2013年12月04日

『この本読んだ? おぼえてる? 2』

 本日、近所のブックオフにて。
◎あかぎかんこ『この本読んだ? おぼえてる? 2 教科書で習ったお話編』フェリシモ出版(01)
この本読んだ?おぼえてる?2.jpg 子どものころに教科書で読んで、なぜか忘れられない話。しかし、作品名も作者も思い出せない……。
 そんな作品を“こどもの本の探偵”あかぎかんこが探し出します。
 私がこの本を手に取ったのは、もしや? と思ったからです。
 目次を見ますと――おお、ありましたありました。80ページ「珍しいSF作品」として、星新一「おみやげ」、小松左京「宇宙人の宿題」(なぜか漢字)が採り上げられています。
 実際の掲載ページの画像もあり――ほお、こういう誌面構成ですか。
 もちろん作品自体は文庫本などで容易に読めるわけですが、教科書を目にする機会は極めて少ないですから、なんだか嬉しいですね。イラストも見られますし。
おみやげ.jpg 宇宙人の宿題.jpg
 それはいいのですが、「珍しいSF作品」の冒頭に――
>教科書にSFが載ることは滅多にないと思いますが、それはおそらくSFというジャンルに
>短編が少ない、それと多分に批判精神を持っている……からじゃないのかな、と私は
>思っています。
 SFに短編が少ない? ほんと?
 まあ、このとき以来、あかぎかんこ(赤木かん子)の書くことには眉唾なのですが。

 手塚治虫のエッセイ「アニメーションとわたし」(この記事参照)も採り上げられています。へえ、これは書き下ろしだったのですか。
posted by 高井 信 at 21:42| Comment(6) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする