2014年11月29日

日本SSシリーズ

 今日は悲しいことがふたつありました。
1)楽しみにしていたゆうメールが届かなかった。
 一昨日に発送したと聞いていて、早ければ昨日、遅くとも今日は届くと思っていましたが、残念ながら……。明日は日曜日ですから配達はなし。月曜までお預けです。
2)故障したと思っていたプリンタが復活した。(本来は嬉しいことなれど……)
 昨日、いきなりプリンタが使えなくなり、「電源を切って、入れ直せ。それでダメなら修理に出せ」とのメッセージがモニターに流れました。何度か電源切って入れ直しても復旧せず。原因は明らかに紙詰まりで、おかしなところに紙切れがはいりこんでしまっては、分解しないと直らない。それは私には無理。
 どうせなら買い替えてしまえ! とネットで手ごろな機種を見つけて注文。ところが本日、なんとなくプリンタの電源を入れてみましたら、ウイーン、ガシャン。ん? 使える? 試しに印刷してみたところ、問題なし。しかし、どこかに紙切れが紛れ込んでいることは確かで、いつまた使えなくなるかわかりません。
背.jpg あれこれいじくっていましたら、あ、インクカートリッジの奥に紙切れが! こんなところにあったか!
 何かの加減でプリンタの動作に支障のない場所に移動し、それで使えるようになったのでしょうね。もちろん、すぐに取りましたよ。千切れたのは、ちょうどこれくらいの大きさです。これでもう安心。
 となると問題は、注文してしまったプリンタです。慌ててキャンセル。しかし、すでに手遅れでした。プリンタが直ったのは嬉しいけれど、う~~~~む。まあ、最新機種なので、いろいろと楽しい使い方ができるかもしれません。――とでも思わなければ、やってられない(涙)。

 直ったプリンタで最初に印刷したのは、日本SSシリーズ『シミリ現象』のカバーおよび帯です。カバーには、先日買った光沢紙(薄口)を使用。すっごくいい感じにできました。(この記事の下のほう、およびコメント欄をご参照ください)
シミリ現象.jpg 夢魔の標的.jpg
 お隣に並べたのは日本SFシリーズの星新一『夢魔の標的』早川書房(64)です。ちょっとだけ『シミリ現象』のほうが小さい。実はこれ、本体は作ってなくて、だいたい同じくらいの大きさの本にカバーと帯を付けただけなのです。中身なんてどうでもよく、これで充分に満足。
 病膏肓でありますな(笑)。
posted by 高井 信 at 18:12| Comment(1) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月28日

『海洋未来物語』

 大熊宏俊さんから手作り本を送っていただきました。
◎石原藤夫『海洋未来物語 海のタイムマシン』惑星コンサルタント社・ヒノシオSFシリーズ(14)
「科学朝日」連載ののちハードSFブックス(SF資料研究会)に収録されただけで、商業出版はされていない作品。巻末には大熊さんによる詳細な解説が掲載されています。
 一目瞭然、ハヤカワSFシリーズもどきな1冊です。細かいミスや改善点はあります(これはご本人も承知されています)が、大熊さん、こういった本を作るのは初めてなんですよね。それを考えれば、素晴らしいとしか言いようがありません。第2弾、第3弾と、どんどんよくなっていくのは間違いないです。
 ということで、もどき仲間と記念撮影。
海洋未来物語.jpg 海洋未来物語(表4).jpg もどき大集合.jpg
 いやあ、楽しいなあ。みんなで広げよう、手作りファンジンの輪! ひとりじゃないんだ、ヒノシオ・ファミリー。
 手作りファンジン友の会(仮称)は会員募集中です。←ウソ。こんな会はありません(笑)。

【蛇足】
 ふと思い立って、『走れ!歌謡曲』をネット検索しました。まだ続いていることを知り、びっくり。私が聴いていたのは高校生のころ(1970年代半ば)ですよ。
posted by 高井 信 at 12:38| Comment(7) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月27日

DVD『シーバース』

 久しぶりの晴天です。ぽかぽかと、とーっても暖かい。
 陽気に誘われて自転車に飛び乗り、近所のブックオフを散歩してきました。近所とはいってもこの店を訪れるのは久しぶりで、もしかしたら今月初かも。
◎「文藝別冊 総特集 諸星大二郎」河出書房新社(11)
 ありゃ、こんなの出てましたか。諸星大二郎、好き~。(この記事参照)
◎DVD『シーバース』
 クローネンバーグ、好き~。特に『ラビッド』『シーバース』『ザ・フライ』『ビデオドローム』が好き~。
『シーバース』は大昔にエアチェックしたビデオテープ(テレビ放映時のタイトルは『恐怖の人喰い生物』)も市販ビデオも持ってるし、DVDのレンタルが始まったときにはレンタルして観たし……。にもかかわらず、DVDを見かけたら買ってしまいますねえ。『シーバース』、好き~。『ラビッド』の次に好き~。
諸星大二郎.jpg シーバース.jpg
クローネンバーグ.jpg

 途中、買いたいものがあって、ダイソーに寄りました。
 あ、光沢紙の薄口(紙厚:0.15ミリ/10枚入り)だ。ダイソーにこんなのも売ってましたか。これまでは厚口(紙厚:0.28ミリ/7枚入り)しか売っていなくて、ハヤカワSFシリーズもどきを作るときには、表紙にちょうどよかったのですが、文庫本のカバーには厚いなと思っていたのです。ええ、買いましたよ。
 使い途は未定ですけれど、買っておけば、何か思いついたとき、すぐに作れます(嬉)。

【追記】
 今日買った光沢紙を眺めながら、こんなのを作ってしまいました(タイトルは仮題)。イケナイ兆候ではないでしょうか(笑)。
背.jpg
posted by 高井 信 at 16:44| Comment(13) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月26日

映画『パラサイト・クリーチャーズ』

 ちょっと前、Iさんに「『ワールド・エクストリーム・シネマ』というイベントがあって、面白そうな映画を上映してまっせ」と教えてもらいました。さっそく公式サイトをチェック。
 ラインナップ(全4作品)のなかで、『パラサイト・クリーチャーズ』に私の心は鷲づかみされました。
>新世代の『遊星からの物体X』とも称され、
>世界各国の映画祭&映画賞を席巻した
>SFサバイバル・アクション!
 おお! これは観なければ!
 豆本作りが一段落して心安らかになった(笑)機会に、観ることにしました。

(『遊星からの物体X』+『エイリアン』+『ザ・フライ』)÷5、ってとこでしょうか。
 いろいろと言いたいことはあるものの、充分に面白かったです。
 パラサイト映画、好きだなあ(笑)。
posted by 高井 信 at 21:53| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月25日

豆本『不思議な小説』

 夜になると、うずきます。我慢しようと思うのですが、うずきの衝動は途轍もなく大きく、今夜も呆気なく屈しました。
豆本3冊.jpg
 新たに作った『不思議な小説』は私の豆本史上、最小です。比較のため、豆本『力二鍋』と『女か虎か』を並べてみました。どんどん小さくなっていくのがおわかりいただけると思います。
 表紙デザインは一昨日に作ったデータ(→この記事参照)を元にしていますが、あれこれ修正。収録する作品は考えた末、「不思議な小説」にしました。たぶん未発表だと思います。←自信ない(笑)

 さて。
 ハヤカワ、室町、講談社ときて、あとは元々社を作れば完璧でしょうが……。
 やるなら、函も作らなければならないなあ。2冊のアンソロジーは函じゃなくてカバー装だったけど、元々社はやっぱり函入りだよなあ。函を作るのは難しいなあ。それに本体を真似するのも難しいなあ。う~~~~む、これは手を出さないほうが賢明だなあ。
 そんなわけで、もどき豆本の製作、とりあえずは終了とします。
 楽しかったです。
posted by 高井 信 at 22:35| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月24日

豆本『力二鍋』

 先日、某所で豆本『女か虎か』を見せびらかしました(笑)。予想以上の好評に、うはははは。
 気をよくして、今夜は豆本『力二鍋』を作ってみました。いやあ、いい感じにできあがりました(嬉)。豆本『女か虎か』よりも小さく、色合いも含め、とってもかわいい。鍋の季節到来でもありますし(笑)、まさにタイムリー。
 下の画像、左と右では縮小率が全く違いますので、お間違えなきよう。それぞれの左側の『力二鍋』が豆本(同じ本)です。
力二鍋(大小).jpg   力二鍋+女か虎か.jpg
 あ、森田裕さん。
 大きい『力二鍋』に反応してくれ、ありがとうございます(→昨日の記事、コメント欄参照)。こういうツッコミは嬉しいですね。ついでなので、森田さんの分も豆本を作りました。近いうちに送りますね。お楽しみに。(大きい『力二鍋』は1冊しか作っていません)
 もともと私が本を手作りしようと思い立ったのは、豆本を作りたかったからです(→この記事参照)。いろいろありましたが、ここに来て(7月の『シミリ現象』も含め)豆本3種を作製。原点回帰した気分です。
 さらに言うなら、回り道は無駄ではありませんでした。自己流なれど、こんなに上達しました。

 室町書房のSFシリーズって、最近のSFファンの間ではどのような存在なんでしょうね。われわれ世代では(コレクターズ・アイテムとして)ポピュラーな存在なのですが。――まあ、この叢書が発行されたのは私が生まれる前なのですけどね(苦笑)。

背もどき.jpg【追記】11月25日
 コメント欄参照。
 今月2日の記事に――
>1ヶ月ほど前に何冊か、「既製文庫の背だけを別の文庫風に変える」という遊びをしました。
 と書きました。実は文庫だけではなくて、新書サイズの本も。こんな具合です。(→右の画像。左がオリジナルで、右が改変カバー)
 変えたのは背だけで、表紙や裏表紙はオリジナルのまんま。『スプラッタ・ラブ』は岩波文庫を模しましたが、ご存じの方はご存じのように、この本の表紙は……。岩波文庫にはありうべからざるカバーになりました(笑)。
 ちなみに、『超能力パニック』は現在、このようなところ(→下の画像)に紛れこんでおります(笑)。
QTbooks-SF.JPG
posted by 高井 信 at 21:35| Comment(4) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月23日

『エイリアン1/2』

エイリアン1/2.jpg ぼくは神様.jpg 力二鍋.jpg
 アニメ『寄生獣』を観たのは先月末です(→この記事)。面白くて、毎週楽しみにしているのは記事に書いた通り。
『寄生獣』をネット検索していて、気になる情報がありました。弓月光のマンガ『エイリアン1/2』が『寄生獣』の元ネタなのではないか、というものです。どんな作品なのか。『寄生獣』の作者が意識していたかどうか、そんなことはわかりませんが、ともあれ興味があります。
 弓月光って、特に大好きというほどでもないけれど、若いころ、楽しく読んでいました。ちょっぴりエッチなラブコメが得意で、SF的なガジェットを盛りこむことも多いマンガ家。そんな印象です。
 どこかで見かけたら買おう。できれば文庫本がいいな。弓月光だったら集英社漫画文庫かな。――などと漠然と思いながら、ブックオフや古本屋に行ったときには留意していたのですが、見当たらず。そうこうしているうちに、どんどんアニメ『寄生獣』にハマッていきます。それに比例して『エイリアン1/2』を読みたい気持ちも膨らみます。
 数日前、ちゃんと出版データを確認。――あら、マーガレット・コミックスで出ていたのですか。文庫にはなってないみたい。少女マンガなんて、文庫以外は完全ノーチェックだったなあ。しかも新書サイズとなると、少年マンガもノーチェック。それじゃ見つかるわけがない。
 そんなこんなで、ブックオフでマーガレット・コミックスの棚を目で追っていましたら――
 あった!
 ありふれた本でしょうけれども、こうしてすぐに見つけられると嬉しいですねえ。しかも、30年以上前の本なのに、ぴかぴかの美本。小口も焼けていません。大喜びで買いました。
◎弓月光『エイリアン1/2』マーガレット・コミックス(83)
「エイリアン1/2」、その続編「エイリアン2×2」、それに単発の短編が2作収録されています。
 さっそく読了。――うん。これは確かに似ていますね。主人公の皮膚に同化したエイリアン(名前はパル)、描かれ方が『寄生獣』のミギーそっくり。両作品の関連性は知りませんけれども、これまた私好みで、楽しく読むことができました。
 で、もう少しネット検索してみましたところ、藤子・F・不二雄の短編「考える足」も『寄生獣』と共通性があると書かれていました。この作品は読んだと思いますが、記憶にありません。いろいろな本に収録されていますけれど、とりあえず手近にあった『藤子・F・不二雄SF短篇集④ ぼくは神様』中公文庫(94)を読みました。あ、なるほど。
 しかしまあ、異生物が人間に寄生する話ってのは昔から数多く書かれていますからね。それをどう料理するかが作家の腕。三者三様、それぞれのテイストに満ちていて、どれも素晴らしいと思います。
 そういえば、よく覚えてないけれど、私も何編か書いたことがあるなあ。たとえば「亀の呪い」とか……(笑)。

 右端の書影は今回の記事とは無関係。あははは、です。

【追記】
 その後、こんなのを作ってみました。ただ画像データを作っただけです。

うるさい宇宙船.jpg

【追記2】11月24日
 本物(笑)と並べてみました。
力二鍋ほか.jpg
 こんなの、楽しすぎます。
 前にも書きましたが――本は買うより作るほうが楽しい。
 困ったものであります。
posted by 高井 信 at 18:04| Comment(3) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月22日

『黒い破壊者』

黒い破壊者.jpg 脳波.jpg 折れた魔剣.jpg
 中村融さんから編著『黒い破壊者 宇宙生命SF傑作選』創元SF文庫(14)を送っていただきました。ありがとうございます。
 収録されている作家は、リチャード・マッケナ、ジェイムズ・H・シュミッツ、ポール・アンダースン、ロバート・F・ヤング、ジャック・ヴァンス、A・E・ヴァン・ヴォークトの6名。――うわあ、たまりません。ことに、あとの4人ですね。ほんと、大好きな作家たちです。
 ロバート・F・ヤングジャック・ヴァンスヴァン・ヴォークトについては、以前に記事にあれこれ書いています。各名前に過去記事へのリンクを貼っておきましたので、よろしければお読みください。
 ブログには書いていませんが、ポール・アンダースンも大好きな作家の1人なのです。最初に読んだのはご多分に漏れず『脳波』ハヤカワSFシリーズ(62)だったと思います。もろに50年代黄金期SF! こんなの大好物!
 ほかにも『タイム・パトロール』ハヤカワSFシリーズ(66)、『魔界の紋章』ハヤカワSFシリーズ(70)など、夢中になって読みました。――などと言いつつ、最も私の記憶に残っているのは『折れた魔剣』ハヤカワ文庫SF(74)だったりしますが(笑)。
 そんな私ですから、本書の目次を眺めているだけで嬉しくなってしまいます。中村さんのお仕事、素晴らしすぎます!
posted by 高井 信 at 23:08| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月20日

ミュージカル『戦国自衛隊』

 いやまあ、どうしてこんなに『戦国自衛隊』が好きなんでしょう。ほら、この記事とか この記事とか……。
 そんなこんなで、また新たな『戦国自衛隊』――ミュージカル『戦国自衛隊』を観ました。Berryz工房10周年記念として今年5月に公演されたものとのことですが、Berryz工房と言われても、???であります(笑)。このあたりのことは特設サイトをご覧ください。簡単なストーリーも紹介されています。
 自衛隊(といっても、たった5人と戦車1台だけですが)が戦国時代にタイムスリップし、好むと好まざるとにかかわらず戦乱の渦に巻きこまれていく……という基本設定は原作と同じですが、ストーリーは完全にオリジナル。前半、うじうじ伊庭曹長にいらいらしますが、戦うと腹をくくってからは、おお、いかにも戦国自衛隊! ミュージカルの舞台ですから戦闘シーンに迫力はありませんけれど、それなりにうまく演出されているのではないでしょうか。最後には意外な結末も待っていて、楽しく観ることができました。
 やっぱり好きですね。>『戦国自衛隊』

 最後に、ミュージカルとは関係ないけれど、角川映画『戦国自衛隊』のテーマを。

 心に響きます。好きだなあ。

【追記】
 そういえば『続戦国自衛隊』の記事で――
>  しかし、となると第2部(大坂の陣)、第3部(島原の乱)が気になります。
 と書きました。
 第2部はすでに入手しています。
◎半村良・原案/田辺節雄『続戦国自衛隊 激突!大坂城(上下)』アリババコミックス(13)
 第3部って、見たことないですねえ。アリババコミックスでは出ていないのかなあ。
戦国自衛隊.jpg
posted by 高井 信 at 17:34| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月19日

『不思議屋/ダイヤモンドのレンズ』ほか

 新刊書店に行ってきました。
◎山尾悠子『増補 夢の遠近法』ちくま文庫(14)
 単行本(国書刊行会/2010年)は持っておりません。懐かしい作品がいっぱいで、思わず購入。
◎オブライエン『不思議屋/ダイヤモンドのレンズ』光文社古典新訳文庫(14)
 このブログでも何度か書いていますが、とにかくオブライエン大好き! 前に出た2冊の短編集――『失われた部屋』サンリオSF文庫(79)も『金剛石のレンズ』創元推理文庫(08)も、発売されてすぐに買いました。前の本で1編以外は読めるわけですが、やっぱり買っちゃいます。いや、全編が重なっていても買っちゃうでしょう(笑)。
 以上、新刊書店では2冊購入。ほとんどは読んだことのある作品だなあ(苦笑)。
夢の遠近法.jpg 不思議屋/ダイヤモンドのレンズ.jpg 失われた部屋.jpg 金剛石のレンズ.jpg
 帰宅途中、足を大きく延ばしてブックオフ1軒、古本屋2軒を覗きました。いずれも久しぶり――たぶん半年ぶりくらいです。
◎みなもと太郎『お楽しみはこれもなのじゃ〈漫画の名セリフ〉』河出文庫(97)
 和田誠の名著『お楽しみはこれからだ』のパロディ。本家は映画の名セリフでしたが、こちらはマンガです。こんな本があるとは知りませんでした。
◎北原保雄編著『問題な日本語 その④』大修館書店(11)
『問題な日本語』シリーズ、愛読しています。4巻目は図書館で借りて読みました(→この記事)。とても面白く、手元に置いておきたいと思っていました。
◎蛇蔵&海野凪子『日本人の知らない日本語3』メディアファクトリー(12)
 このシリーズも好きだなあ(→この記事参照)。
お楽しみはこれもなのじゃ.jpg 問題な日本語その4.jpg 日本人の知らない日本語3.jpg
posted by 高井 信 at 19:53| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画『寄生獣』

寄生獣.jpg 毎週金曜日、アニメ『寄生獣』の最新話が配信されるのを楽しみにしています。(GYAO!にて、現在は第6話まで)
 それはそうと、だいぶ前、『寄生獣』というタイトルの映画を観たことを思い出しました。2000年のスウェーデン・アメリカ映画。
 ジャケットの写真といいストーリー紹介といい、実に面白そうなんですが、はて、面白かったかなあ。
 確かに観た記憶はあります。しかし、ほとんど印象が残っていないんですよね。ジャケットみたいなシーン、あったっけなあ。はて? はて? はて?
 もし万一、気が向いたら再鑑賞します。ほんと、もし万一(笑)。
ストーリー紹介.jpg
posted by 高井 信 at 10:56| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月17日

映画『サプライズ』


 映画『サプライズ』を観ました。いやあ、愉快痛快!
 サバイバルねえちゃん、強い! そして、ラスト10分ほどに待っていた怒濤の急展開! 逆転逆転、また逆転! うわあ、こんなのありか~。
 面白かったです。
posted by 高井 信 at 22:28| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月16日

『25の小さなおはなし』ほか

 近所のブックオフを散歩してきました。もちろん、3日前に行った店とは別の店です。今月初。
◎藤子・F・不二雄『ドラえもん[パパ・ママ編]』小学館コロコロ文庫(05)
 コロコロ文庫の『ドラえもん』短編集、これで揃ったと思うんですが……。最後の1冊、意外に時間がかかってしまいました。(この記事参照)。
◎後路好章編『25の小さなおはなし』角川つばさ文庫(12)
 知らない本です。こんなタイトルを見たら、買うしかありません。
ドラえもん[パパ・ママ編].jpg 25の小さなおはなし.jpg
posted by 高井 信 at 15:38| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月15日

豆本『女か虎か』

 そもそも、私が本を手作りしようと思ったのは、豆本を作りたかったからです。昨年8月、とりあえず作ってみようと手探り状態で作ったのが『女か虎か』です。
 袋とじなら簡単ですが、やはり両面印刷にしたい。しかし当時は冊子印刷なんて機能があることも知らなかったため、なかなか裏表が揃いません。少しずつ書式を変えては、何度も何度も試し刷り。いやあ、苦労しましたねえ。面倒臭かったですねえ。ついでに書いておくと、ノンブルも打てませんでした。ペイント機能の使い方もほとんど知りませんでした。
 その後、徐々にスキルアップしていきます。このあたりの進歩状況は この記事に詳しいですから、よければ読んでみてください。
 あれから1年あまりが経過。あれこれ作っているうちに、私の手作り本スキルは飛躍的に向上しました。←自画自賛(笑)。んで、最近のトレンドは「もどき本」です。>こんなの
 ふと、実験的に作ってみた『女か虎か』が気になりました。――これ、ちゃんとしたものを作ろう。もどきの装幀がいいな。豆本+もどき。うん、最強!
 というわけで、ちゃかちゃかと製作。こんなものができました。われながら、すごい手際だなあ(苦笑)。
女か虎か.jpg
 いちおう、ネオ・ベムSSシリーズの最新刊です。ネオ・ベムSSシリーズの既刊『うるさい宇宙船』と並べると、こんな感じ(右の画像)になります。見事に豆本ですな(嬉)。

 これまで私が作った豆本を並べておきます。
 言わずもがなですが、右下の『きつねこあり』は私の作ったものではありません。拙ブログをお読みの方の多くがお持ちだろうと、サイズ比較のために。
豆本.jpg
 30数年前、小説は読むより書くほうが楽しいと思いました。で、いま、本は買うより作るほうが楽しいと思っています。――って、ほんとか(笑)。

【追記】
 そのへんにある豆本くんたちと並べてみました。
豆本2.jpg
posted by 高井 信 at 12:24| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月13日

映画『チェンジリング』

 ふだん、たいてい週に1~2回は近所のブックオフ(複数軒あり)を(ランダムに選んで)散歩しているのですが、はたと気づけば、ずいぶんご無沙汰しています。今月は一度も足を運んでいないような……。
モンテ・クリスト1.jpg ということで、ちょっと外出。ブックオフを散歩してきました。購入したのは1冊。
◎熊谷カズヒロ『モンテ・クリスト1』ヤングジャンプ・コミックスGJ(13)
 全然知らないマンガ家、作品ですが、『モンテ・クリスト』なんてタイトルをつけられては、スルーすることはできません(笑)。
 目次を見ると、「第4話 地図に無い村」「第5話 高い城の男」――否応なくディックを想起しちゃうのですが……。

 さて、本題です。
 映画『チェンジリング』を観ました。1979年のカナダ映画。
 今年の春、 『アザーズ』を観て以来、私のなかで幽霊屋敷映画がプチ・ブームになっていました。ホラー映画マニアのSさん(古い映画ソフトも数多く所有。ちょくちょく貸してもらっています)にそんな話をして、「お勧めの幽霊屋敷もの、あります?」と問うたところ、すぐに『チェンジリング』と返ってきたのです。
「あ、知らない。ソフト、持ってます?」「いや、持ってない」「わー、残念」
 帰宅して調べたら、DVD化はされていない様子。Sさんに頼れないとなると、観るのは難しそう。――と思っていたのですが、あれから半年。DVDが発売され、今月にはレンタルも開始。さっそく借りてきた次第です。

 おお、これはいいですねえ。
 こけおどしの特撮、グロやスプラッタに頼らない――映像と音響、演出だけで恐怖(というか、ぞくぞくする感覚)をあおってくれます。私はグロもスプラッタも好きですが、こういうのも好きなんですよねえ。
 オカルト映画(そう、これはホラー映画ではなくてオカルト映画です)の楽しさを満喫しました。
 Sさん、ありがとうございました。
posted by 高井 信 at 15:37| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月12日

「Hard SF Laboratory」137号

公報137.jpg ハードSF研究所の公報「Hard SF Laboratory」137号が届きました。石原藤夫さん、いつもありがとうございます。
 今回もまた、ずっしりと重たい166ページ! 毎度のことながら、石原さんのバイタリティには敬服します。
 さっき手にしたばかりで、まだざっと眺めただけなのですが――
1)石原さんが私の手作り本を2冊、大きく紹介してくれました。『ジンテン1』『ある星の下で』です。また、このブログにも触れていただき、感謝感謝!
2)森田裕さんの連載、いつも楽しみにしています。今回はなんと、書棚に手作り本(実際には存在しない本)を紛れ込ませ、間違い探しを……という趣向もあります。つい最近、どっかで見たような……(笑)。ただし森田さんの間違い探しは私とはレベルが違います。大学生と幼稚園児くらいの差があるでしょうか。ほんと、「こんなの、わかるか~」と叫びたくなるような難問です。(言うまでもありませんが、洋書です)
 森田さんがそんな本を作ろうと思ったきっかけも書かれています。
>理由はともあれ、ないものはないのだ、と思いつつも割り切れない気持ちをずっと抱いてきたところ、ある人(Tさん、あなたです)から伝染した製本熱で、それなら作ってしまえ、となった次第。重複していたペーパーバックをばらしてハードカバー製本し、それらしいジャケットを作って完成。
 誰だか知りませんが、このTという人物、ろくでもないやつに違いありません(笑)。

 そんなこんなで、いやあ、実に楽しい。
posted by 高井 信 at 16:06| Comment(5) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月11日

映画『ウィラード』リメイク版


 映画『ウィラード』を観ました。1971年のオリジナルではなく、2003年のリメイクです。
 オリジナルを観たのは遙か昔、1976年7月14日です(もちろんテレビの洋画劇場で。ちなみに、翌週21日は続編『ベン』を放送)。どうしてこんなに明確にわかるかというと、昔のメモが出てきた(→この記事)からでして。とはいえ、この日が最初であると断定はできないのですが。
 ふとしたきっかけ(→この記事)で気になり始め、ぜひオリジナルを観たいと思っていたのですけれど、それは難しそう。で、とりあえずリメイク版で渇を癒やそうかと思った次第。
 オリジナルに関しては、面白かった印象が残っているだけで、細かいことは覚えていませんから、リメイク版と内容の比較はできません。観終わって――
 いやあ、渇を癒やすために観るなんて、この映画に失礼でした。期待以上に面白かったです。
 この調子で『ベン』もリメイクしてくれないものでしょうか。
 と同時に、ますますオリジナル版『ウィラード』を観たくなってきました。まあ、いずれはDVD化されるでしょうから、そのときを楽しみに。
posted by 高井 信 at 22:55| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月10日

『ハリスの旋風』

 昨日からの流れで、ちばてつや『ハリスの旋風』を読み始めました。以前に読んだのは……いつだったか忘れたくらい昔です。これも好きでしたねえ。
 ふと、小学生のころにアニメを楽しく観ていたことを思い出しました。ネット検索してみますと――

 おお! これです、これです。主題歌、しっかり覚えています。懐かしいなあ。でも、カラーだったイメージがあって……。
 さらに検索しますと――

 なるほど、リメイク版がカラーなのか。こちらの主題歌も(印象は上の歌よりも薄いですけれど)覚えています。
 で、いつの放送だったのか調べてみました(以下、ウィキペディアのデータ)。
『ハリスの旋風』1966年5月5日~1967年8月31日(全70回):小4~小5。
『国松さまのお通りだい』1971年10月6日~1972年9月25日(全46話):中2~中3。
 私の記憶に強く残っているのは間違いなく『ハリスの旋風』のほうです。このころは家にカラーテレビはなかったので、もしカラー放送だったとしても、白黒でしか観ていないはず。カラーだったような気がするのは、おそらく中学生のときに観たリメイク版の記憶が入り混じっているためでしょう。(リメイク版はたまにしか観なかったような気がします。中学時代、あんまりテレビを観ていないんですよね。そんな時間があれば本を読んでいました)
 う~~~~ん。ちばてつや、いいなあ。
posted by 高井 信 at 10:12| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月09日

『ちばてつや漫画館』

 2年前に火がつきかけ、いったんは沈静化したものの今年の9月ごろに再燃した(私のなかの)ちばてつやブーム、ついには『ちばてつや漫画館』メディアファクトリー(97)なんて本を買ってしまいました。作品リストに加え、描き下ろし作品、単行本未収録作品など、多数収録。
 さっそく読み始めています。いやあ、これは楽しい本ですねえ。
 作品リストを眺めていますと、まだ読んだことのない作品がどっさり。むか~しに読んだきりで再読したい作品もどっさり。特に読みたいのは1970年以前の作品です。なかでも『ユカをよぶ海』(1959~60)や『島っ子』(1964~65)、読みたいなあ。
 うちにある本を発表順に並べてみました。
ちばてつや漫画館.jpg『ちかいの魔球』1961~62
『1・2・3と4・5・ロク』1962
『ユキの太陽』1963
『紫電改のタカ』1963~65
『少年ジャイアンツ』1964~66
(「走れジョー」1964/『少年ジャイアンツ②』に併録)
『アリンコの歌』1965~66
『ハリスの旋風』1965~67
『みそっかす』1966~67
『餓鬼』1970
(「モサ」1969~70/『餓鬼②』に併録)
ちばてつや.jpg
posted by 高井 信 at 18:23| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『和田宜久短編集』など

 和田宜久さん、西秋生さん、深田亨さんと飲む機会がありました。
 拙ブログを愛読していただいている方々には説明する必要はないでしょう。
 お三方とも眉村卓さんのラジオ番組『チャチャ・ヤング』ショートショート・コーナーの常連で、眉村卓編『チャチャ・ヤング=ショート・ショート』講談社(72)、MBS発行の冊子「チャチャ・ヤング=ショート・ショート」2冊(71)にも作品が収録されています。
 和田さんや西さんは筒井康隆さん主宰の同人誌「ネオ・ヌル」でも高評価を得ていました。西さん、深田さんは星新一ショートショート・コンテストの入選者。皆さん、そのほかでも、あちこちで入選されています。たとえばフェリシモ文学賞とか。
 このメンバーで飲むなんて、ちょっとすごいことではないかと思います(嬉)。

 西さんとはずいぶん前からのお付き合いです(→この記事)。深田さんとは1年ほど前に面識を得て、以来お付き合いが続いています。和田さんは、ブログであれこれ遣り取りはありました(→この記事など)し、メール交換する仲ではありますけれど、実は今回が初対面。私の連載「小学生のためのショートショート講座」(→この記事)にイラストを描いてくれている(海野久実名義)こともあり、ぜひお目にかかりたいと思っていました。念願叶って、とても嬉しいです。(ちなみに、私以外の3人はすでに面識あり、一緒に飲んだこともあるとのこと)
 お会いする前に「和田さんのマンガ、読みたいです。何か余分があれば」とお願いしておいたら、古~い同人誌をどっさりと持ってきてくれました。
『夜は不思議な夢のはじまり 和田宜久短編集 上』MOB企画海賊出版(77)*解説・竹本健治!
『夜は不思議な夢のはじまり 和田宜久短編集 下』MOB企画海賊出版(77)
『和田宜久初期作品傑作選』MOB企画海賊出版部(77)*上の2冊の別巻。
 以上3冊は和田さんの個人作品集です。ほとんどはマンガですが、ショートショートやエッセイ、詩も少々。
 まずは『和田宜久初期作品傑作選』を読みました。絵はうまいし、ストーリーは面白いし、ほんと、素晴らしいと思います。『夜は不思議な夢のはじまり』は途中まで。執筆年代によるのかもしれませんが、いろいろな絵柄を描き分けていて、そういった面でも楽しめます。
和田宜久短編集・上.jpg 和田宜久短編集・下.jpg 和田宜久初期作品傑作選.jpg
「楽書館」№2(80)
 同好の仲間と作っていたマンガ同人誌。和田さんの隣には、おお、やまだ紫!
 和田さんの関わっていた同人誌といえば、以前、大熊宏俊さんに「緑葬館」創刊号(75)をいただきました。これは活字の同人誌です。タイプオフ印刷で、当時としては破格の豪華さ。執筆メンバーのなかには和田さん以外に竹本健治の名前も……。あ、そうそう。巻頭にはヌード・グラビア(笑)。
 もう1冊、ショートショート集『ショート・ショート20プラス1』(76)は前に和田さんからお送りいただきました(→この記事)。
楽書館2.jpg 緑葬館.jpg ショート・ショート20+1.jpg
 いやあ、想像以上に和田さんはすごい人でした。ほんと、楽しかったです。ありがとうございました。あ。もちろん西さん、深田さんも。今回、添え物扱いで申しわけありません。
 今後ともよろしくお願いいたします。>皆さん
posted by 高井 信 at 12:38| Comment(9) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする