各編に詳細な訳注と解説が添えられ、あとがき(編者)は全体を俯瞰した解説になっています。こういう丁寧な造りのアンソロジーを見ると、嬉しくなります。
この本の発行は、お馴染み・北原尚彦さんに教えていただきました。――「こんなん出てますよ。高井さん、好きでしょう」と。
はいはい、大好物です。
一般書店で目にする機会はなさそうで、教えてもらわなければ存在を知ることすらなかったでしょう。北原さん、毎度ありがとうございます。
発行部数はさほど多くはないと思われます。興味のある方はお早めに。
あ、書影ではわからないかもしれませんが、文庫本です。ちくま文庫のヴィクトリア朝アンソロジー2冊を隣に並べておきましょう。
◎風間賢二編『ヴィクトリア朝妖精物語』ちくま文庫(90)
◎風間賢二編『ヴィクトリア朝空想科学小説』ちくま文庫(94)



以下、この記事とは無関係に――
今夜は昨日に引き続き、海外TVドラマを観ようと思っています。『新ヒッチハイカー(全3巻)』――昨日の『クロニクル 倒錯科学研究所』と同じく、買っただけで放置してあったビデオです。
幸いなことに、全3巻「VOL.1 戦慄の街」「VOL.2 官能の街」「VOL.3 背徳の街」(各4話収録)が揃っています。こちらも私好みだと嬉しいのですが、ジャケットの惹句を読むと、私の嗜好とは少し違うような……。


