大伴昌司の本を眺めていて、小学生のころに読んでいた(小説以外の)本に想いを馳せました。そのころに買った本(正確に言えば、買ってもらった本)の多くは、人にあげちゃったり捨てちゃったり……で、すでに手元にありませんが、少しは残っていて、そのなかには以下のような本もあります。
中岡俊哉『世界の怪事件』秋田書店・少年少女世界ノンフィクション全集⑤(65)
中岡俊哉『世界の魔術・妖術』秋田書店・世界怪奇スリラー全集①(68)
山内重昭『世界のモンスター』秋田書店・世界怪奇スリラー全集②(68)
中岡俊哉『世界のウルトラ怪事件』秋田書店・世界怪奇スリラー全集③(68)




まるっきり覚えていませんが、中岡俊哉がお気に入りだったようです。「少年少女世界ノンフィクション全集」も「世界怪奇スリラー全集」も全6巻ですが、うちにあるのはこの4冊だけです。子どものことゆえ、揃えようなんて意識はなかったのでしょう。
「少年少女世界ノンフィクション全集」の第6巻は中岡俊哉『S・Fスリラー』です。SFに目覚める(というか、SFという言葉を知る)前に読んでいた本ですから、当時は完全スルーだったのでしょうが、いまは気になります。――どんな内容なんだろ?
幸いなことに、「世界怪奇スリラー全集」の巻末に「少年少女世界ノンフィクション全集」の内容紹介がありました。
>6 S・Fスリラー
>地球をおそう宇宙人や怪円盤!! S・F小説よりも迫力
>のあるこの読み物は現実に地球上におきた実話なのだ!!
あはは。SF(小説)ではないのですか。「SF」とつければ本が売れた時代でもなかったでしょうし、どうしてこんなタイトルをつけたのか、不思議です。