2013年04月18日

海外異色作家短篇シリーズ

 扶桑社ミステリーで《海外異色作家短篇シリーズ》なるシリーズがスタートするとのこと。いやあ、めでたいめでたい。嬉しい嬉しい。
 第1弾はジョン・コリア『予期せぬ結末1 ミッドナイト・ブルー』。5月2日発売予定。
 期待大なのですが、ここに――
>•『炎のなかの絵』『ナツメグの味』とほぼカブリなし。
 とあって、はて?
 ジョン・コリアの邦訳短編集は、この2冊以外に、『ジョン・コリア奇談集(全2冊)』(サンリオSF文庫)、その再編集版『ザ・ベスト・オブ・ジョン・コリア』(ちくま文庫)があります。これらとは重複が多いということなのかなあ。気になりますが……。
 いやまあ、もうすぐ出るんですから、それを楽しみに待つことにしましょう。
 なお、第2弾として、チャールズ・ボーモント『予期せぬ結末2 トロイメライ』が予定されているとのこと。これも楽しみ!

 以下、余談ながら――
 扶桑社ミステリーでは、E・W・ハイネ『まさかの結末』(06)、『まさかの顚末』(08)なんてショートショート集も出ています。こういうタイトルが好きなのかしら。
まさかの結末.jpg まさかの顚末.jpg

【追記】
 ふと思いました。
「予期せぬ~」といえば――
◎橫田順彌『予期せぬ方程式』双葉ノベルス(81)/双葉ポケット文庫(84)
 ハチャハチャSFが中心ですが、ヒロイック・ファンタジー「黄金の天馬」、押川春浪もの「大正三年十一月十六日」、それに翻案2編――平賀源内・原作「風流志道軒伝」、巌垣月洲・原作「西征快心篇」も収録されています。ヴァラエティに富んだというか、節操がないというか……(笑)。
予期せぬ方程式.jpg 予期せぬ方程式(文庫).jpg
posted by 高井 信 at 14:52| Comment(3) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする