岡田さん追悼ファンジンの件です。(説明も過去記事へのリンクも省略)
5月か~、もうすぐ岡田さんの一周忌だなあ~、なんて想いを巡らせていて――
そろそろ、ちゃんとした追悼ファンジンを作らなきゃ。
と一念発起し、もそもそとテキスト入力作業を開始したのですが、以前から悩んでいることがありまして……。それは、イラストや書影の扱いです。
これまでに作った2冊――『正也君
再び近鉄特急に乗る』や『愛しのベムは今何処』は小説やエッセイだけでしたが、追悼ファンジンのメインとなるのは論考です。要するに、ベムやパルプ雑誌に関する研究や紹介ですね。
特にベム関連の原稿では、青焼きコピーに描かれたイラストが多用されています。で、パルプ雑誌関連では、表紙の写真が誌面に大量に貼付されています。こういったものも再現しないと面白くありません。うちのプリンタで印刷する分には問題ないのですが、印刷所に発注するとなると……。
網掛けしないと駄目だろうなあ。でも網掛けの方法なんて、知らんなあ。
悩んだ結果、イラストや書影を割愛しても楽しめる原稿のみを採録することにしました。それでも結構な量があります。
せこせことテキスト入力作業を続け、ようやく終了。打ち出して、校正・校閲作業にはいろうかと思ったのですが、そのとき、ふと――
せっかくだから冊子を作って、それを校正しようか。
なんて思いついてしまいました。ちゃちゃっとレイアウトして、印刷&製本。

題して、『大空の秘境』。
校正はしていないので誤字脱字や誤変換は多いでしょうけれど、見た目は前の2冊と同じような冊子ができあがりました。こんな作業、好きですねえ。ははははは。
で、さらに思ったのが――
今回、1人で校正・校閲するのは自信がないなあ。英語に堪能で古典SFに造詣の深い人にもチェックしてもらいたいな。
つらつら考え、山本孝一さんと北原尚彦さんにお願いすることにしました。この方々なら適格ですし、それに何より、喜んで協力してくれるに違いありません。
ということで、『大空の秘境』(要するにゲラですが)を新たに2冊製作しました。ご意向も聞かず、勝手に送りつけてしまいますが、よろしくお願いいたします。
追悼ファンジンには、『愛しのベムは今何処』に収録したエッセイ(後半の4編)も再録しようと考えています。よろしければ、そちらのチェックもお願いします。
と、この記事を書きながら『大空の秘境
(ゲラ)』をちらちら。
あ。さっそく誤字を発見しちゃいました(笑)。しかし、読みごたえは抜群です。うん、面白い!
まあ、何はともあれ……。
がんがん遅れちゃっていましたが、来月には発行できそうです。>岡田さん追悼ファンジン