2011年07月18日

『キションのユーモア』

 インターネットでの買い物は便利なのですが、現物を手に取って見られないという難点があります。
 先日、ネットで調べものをしていて――
 え? 『キションのユーモア』(東洋出版)? こんな本、知らないぞ。
 エフライム・キションはショートショートの書き手として要チェックの1人です。
 どんな内容なのか、ネットで調べてみましたが、何の情報もありません。国会図書館の検索ですらヒットしないのです。
 う~~~ん。気になるなあ。安い本だし、買っちゃお。
キションのユーモア.jpg と新刊を注文。
 届いた本を見て、「うぎゃ」と私は声を上げました。薄さ(50ページ弱)と内容に。――本文が日本語ではなくて、ドイツ語なんですよ。で、いくつかの単語には日本語の注釈が付いている……。
 要するに、語学学習の副読本なんですね。
 私はショートショート集のコレクターですが、こういうのは収集の範囲外です。わざわざネット注文して買うような本ではなかったなあ……。
 失敗ですけれど、買わなければ悶々状態が続く――現在も続いているわけで、まあ、仕方ないですね。

『キションのユーモア』東洋出版(1988年9月10日/3版発行)
 尾川浩・編注。初版発行日は不明ですが、まえがき(編者)の末尾に「1986年春」と添えられていますから、1986年の発行と思われます。
posted by 高井 信 at 14:56| Comment(3) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする