2009年11月25日

『東宝特撮総進撃』

東宝特撮総進撃.JPG 先週、『別冊映画秘宝 東宝特撮総進撃』洋泉社(09)を買いました。気が向くと適当なページを開き、楽しんでいます。読むというよりも眺めるという感じですね。
 日本の古い特撮映画、好きです。本書で紹介している映画も、昭和のものは(戦争映画を除いて)ほとんど観ています。
 本書で紹介されている順に、特に好きな映画を挙げると――
フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』『マタンゴ』『ゴジラ』『ゴジラの逆襲』『モスラ対ゴジラ』『空の大怪獣ラドン』『日本沈没』『美女と液体人間』『電送人間』『ガス人間第1号』『モスラ』『海底軍艦』『エスパイ』『HOUSE』といったところ。
 最初に劇場で観たのは『モスラ』のような気がしますが、巻末資料を見ますと、封切りは1961年7月30日。う~~ん、私が4歳になった3日後ですか。このころの記憶が残っているというのは考えにくいので、私の勘違いか、あるいは再上映があって、それを観たのかも。
『マタンゴ』『美女と液体人間』『電送人間』『ガス人間第1号』といったあたりは、高校生くらいのとき、テレビで観ました。小学生のころは怪獣大好きでしたが、高校生のころには卒業していまして、こういう変身人間もののほうを好むようになっていました。2年ほど前、これらをまとめて再鑑賞しましたが、やはり面白かったです。特に『マタンゴ』はすごすぎます。
ハウス.JPG 最後の2本、『エスパイ』と『HOUSE』はちょっと毛色が違いますね。『エスパイ』は原作も映画も大好き。『HOUSE』はこの本を読むまで、東宝映画であることをすっかり忘れていました。これ、実に楽しい映画でした。先般亡くなられた南田洋子がいい味を出していたことを思い出します。(書影は佐藤肇によるノベライズ『ハウス』三笠書房(77)です。こんな本も買っちゃったんですね)
 とまあ、いろいろと思いを巡らしつつ楽しんでいます。

 さて。
 映画『日本沈没』のスチールを眺めていて、思い出したことがあります。原作は、当時の日本人の誰もが読んでいた(というと大袈裟ですが)大ベストセラー小説です。当然、私も読みましたし、劇場へも足を運びました。
 というわけで――って、どういうわけか知りませんが、そのころ(高校1年のとき)に書いたショートショート「世界大沈没」を掲載しようと思い立ちました(1973年12月14日脱稿)。言うまでもなく、本人は『日本沈没』のパロディのつもりで書いたのですが、いま読み返してみると、全くパロディになっていませんね(苦笑)。
 前回の記事に掲載したショートショート「陰毛宇宙」と同じく、一字一句、当時のままです。続きを読む
posted by 高井 信 at 11:42| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする