かなり以前から具合がよくないという話は聞いてましたので、大きな驚きはありませんが、それでもやはりショックです。
この記事にも書きましたが、「『日本沈没』のベストセラーによって、日本におけるSFの認知度がぐんと高まったのではないか」と私は思っています。それくらい、日本SF界にとって巨大な存在でした。
ご冥福をお祈り申し上げます。
さて。
このブログらしく、書影でお別れすることにします。
処女短編集『地には平和を』の書影はこの記事にアップ済みです。何にしようか考えた末、処女長編『日本アパッチ族』カッパ・ノベルス(64)に決めました。この長編も大好きでしたねえ。
うちにはカッパ・ノベルス版が3冊あります。左から――
『奇想風刺小説 日本アパッチ族』昭和39年3月5日 初版発行〔明泉堂製本〕
『SF長編小説 日本アパッチ族』昭和39年3月5日 初版発行〔岩淵製本〕
『SF長編小説 日本アパッチ族』昭和39年3月5日 初版発行/昭和39年4月25日 12版発行〔関川製本〕*この本のみ帯付です。



それにしても……。
「小松左京展」のレポートを書くのをサボっているうちに、このようなことになってしまうとは……。