりのパワーが必要。いきなり1冊にまとめるのは厳しいので、少しずつ冊子化していこうかな、とも考えています。
 また、恐竜関係は手つかずですから、それも1冊にまとめたいな、なんて願望もあります。
 う~む、まだまだ大きな山を越えなければなりませんね。
 ともあれ、楽しく作業を続けていきたいと思っています。サポーターの皆さま、よろしくお願いします。

【追記】7月30日
 岡田さんの書かれた恐竜関係の文章をチェックしてみました。
「映画『恐竜百万年』の恐竜類について」――「ベム」第一増刊号
「恐竜ヒロイヨミ」第1回――「ベム」第4号
「翼手竜」――「ベム」第7号
 あら、意外に少ないですね。もちろん、私の知る限り、ですけれど。
 数が少ないとはいえ、それぞれ分量があるので、けっこうな枚数にはなりますし、図もかなり多い。『宇宙生物分類学・完全版』ほどではないものの、これもなかなか手強い感じです。
posted by 高井 信 at 22:42| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『7分間でゾッとする7つの話』ほか

 新刊書店に行きたいと思っていたのですが、暑くて遠出する気にならず。しかし新聞の天気予報によれば、ずーっと猛暑日が続くわけで、涼しくなるのを待っていたら、いつになるかわからない。どうせ猛暑日に出かけるのなら、今日でもいいではないか。
 ということで、行きつけの書店に行ってきました。
 前回、この書店に行ったのは今月13日です。そのときの記事で――
>児童書の新刊を2冊、取り置き&取り寄せをお願いしてあるんですが、未入荷でした。次回には。
 と書きました。2冊とも入荷していて、もちろん購入。
◎山口タオ『7分間でゾッとする7つの話』講談社(15)
 新刊書店に行きたかった第1の理由は、この本です。作者は言うまでもなく、星新一ショートショート・コンテスト(第7回)の最優秀作受賞者。それに加えて、各編は短く、ショートショートと言ってもいい長さなんですよ。これは気になります。ちなみに、私が著者の本を買うのは『ことわざおじさん』ポプラ社(13)に続いて、これが2冊目です。
◎モーパッサン『世界名作ショートストーリー③モーパッサン 首飾り』理論社(15)
 モンゴメリ、サキ(→この記事)に続き、3冊目。カバー袖には「以下続刊」とあり、要チェックです。
◎太田忠司『伏木商店街の不思議』河出書房新社(15)
 ショートショート集。31編収録。
7分間でゾッとする7つの話.jpg 首飾り.jpg 伏木商店街の不思議.jpg
 この店(ちくさ正文館書店・本店)では来月8日・9日、「或る夏のマボロシ市場」なるイベントが行なわれます。なんだか楽しそうですね。私もちろっと覗いてみようかしらん。(以下のチラシ、画像クリックで拡大表示されます)
或る夏のマボロシ市場.jpg 怪奇ドラマ大作戦.jpg
待ちこがれ.jpg その後、ご無沙汰している古本屋へ。
◎モオパッサン『待ちこがれ』青磁社(48)
 17編収録。久しぶりに古本らしい古本を買いました(嬉)。
◎別冊映画秘宝「円谷プロ 怪奇ドラマ大作戦」洋泉社MOOK(13)
 怪奇ドラマ『怪奇大作戦』『恐怖劇場アンバランス』『緊急指令10-4・10-10』を中心にまとめられたムック。この手のドラマ、けっこう観ております。『怪奇大作戦』『緊急指令10-4・10-10』はDVDで全話、『恐怖劇場アンバランス』は再放送でほとんど。

 以上。
 何はともあれ、暑かったです。――とテレビをつけたら、ちょうど気象情報を流していて、「今日の名古屋は35.6度。明日の予想は36度」。あはははは。

【追記】
『恐怖劇場アンバランス』は全13話とのこと。チェックしてみましたら、うちに録画が残っていたのは10話でした。再放送ですから、あとの3話は、そのとき放送されなかったのかもしれません。
posted by 高井 信 at 18:42| Comment(1) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ずーっと猛暑日

 暑い日が続きます。
 ふっと新聞の天気予報欄を見たら――
天気予報.jpg
 名古屋の予想最高気温、35度がずらっと。
 もはや笑うしかないですね。
 あはははは。
posted by 高井 信 at 11:50| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月28日

小学生のためのショートショート講座

 昨年8月より偕成社サイトで連載中の「小学生のためのショートショート講座」、今月は第12回です。全24回(2年間)の予定で始めましたから、ちょうど折り返し点ということになりますね。
 このブログで知り合った海野久実さんに描いているもらっているイラストも好調そのもの。お願いしてよかったなと思っています。
 あと1年、よろしくお付き合いくださいね。>読者の皆さん
 ――って、小学生は拙ブログなんて読まないだろうなあ(笑)。
posted by 高井 信 at 21:34| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月27日

『なぞの転校生』

 うちのクラスに男の子が転校してきた。席はぼくの隣だ。さっそく話しかける。
「お父さんの転勤?」
「違うんだ。しばらく前から変な囁き声が聞こえるようになって、それが気味悪くて、お父さんに頼んで転校させてもらったんだ」
「変な囁き声?」
「うん。少しも休むことなく、ずっと『転校せい、転校せい』って……」

 そんなわけで(どんなわけだ?)、『なぞの転校せい』――じゃなくて、『なぞの転校生』です。
 昨日と今日、テレビ東京のTVドラマ『なぞの転校生』を観ていました。昨年1月から3月にかけて、全10回で放送。
 言うまでもなく私は眉村卓のファンですし、『なぞの転校生』大好き。最初こそ、原作と違いすぎて違和感が大きかったのですが、物語が進むにつれて(新たな作品世界に慣れるにつれて)気にならなくなりました。毎回、楽しみにしていたものです。
 1年半ぶりにこのドラマを観ようと思ったのは、先日、NHK少年ドラマシリーズの『なぞの転校生』(1975年)を観たからです。新旧のドラマを続けて観たら、どう感じるか、それを知りたくて。
 結果。
 少年ドラマシリーズは原作に忠実ですし、まさに傑作。しかしテレビ東京版も素晴らしい出来なのではないかと。
 こうなると、映画版『なぞの転校生』(1998年)も再鑑賞したくなるなあ。
posted by 高井 信 at 22:07| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ポエミダーロイ」

 あれこれ発送してきました。ゆうメールやら普通郵便やら、特に遅れがなければ明日にはお手元に届くと思います。
 こうやって冊子類を大量に送ると、メール便のありがたさを実感します。定形内に収まればいいのですが、上限の50グラムなんて、あっという間に超えてしまいます。本日の発送は13通。うち定形(92円)は6通、定形外(140円)は3通、ゆうメールは4通(180~460円)でした。ゆうメールのうち2通は厚いのでメール便は使えませんけれど、あとの11通はメール便なら82円で送れるサイズ。この差は大きい!

 さて、気を取り直して。
 天瀬裕康(渡辺晋)さんから、ファンジン「別冊イマジニア ポエミダーロイ」短詩型SFの会(15)を送っていただきました。「別冊イマジニア」は「たんしぇす・えふ」以来ですね。
 今回、私も寄稿させていただきました。よければ何か……と連絡を受けたものの、私は俳句だの短歌だのは門外漢、しばし逡巡した末、あ、そうだ、これなら。>『つぎはぎプラネット』こぼれ話
ポエミダーロイ.jpg ブログ記事に手を入れ、お送りいたしました。
 たとえ既発表のものとはいえ、活字として残しておくことは有益と思います。拙ブログと「イマジニア」では読者層が違うでしょうし。
 天瀬さん、掲載していただき、ありがとうございます。

 渡辺晋「エスペラントと名古屋の人脈」にはネオ・ベム刊行物や岡田正也さんの話題が満載。こうして採り上げていただけると、本当に嬉しいです。
 重ねて、お礼を申し上げます。
posted by 高井 信 at 11:12| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月26日

『ニュー・アトランティス1658』

 というわけで(→この記事参照)、ネオ・ベム怒濤の連続企画、その第1弾の完成です。
◎岡田正也『ニュー・アトランティス1658』ネオ・ベム(15)
ニュー・アトランティス1658.jpg
 本書もA7判(文庫本の半分)です。このサイズ、なんだか気に入ってしまったみたいです。
 解説は大熊宏俊さんにお願いしました。深読みの奇才・大熊さんの妄想が爆発しております。なんと、本文よりも解説のほうが長いという力作!

ツイッター.jpg
ハヤカワ・ライブラリ.jpg わかっておりますとも。
 即日重刷しました。


【追記】7月27日
 ベーコン『ニュー・アトランティス』を読んだり(→6月24日の記事)、ハヤカワ・ライブラリを手に取ったり(→6月26日の記事)していたのは、この本を出す準備なのでした。
 ハヤカワ・ライブラリと並べると、こうなります。

【追記2】7月29日
 こんなロゴ・マークの本を作りたい……。
ロゴ.jpg
posted by 高井 信 at 21:36| Comment(3) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「十三階の女」

 ふとしたきっかけで、フランク・グルーバーのホラー短編「十三階の女」(別邦題「十三階」)がどの本で読めるのか気になり、調べてみました。
「SFマガジン」1961年9月臨時増刊号(20号)※十三階の女
 早川書房編集部編『現代恐怖小説集1 十三階の女』ハヤカワ・サスペンス・シリーズ(63)※十三階の女
 矢野浩三郎監修『アンソロジー 恐怖と幻想 第2巻』月刊ペン社(71)※十三階の女
SFマガジン20号.jpg 十三階の女.jpg 恐怖と幻想2.jpg
 矢野浩三郎編『怪奇と幻想 第2巻 超自然と怪物』角川文庫(75)※十三階の女
 大瀧啓裕編『ホラー&ファンタシイ傑作選4』青心社(88)※十三階
 大瀧啓裕編『ウィアード4』青心社文庫(91)※十三階
 金原瑞人編訳『八月の暑さのなかで ホラー短編集』岩波少年文庫(10)※十三階
怪奇と幻想2.jpgホラー&ファンタジー傑作選4.jpgウィアード4.jpg八月の暑さのなかで.jpg
 ほかにも何かに収録されていたかな。
posted by 高井 信 at 14:22| Comment(4) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『誰も書かなかった筒井康隆入門』

 ネオ・ベム怒濤の連続企画、第2弾が完成しました。
◎筒井康隆保存会『誰も書かなかった筒井康隆入門』ネオ・ベム(15)
 前回の『こわがり屋』に続いてA7判(文庫本の半分)にしました。薄い本のため、中綴じです。表紙だけでは「何もどき」(笑)なのかわからないと思いますから、裏表紙もアップします。
誰も書かなかった筒井康隆入門.jpg
 解説は尾川健くん(筒井康隆さんの大ファン)にお願いしました。解説というか何というか、いやはや(笑)。私も知らないことがてんこ盛り。こんなの、尾川くんしか書けないですね。
 あ、それと。
「けろり~~~ん」と言っている人がいるので、即日増刷いたしました(笑)。
ツイッター.jpg

【補足】
 冒頭に、「ネオ・ベム怒濤の連続企画、第2弾」と書きました。え? 第2弾? 第1弾って、あったっけ? と思った方もおられるでしょう。
 はい、第1弾はまだ完成していません。第1弾の進行中に第2弾を思いついたんですが、諸事情にて、こちらのほうが先にできあがった次第。
 ネオ・ベム・サポーター(と呼ぶことにしました)の方々には、第1弾も発行してから、まとめて送ります。しばしお待ちください。

 第1弾『ニュー・アトランティス1658』近日出来! 乞うご期待!
posted by 高井 信 at 12:51| Comment(7) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月21日

『虹のコレクション』など

虹のコレクション.jpg 光沢紙を買いに、近所のダイソーへ行ってきました。また何か作るようです(笑)。
 ちょっと足を延ばしてブックオフ散歩。
◎たむらしげる『虹のコレクション』小学館(01)
 短いファンタジーを23編収録。まだ読んでいませんが、ざっと眺めたところ、まあまあショートショート集と言えそうな感じです。姉妹編『星の旅行記』というのもあるそうで、どこかで見かけたら買いましょう。
◎H・P・ラヴクラフト原作/宮崎陽介・原田雅史漫画『クトゥルフの血族 ダンウィッチの怪』PHP研究所(11)
◎H・P・ラヴクラフト原作/原田雅史・宮崎陽介・清水群馬県・洗切直樹漫画『クトゥルフ恐怖神話の源泉 ダゴン』PHP研究所(11)
◎H・P・ラヴクラフト原作/宮崎陽介・原田雅史・清水群馬県漫画『這い寄るクトゥルフの狂気 ニャルラトホテプ』PHP研究所(12)
ダンウィッチの怪.jpg ダゴン.jpg ニャルラトホテプ.jpg クトゥルフの呼び声.jpg
幻想怪奇館.jpg このシリーズは1冊目の『邪神伝説 クトゥルフの呼び声』PHP研究所(09)だけ買い、続刊が出ていることは知っていましたが、買い続けるか迷っていました。本日、まとめて売っていたので、つい……。こういうことをするから本が増えるんですよねえ。と反省しつつも、袖の既刊お知らせには、ほかに『狂気の山脈』『インスマウスの影』という書名もあり……。
 ラヴクラフト原作のマンガというと、松本千秋・岡本蘭子画『ラヴクラフトの幻想怪奇館』大陸書房・ホラーハウスコミックス(90)もだいぶ前に買いました。ほかに何か持っていたっけな?
posted by 高井 信 at 13:34| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月19日

映画『人造人間13号』

『人造人間13号』という映画があると知りました。このタイトルを見たら、SFファンの方々はE・R・バローズ『モンスター13号』を思い出すのではないでしょうか。少なくとも私は、見た瞬間に想起しました。『モンスター13号』は人造人間の話ですし、連想するのは自然の流れでしょう。
 もっとも、私が読んだのは『モンスター13号』創元推理文庫(78)ではなく、『モンスター・マン』ハヤカワSF文庫(73)でした。理由は簡単、『モンスター・マン』のほうが先に出版されたからです。
モンスター13号.jpg モンスター・マン.jpg
 ちょっと調べて、どうやら映画はバローズと無関係と判明。しかしいったん気になってしまったら、観ないことには落ち着きません。
 そんなわけで、映画『人造人間13号』(2013年)を観ました。

 え~、人造人間というより、ゾンビ(の亜流)ですね。何やら生体実験が行なわれ、それが原因らしいのですが、今ひとつよくわからず。
 原題は……『13 EERIE』ですか、ふむ。どうしてこんなタイトルにしたんでしょ。あ、そうか。バローズ・ファンを取りこむためか。←たぶん違うと思う(笑)。
 なんて書いていますが、映画自体は面白かったです。でろでろ、ぐちゃぐちゃ。いやあ、きちゃない、きちゃない(嬉)。そして、いきなりのラスト! あのシーンで終わるとは、なかなか斬新でありました(笑)。

【余談1】
『鉄人28号』に出てくる人造人間がモンスターと呼ばれていたことを思い出しました。深く印象に残っているキャラクターです。
【余談2】
 なんとなくネット検索してみたら、「ニコニコ大百科(仮)」に――
>人造人間13号とは、『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』の敵キャラクターである。
 え? そうなの? 知りません(笑)。
posted by 高井 信 at 20:51| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『非A3』

 ヴァン・ヴォウト『非A3』が届きました。翻訳兼発行者・荒川水路氏のご厚意によるものです。ありがとうございます。
非A3.jpg いやあ、ヴァン・ヴォークトですか。(本書ではヴォウトと表記されていますが、私は創元っ子ですので、慣れ親しんだヴォークトと書かせていただきます)
 このブログでも何度か書いていますように、とにかく私は『宇宙船ビーグル号の冒険』が大好き。その思いに突き動かされるまま、1970年代――中学から高校、大学にかけて、ヴォークトの翻訳は手当たり次第に買っていました。
 中心はもちろん創元推理文庫です。書棚を眺めてみましたら、創元推理文庫だけで11冊ありました。古い本ですから、かなり汚れていますね。→下の画像
 ほかにも早川書房(ハヤカワSFシリーズやハヤカワSF文庫)とか久保書店とか元々社とか、ほとんど揃っているのではないかと思います。
ヴォークト(創元推理文庫).jpg 非Aの世界.jpg 非Aの傀儡.jpg
 私が『非Aの世界』や『非Aの傀儡』を読んだのは、1970年代半ばだったと記憶しています。あれから40年経って、まさか『非A3』が(ファンの手によるものとはいえ)翻訳されるとは……。
 なんだか感動しちゃっております。
posted by 高井 信 at 18:32| Comment(5) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本ドミノ

「中日新聞」朝刊です。(画像クリックで拡大表示)
新聞記事.jpg
>この企画が発表されてから、主にインターネットで「本に対する侮辱」などと批判もありましたが、実行委の代表は「さまざまな思いが詰まった本がドミノで1本につながった。やって良かった」と話します。
 ふ~~ん。私は、本に対する侮辱とは思いませんが、そんなふうに本を扱われるのは嫌だなあと思います。それも図書館で行なうなんて……。
 1本につなげるのが目的なら倒す必要はありません。それぞれが接触するように配置すればいいだけの話。本棚にぎっしりと並べれば、1本につながるどころか、一体化します。
 とにかく、本を乱暴に扱われるのは嫌!
 朝から悲しい気持ちになりました。

 そういえば阪神大震災のとき、書棚の本が大量に落下している惨状を見て、泣きそうになったなあ。
posted by 高井 信 at 12:27| Comment(9) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月18日

映画『遊星よりの物体X』デジタルリマスター版

 いったいいつから『紅白歌合戦』を観なくなったのでしょう。よく覚えていませんが、もう20年以上は観ていないと思います。
 いったいいつからプロ野球オールスターゲームにときめかなくなったのでしょう。よく覚えていませんが、何年も前から気が向くと観るくらいになっています。
 というわけで、現在、オールスターゲームを放送しているようですが、私は映画『遊星よりの物体X』を観ておりました。

 何度か観ている映画ですけれど、デジタルリマスター版(日本語吹き替え収録)がリリースされたと聞いて無性に観たくなり、思わずレンタルした次第。
 観終わって、旧DVDおよびビデオテープの映像と比較してみました。
遊星よりの物体X(DVD).jpg 遊星よりの物体X(ビデオ).jpg
 おお、ずいぶんくっきりしていますね。>デジタルリマスター版
 とはいえ、もともと私は画質にさほどこだわらないので、どっちでもいいかな、というレベルです。ちなみに、旧DVDとビデオは似たようなものでした。
 ブログ記事を書くためにユーチューブ検索していましたら、おや、カラーライズ映像が!

 画質にこだわりがなくても、カラーライズには惹かれます。日本語版がリリースされたら、間違いなく観ちゃうでしょうねえ(笑)。
posted by 高井 信 at 20:21| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新番組『オンナミチ』


 新ドラマ『オンナミチ』、なんだか私好みっぽいです。→公式サイト
 8月4日スタートですか。録画予約を忘れないようにしないと。

 なんとなく昔のドラマ『俺はご先祖さま』を思い出しました。

 とーっても面白かったです。
posted by 高井 信 at 11:42| Comment(3) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月17日

TVドラマ『ねらわれた学園』

 NHK少年ドラマシリーズ『なぞの転校生』を40年ぶりに観て、眉村ジュブナイルの魅力を再認識。TVドラマ『ねらわれた学園』(主演:村田和美/1997年)を観ることにしました。このドラマを観るのは初めてです。
ねらわれた学園1.jpg ねらわれた学園2.jpg ねらわれた学園3.jpg
 今夜は第1話から3話まで。
 お。緊迫した雰囲気があり、いい感じではありませんか。1982年版(→この記事)とは違って、おちゃらけ要員はいないし(笑)。
 第4話以降も楽しみです。
posted by 高井 信 at 22:30| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

眉村卓原作の映像化作品

 この記事で眉村卓原作の映像化作品について書きましたが、ふと思いついて「テレビドラマデータベース」をチェックしたところ、いくつかの抜けがあることが判明しました。新たな情報を加え、再掲します。

◆TVドラマ化作品
『お気に召すまま(第4回)不満処理します』1962年※原案
『まぼろしのペンフレンド』1974年
『なぞの転校生』1975年
『未来からの挑戦』1977年
『幕末未来人』1977年
『ねらわれた学園』1982年※原田知世
『赤いハイヒール』1986年
『ねらわれた学園』1987年※新田恵利
『仕事ください』1992年
『密愛のリゾート・種子島』1992年
『幕末高校生』1994年※原案
『ねらわれた学園』1997年※村田和美
『幻のペンフレンド2001』2001年
『なぞの転校生』2014年
◆映画化作品
『ねらわれた学園』1981年※薬師丸ひろ子
『ねらわれた学園 THE MESSIAH FROM THE FUTURE』1997年 ※村田和美
『なぞの転校生』1998年
『僕と妻の1778の物語』2011年
『幕末高校生』2014年※原案。
◆アニメ映画化作品
『時空の旅人』1986年
『迷宮物語』1987年
『ねらわれた学園』2012年

 以上。『ねらわれた学園』は(個人的に)ややこしく思われるため主演も付記しました。
 追加したのは『お気に召すまま(第4回)不満処理します』『仕事ください』『密愛のリゾート・種子島』の3作。『スーパージェッター』もリストアップされていましたが、本リストでは割愛。再編集版や総集編も。
 最も気になるのは「不満処理します」です。上記データベースによりますと、1962年8月4日の放送。これ、初出は「宇宙塵」1962年7月号(57号)なんですよ。もしかすると、発表前からドラマ化の話があったかもしれませんね。言い換えると、もともとドラマ化を前提として書かれた作品?
「宇宙塵」をチェックしましたら、1962年8月号(58号)に、この番組について触れられていました。スキャン画像をお目にかけましょう。
宇宙塵.jpg
posted by 高井 信 at 12:37| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする